コーンスープは朝食やランチなどに飲みたいスープですが、アレルギー症状が出ることがあることを知っていますか?今回はその原因や主な症状、そして対処法について着目しました。それでは、
- コーンスープにアレルギーはある?
- コーンスープによるアレルギー症状
- 離乳食はいつから与えていい?
これらのテーマについて紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
コーンスープにアレルギーはある?
コーンスープには、ペースト状のものや粉状のものなど様々なタイプがありますが、“コーンスープでアレルギー症状が出る”ことがあります!その原因となっているのは、原料のトウモロコシです。
とうもろこしアレルギー
コーンスープの原料であるとうもろこしは、アレルギーの原因となり得る食材です。とうもろこしはイネ科の植物で、ヒスタミンが含まれているためアレルギー症状が出ることがあります。
スポンサードリンク
コーンスープによるアレルギーの症状
とうもろこしを食べることによって起こるアレルギー症状には、主にこのようなものがあります。
蕁麻疹
1つ目は、蕁麻疹やまぶたの腫れです。普段はなんともなくても、ある時なにかに反応してじんましんが出る経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。蕁麻疹は食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。
皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。このむくみはまぶたにできやすく、片目のまぶただけ腫れることもあります。
ちなみに、皮膚反応はその対象である食品を摂取してから最短で1時間で症状が現れると言われています。また遅くとも4時間以内に症状が体に現れるようです。
腹痛
とうもろこしとの相性が悪いために消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症して結果下痢となりことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。
唇・口内の腫れ
唇や口腔内の腫れが起こることがあります。食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。
このような症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、特定の食べ物を食べた時のほかに、花粉と反応して起こる場合もあります。花粉症を持っている人はなりやすい傾向があります。
症状は早いと食べてすぐに現れるので、食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。
のどの違和感
また、のどの違和感も“口腔内アレルギー症候群”の症状の一つで、喉がヒリヒリと痛くなったり、なにか詰まっているような違和感を感じることがあります。
のどの奥にとどまらず、耳にもかゆみや痛みなどの違和感を感じることもあります。アレルギー症状でのどに違和感が起きるというのはあまり知られていないので、最初は風邪と勘違いする方も多いようです。
しかし早い時は15分ほどで症状が出てくるようなので、食事中に急にのどに違和感を感じることがあったら何を食べたのか確認するようにしてみてください。
スポンサードリンク
咳込み・喘息の症状
そして、咳き込みや喘息症状もあります。咳が出たり、ゼーゼーした呼吸になり喘息状態に陥ります。また、この気管支系症状だけではなく、同時に体全体が赤くなるという皮膚の異常が合わさって出ることもあるようです。
一番多く発症する症状として、蕁麻疹を挙げましたが、その次に多いのがこの気管支系の異常です。アレルギー反応を起こす方の20〜30%が咳や喘息の症状を発症しています。
コーンスープアレルギーの対処法は?
とうもろこしアレルギーに対する対策や注意点ですが、まずは食べ過ぎないことが大切です。もともとアレルギーを持っていなかった食品でも、好き過ぎて食べ過ぎた結果アレルギーになってしまったという例もあります。
何事も適量が大切ですので、摂取量に気をつけてみてください。また、とうもろこし以外にも食品アレルギーの項目はたくさんありますので、自分がどのアレルギーを持っているのか調べることもできます。
血液検査やパッチテストで調べる
血液検査やパッチテストによって、どのアレルギーを持っているのか診断してくれる病院もあります。1度の検査で約40種類のアレルギーを調べることができます。気軽にできますので、興味のある方はお近くの対象クリニックで調べてみてください。
子どもの離乳食はいつから?
とうもろこしを離乳食として赤ちゃんにあげて良いのは、離乳食初期の生後5〜6ヶ月とされています。コーンスープには牛乳が含まれていますが、牛乳も加熱すれば離乳食初期に与えることができます。
加熱していない牛乳はアレルギーを発症しやすいため、完全に離乳した1歳を過ぎてからが望ましいと厚生労働省が発表しています。
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- コーンスープは原料のとうもろこしが原因でアレルギーとなることがある
- とうもろこしアレルギーの主な症状は、蕁麻疹・口腔内アレルギー症候群・腹痛など
- 子どもは生後5〜6ヶ月からとうもろこしを食べても良い◎
とうもろこしそのものを食べてアレルギーになるのは知られていますが、コーンスープによってもアレルギー症状を発症することがあります。特にお子様はアレルギー食品に敏感なので、初めて与える場合は量や様子に注意してみてください。
スポンサードリンク