酢橙橙とみかんの違いは?橙ポン酢で知られる果物の食べ方は?

みかんとよく似ている柑橘類の種類で「酢橙」があります。酢橙を食べられことはあるでしょうか?今回は、その酢橙とはどんな果物なのか?徹底的に解説していきます。先に記事内容の一覧を見ていきましょう。

  • 酢橙とはどんな果物なのか?
  • みかんと酢橙はどう違うのか?
  • 酢橙からポン酢が作れる?どうやって作ればいいのか?

こういった内容で、酢橙について超詳しく解説していきます。この記事を読んで頂くだけで、酢橙とみかんの違いが完璧に理解できるでしょう。早速見ていきましょう。

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酢橙とは?

酢橙とは「ヒマラヤ地方原産の柑橘類」です。ヨーロッパでも古くから親しまれていて、サワーオレンジとも呼ばれる果物となっています。

酢橙の特徴

酢橙の特徴としては、1つの樹に1年前、2年前の実も一緒になるということです。通常みかんなどの柑橘類は、冬になって一度収穫をすると、翌年まで実はありません。しかし、酢橙はそのまま越冬し、春になると再び緑色に変色します。そして、その年の果実と同じように実を残し続けるのです。

そのことから「酢代々」とも呼ばれ、「代々栄える」という意味を込めて、お正月のしめ飾りなどに使われています。色は熟れるとオレンジ色になり、みかんよりも若干薄い色をしています。皮は分厚いので包丁などで剥かなければ食べられないでしょう。

食べ頃

酢橙が美味しく食べられるようになるのは、11月から2月ごろです。殆どみかんとシーズンは変わりませんが、若干シーズンの終わりが早い感じになっています。

食べ方

酢橙はかなり硬い柑橘類なので、ナイフや包丁で皮を剥かなければいけません。もしくは、果実を真っ二つに切り、グレープフルーツのように砂糖をかけながら食べると美味しく食べられるでしょう。とはいえ、かなり食べづらい果物なので、多くの場合は果汁だけを絞り出して他の食材と混ぜて使う事が多いです。

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みかんとの違いは?

酢橙とみかんは、見た目がかなり似ていますが、違うところが非常に多いです。どんなところが違うのか?を歴史的な背景も交え、ご紹介していきます。

橙の歴史

酢橙は前述した通り「インドのヒマラヤ地方」原産の果物です。春になると再び緑色に変色することから、回青橙(かいせいとう)とも呼ばれています。インドを始めヨーロッパ、アメリカなどでも栽培されていて、サワーオレンジと呼ばれている特徴があります。非常に酸味の強い柑橘系です。

蜜柑の歴史

みかんは日本原産の柑橘類です。厳密には「温州みかん」と呼ばれる品種が日本で栽培されているみかんですが、温州とは「中国の都市の名前」です。日本の品種なのに、中国の都市の名前が付いていることに若干の違和感はありますが、日本の鹿児島が原産という説が最も強いです。

みかんは酢橙とは異なり、手で皮を剥くことが出来、薄皮も厚くないため一緒に食べることが可能です。非常に甘みが強い柑橘類の果物なので、果実のまま食べるのが一般的でしょう。世界的にも「みかん」という言葉で通じるほどにメジャーな果物とされていて、日本では冬場に好んで食べられています。

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酢橙でポン酢が作れる!

酢橙は果実のまま食べるよりも、果汁を絞って料理に使った方がおいしい食材です。そんな酢橙で簡単にポン酢が作れちゃうので、作り方をご紹介しておきます。

材料

まず、必要な材料はこちらです。

  • 醤油大さじ3
  • お酢大さじ1
  • 酢橙のしぼり汁1個分

酢橙のしぼり汁ですが、柔らかい果実であれば手絞りで絞ってもOK。手絞りの場合は、ボウルにタネなどが入ってしまう可能性があるので、あとでスプーンで取り除きましょう。もっと簡単なのは、レモン絞り器などで搾り取る方法。真っ二つに切った酢橙を乗せて搾り取ります。

強めに絞った方が沢山の果汁が出ますが、苦み成分も一緒に増えてしまうため、その辺りはお好みでコントロールしましょう。絞り切った後は、果肉やタネが入らないように別の器に果汁の実をよけておけば完成です。

混ぜるだけ!

絞り切った果汁と、醤油とお酢を混ぜ合わせれば、お手軽ポン酢の完成です。お鍋のつけダレとして使ってもいいですし、餃子やシュウマイのつけダレとして使ってもよく合います。スーパーで市販されているポン酢よりも、香りが非常に高いので、こだわりの自家製ポン酢として使いやすさは抜群でしょう。

酢橙を常備しておき、料理をするたびにポン酢を作ると、いつでもフレッシュで美味しいポン酢を活用することが出来ます。ちなみに、酢橙の果汁は炭酸水と焼酎に絞り入れて、オレンジサワーにしてもOK。さっぱりした酢橙の香りが残るので、市販されているチューハイよりもおいしく頂くことが出来るはずです。

お酒が好きな方は是非ともお試しください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は酢橙とみかんはどう違うのか?ということを中心に酢橙の魅力について、詳しく解説してきました。最後に記事内容をまとめておきます。

この記事をまとめると

  • 酢橙とはヒマラヤ地方原産の柑橘類で、サワーオレンジとも呼ばれている
  • 酢橙はみかんよりも酸味が強く、生であまり食べることはない
  • 酢橙はちょっと絞っただけで、簡単にポン酢の材料になる

こんな内容でした。早速あなたも酢橙をゲットして、美味しいポン酢を作ってみてはいかがでしょうか?

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