ココアは冬の時期に飲みたくなる飲み物の一つですが、アレルギーを起こす可能性があることを知っていますか?その原因や症状、子供に与える時の注意点について着目しました。今回は、
- ココアでアレルギーになる?
- アレルギーの原因は何?
- 赤ちゃんはいつから飲める?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ココアでアレルギーになるって本当?
ココアは寒い時期になると飲みたくなる飲み物ですが、実はココアを飲んでアレルギー症状を起こすことがあります。ココアはカカオ豆を原料としていますが、カカオ豆に含まれる『チラミン』や『ニッケル』という成分やがアレルギーの原因となります。これらの成分が起因となり、様々なアレルギー症状を起こすことがあります。
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ココアによるアレルギー症状
ココアを飲んでアレルギー反応を起こした場合、このような症状が出る可能性があります。
- 蕁麻疹
- 口の痒み
- 胃痛・腹痛
- 喉のイガイガ
- 下痢
- 咳き込み
蕁麻疹
1つ目は、蕁麻疹やまぶたの腫れです。普段はなんともなくても、ある時なにかに反応してじんましんが出る経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。蕁麻疹は食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。
皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。このむくみはまぶたにできやすく、片目のまぶただけ腫れることもあります。
ちなみに、皮膚反応はその対象である食品を摂取してから最短で1時間で症状が現れると言われています。また遅くとも4時間以内に症状が体に現れるようです。
腹痛
カカオとの相性が悪いために消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症して結果下痢となりことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。
唇・口内の腫れ
唇や口腔内の腫れが起こることがあります。食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。
このような症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、特定の食べ物を食べた時のほかに、花粉と反応して起こる場合もあります。花粉症を持っている人はなりやすい傾向があります。
症状は早いと食べてすぐに現れるので、食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。
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のどの違和感
また、のどの違和感も“口腔内アレルギー症候群”の症状の一つで、喉がヒリヒリと痛くなったり、なにか詰まっているような違和感を感じることがあります。
のどの奥にとどまらず、耳にもかゆみや痛みなどの違和感を感じることもあります。アレルギー症状でのどに違和感が起きるというのはあまり知られていないので、最初は風邪と勘違いする方も多いようです。
しかし早い時は15分ほどで症状が出てくるようなので、食事中に急にのどに違和感を感じることがあったら何を食べたのか確認するようにしてみてください。
咳込み・喘息の症状
そして、咳き込みや喘息症状もあります。咳が出たり、ゼーゼーした呼吸になり喘息状態に陥ります。また、この気管支系症状だけではなく、同時に体全体が赤くなるという皮膚の異常が合わさって出ることもあるようです。
一番多く発症する症状として、蕁麻疹を挙げましたが、その次に多いのがこの気管支系の異常です。アレルギー反応を起こす方の20〜30%が咳や喘息の症状を発症しています。
ココアは何歳から飲める?
ココアを子供に与えられるのは、“離乳食期を終えた1歳から”とされています。離乳食が始まるのは生後5〜6ヶ月で、離乳初期初期→中期(生後7〜8ヶ月)→後期(生後9〜11ヶ月)を経て、普通食が食べられるようになります。
ココアを飲み物として与えても良いのは、これらの離乳食期を終えた赤ちゃんです。赤ちゃんは生まれてすぐに飲むミルクから『フォローアップミルク』というミルクを飲むようになりますが、フォローアップミルクを飲むようになったら、“ココアを混ぜて与えても良い”と言われています。この時期は、生後9ヶ月頃です。
月齢の小さな赤ちゃんには、ココアが刺激となって下痢や腹痛の原因となることもあるので与えないようにしましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- ココアの原料であるカカオ豆によってアレルギーを起こすことがある
- 子供に与えても良いのは離乳食期を終えた1歳以上!
- アレルギー症状には、蕁麻疹・腹痛・痒みなどがある
ココアにはアレルギーの原因となる成分が含まれているため、飲むと様々なアレルギー症状を起こす可能性があります。特に子供は食べ物の影響を受けやすいので、与える量や時期には注意しましょう。
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