ぜんざいの砂糖の種類は?特徴の違いや調理方法の違いはある?

冬の冷える季節に食べると美味しいぜんざいですが、使われている砂糖の種類によって味が違ってくるのはご存知ですか?

また、それぞれの砂糖によって調理方法の違うのも意外と知らないですよね。この記事では

  • ぜんざいの砂糖の種類について
  • それぞれの砂糖の特徴について
  • 調理方法の違いについて

以上を詳しくご紹介します。ぜんざいに使われている砂糖の種類について、違いも含めて知りたい方はこの記事を参考にしてください。

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ぜんざいの砂糖の種類は?

ぜんざいは、使う砂糖によって甘みや深みが違ってきます。ここでは、

  • 上白糖
  • きび砂糖
  • 黒糖

以上3つの砂糖をご紹介します。

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上白糖

上白糖を使ったぜんざいは、小豆の甘さをしっかり感じられます。小豆をしっかり感じたい人には、上白糖を使うのがおすすめです。しかし、100gあたり384kcalなのでカロリーは高いです。

きび砂糖

きび砂糖を使ったぜんざいは、コクと風味が豊かになります。しかし、小豆の味よりもきび砂糖の味の方がやや強く感じます。また、100gあたりのカロリーは396kcalです。

甘さが控えめだけでなく、ミネラルもたっぷりです。普通のぜんざいだと甘すぎるという方は、きび砂糖を使うのもおすすめです。

黒糖

沖縄のぜんざいは、主に黒糖が使われています。黒糖ならではの奥深み甘みがありますよ。

しかし、ぜんざいで作るときは小豆より黒糖の味のほうが強く感じます。また、100gあたりのカロリーは354 kcalです。

カロリーが上白糖やきび砂糖と比べると低いだけでなく、ビタミンやミネラルがたっぷりで美容にも効果があります。甘いものは食べたいけど、カロリーはなるべく抑えたい・・・という方におすすめですよ。

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どんな砂糖?

では、それぞれの砂糖の種類にはどのような特徴があるのでしょうか。

上白糖

上白糖は、ショ糖を結晶化させるときに、濃厚な転化糖液を少しふりかけたものです。きめ細かくしっとりしており、焼き目や焦げ目が付きやすいのが特徴になります。

そのため、日本ではお菓子などに多く使われている、いわゆるメジャーな砂糖です。しかし、黒糖やきび砂糖と比べてミネラルなどが取り除かれて作られています。

きび砂糖

きび砂糖は、さとうきびから作られるサラサラとした砂糖のことで、さとうきびの絞り汁を煮詰めており色が薄茶色です。さとうきび特有の風味やコクがあり、まろやかな甘みが感じられます。

また、きび砂糖はミネラルを多く含んでいます。ミネラルにはこのような効果がありますよ。

  • シミやシワの予防
  • 高血圧の予防
  • 貧血の予防

さらに、煮物などの料理に使うとコクがまし、テカリが出るだけでなく風味が良くなりますよ。しかし、価格が白砂糖と比べるとやや高めです。

黒糖

黒糖は、さとうきびから絞ってろ過した液を煮詰めて、加工せずに冷却して作ります。砂糖の色は、黒褐色でビタミンやミネラルが豊富に含まれてますよ。

また、渋みといった独特の風味とコクが感じられる砂糖です。通常の白砂糖と比べて栄養たっぷりなので、このような効果もあります。

  • むくみの予防
  • ビフィズス菌の増加による腸内環境を整える
  • シミやそばかすを防ぐ

砂糖でもこのように美容に良いのは嬉しいですよね。

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調理方法の違いはある?

砂糖の種類が違うことによって、若干調理方法が異なります。小豆を柔らかく煮る工程までは一緒ですが、煮る時間や使用する砂糖の量やや違いますので、ぜひ参考にしてください。

上白糖

上白糖を使ったぜんざいは、小豆が柔らかくなるまで煮てから、上白糖を加えて5分ほど煮たら完成です。また、砂糖を入れるときは、数回に分けて入れることで小豆が硬くなりにくいですよ。

さらに、上白糖を使うときは、小豆100gに対して同様に上白糖が約100gとかなり量が多いです。

きび砂糖

きび砂糖を使ったぜんざいでは、小豆を柔らかくなるまで煮てからきび砂糖を加えて、ひと煮立ちさせてから味を整えて完成です。こちらも同様に2回ほどに分けて入れると良いですよ。

また、きび砂糖を使うときは小豆100gに対して90gなどやや減らしても風味や甘みが出ます。

黒糖

黒糖を使ったぜんざいでは、同様に小豆が柔らかくなってから黒糖を入れて、弱火で20分ほど煮たら完成です。さらに、黒糖はコクがあるので小豆100gに対して50gなど少し減らしても、甘みが充分出ます。

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まとめ

ぜんざいは、使う砂糖によって甘みや風味が違ってきます。

この記事をまとめると

  • 上白糖は小豆の甘さを感じられる。きめ細かく、よくお菓子にも使われており最もメジャーな砂糖。
  • きび砂糖はコクと風味が豊かになりまろやかな甘みを感じられる。さとうきびの液を煮詰めて作られ、ミネラルが豊富に含まれる。
  • 黒糖は、沖縄のぜんざいで主に使われ、奥深い甘みを感じられる。さとうきびを絞ってろ過し、冷やして作られる砂糖。
  • それぞれの調理方法の違いは、砂糖を入れてからの煮る時間がやや違う他に、入れる砂糖の量が少し違ってくる

ぜんざいは使う砂糖によって、煮詰める時間も少し違ってくるので、気をつけましょう。また、砂糖によって味も違ってくるので、ぜひお好みのぜんざいにあう砂糖を見つけてください。

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