カレーライスでアレルギーに!原因成分・症状|赤ちゃんはいつから?

“カレーでアレルギーになる”と聞いたことはありますか?体に害のなさそうな料理ですが、体質によってはカレーを食べてアレルギー症状を起こすことがあります。そこで今回は、

  • カレーでアレルギーになる?
  • アレルギー症状には何がある?
  • 子供には何歳から与えてもいい?

これらのテーマについて紹介いたします。

スポンサードリンク

カレーを食べてアレルギーになる?

カレーは万人受けする料理の一つですが、実はカレーを食べてアレルギー症状を起こすことがあります。原因はいくつかあるのですが、ルーに含まれている小麦粉や乳製品、そしてスパイスがあります。

小麦や乳製品はアレルギー食品の代表的なものですが、最近”スパイスアレルギー”というものが起きています。カレーには複数のスパイスが含まれており、これが原因となったアレルギー症状を発症することがあるのです。

スパイスアレルギーの事例

過去には、カレーを食べた22歳の女性が食後に蕁麻疹や呼吸困難といったアレルギー症状を起こした事例があります。原因となったのがカレーに含まれるスパイスで、刺激によってこれらの症状を起こしたそうです。

そして、スパイスアレルギーは花粉症との関連があるのではないかと言われています。花粉症を持つ人は食品によるアレルギーを起こしやすく、これを交差抗原によるアレルギー反応が起こることがわかっています。

スポンサードリンク

カレーによる主なアレルギー症状

カレーを食べてアレルギー反応を起こした場合、このような症状が出る可能性があります。

主なアレルギー症状
  • 蕁麻疹
  • 口の痒み
  • 胃痛・腹痛
  • 喉のイガイガ
  • 下痢
  • 咳き込み

蕁麻疹

1つ目は、蕁麻疹やまぶたの腫れです。普段はなんともなくても、ある時なにかに反応してじんましんが出る経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。蕁麻疹は食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。

皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。このむくみはまぶたにできやすく、片目のまぶただけ腫れることもあります。

注意

ちなみに、皮膚反応はその対象である食品を摂取してから最短で1時間で症状が現れると言われています。また遅くとも4時間以内に症状が体に現れるようです。

腹痛

カレーとの相性が悪いために消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症して結果下痢となりことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。

唇・口内の腫れ

唇や口腔内の腫れが起こることがあります。食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。

口腔アレルギー症候群

このような症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、特定の食べ物を食べた時のほかに、花粉と反応して起こる場合もあります。花粉症を持っている人はなりやすい傾向があります。

症状は早いと食べてすぐに現れるので、食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。

スポンサードリンク

のどの違和感

また、のどの違和感“口腔内アレルギー症候群”の症状の一つで、喉がヒリヒリと痛くなったり、なにか詰まっているような違和感を感じることがあります。

のどの奥にとどまらず、耳にもかゆみや痛みなどの違和感を感じることもあります。アレルギー症状でのどに違和感が起きるというのはあまり知られていないので、最初は風邪と勘違いする方も多いようです。

しかし早い時は15分ほどで症状が出てくるようなので、食事中に急にのどに違和感を感じることがあったら何を食べたのか確認するようにしてみてください。

咳込み・喘息の症状

そして、咳き込みや喘息症状もあります。咳が出たり、ゼーゼーした呼吸になり喘息状態に陥ります。また、この気管支系症状だけではなく、同時に体全体が赤くなるという皮膚の異常が合わさって出ることもあるようです。

一番多く発症する症状として、蕁麻疹を挙げましたが、その次に多いのがこの気管支系の異常です。アレルギー反応を起こす方の20〜30%が咳や喘息の症状を発症しています。

カレーは何歳から食べてもいい?

カレーは子供から大人まで人気の料理の一つですが、“何歳からなら子供に与えてもいいの?”と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

子供にカレーを与えるのは、”離乳食期を終えて普通食を食べられるようになった1歳以上から”とされています。離乳食が始まるのは生後5〜6ヶ月で、離乳初期初期→中期(生後7〜8ヶ月)→後期(生後9〜11ヶ月)を経て、普通食が食べられるようになります。

 カレーを子供に与えても良いのは、離乳食後期を過ぎて生後1歳になってから です。カレーには子供用の甘口タイプもありますが、香辛料やスパイスも含まれているため、子供によっては刺激となることがあります。

スパイスによる刺激を受けると、下痢や腹痛の原因となるのは注意しましょう。特にお腹が弱いお子様はお腹を壊しやすいため、はじめて与える時期は遅くした方が良いかもしれません。

スポンサードリンク

アレルギー症状が出た時の対処法

カレーによるアレルギーに対する対策や注意点ですが、まずは食べ過ぎないことが大切です。もともとアレルギーを持っていなかった食品でも、好き過ぎて食べ過ぎた結果アレルギーになってしまったという例もあります。

何事も適量が大切ですので、摂取量に気をつけてみてください。また、カレーに含まれる小麦粉や乳製品以外にも食品アレルギーの項目はたくさんありますので、自分がどのアレルギーを持っているのか調べることもできます。

血液検査やパッチテストで調べる

血液検査やパッチテストによって、どのアレルギーを持っているのか診断してくれる病院もあります。1度の検査で約40種類のアレルギーを調べることができます。気軽にできますので、興味のある方はお近くの対象クリニックで調べてみてください。

まとめ

この記事をまとめると

  • カレーに含まれるスパイス・小麦・乳製品によってアレルギーを起こすことがある
  • 子供に与えても良いのは離乳食期を終えた1歳以上!
  • カレーによるアレルギー症状には、蕁麻疹・腹痛・下痢などがある

カレーは人気料理の一つですが、体質に合わないとアレルギー症状を起こすことがあります。スパイスなどの刺激に弱い方は、注意した方が良いかもしれません。特にルーではなく、スパイスから作るカレーには気を付けましょう。

スポンサードリンク