マカダミアナッツといえば、チョコレートがコーティングしてあり食感がクセになるハワイのお土産として有名なお菓子です。
てっきり原産国がハワイと思ってしまいますが、実はオーストラリア東海岸が原産国。オーストラリアの先住民であるアボリジニの人々が儀式などに使用していたそうです。
今では、オーストラリアにとどまらず、大自然を生かしてハワイでも多く生産されるようになっています。そんなマカダミアナッツですが、どのような特徴があるのでしょうか。
- マカダミアナッツは健康にいいの?
- 太りやすい?高血圧になる?
- マカダミアナッツの摂取量の目安
- 生で食べられる?
- 食べ過ぎた際の症状や対処法
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目次
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マカダミアナッツを食べ過ぎると太る?
ハワイやチョコレートのお菓子のイメージから、なんとなく糖質や脂質が多い印象を持たれがちなマカダミアナッツ。しかし、マカダミアナッツにはたくさんの「良いもの」が詰まっていました。
体にいい?
確かにマカダミアナッツは8割が脂質となっていて、ナッツ類の中でも脂質が多いです。ですが、この脂質は不飽和脂肪酸体といって、体にいい作用を与えてくれるもの。
その不飽和脂肪酸体の8割を占めているのが、オレイン酸とパルミトレイン酸です。それぞれの特徴は、
・パルミトレイン酸…糖尿病予防、肌にツヤやハリを与える。
そのほかにも、貧血予防になる鉄分・エネルギー産生や筋肉の収縮をサポートするマグネシウム・免疫機能を向上してくれる銅・抗酸化作用が強いビタミンEも含まれます。
太る?太らない?
マカダミアナッツに含まれる油は、健康に効果的とはいえ脂質は脂質です。カロリーは高く、食べすぎると油の摂り過ぎとなってしまいます。
ナッツはパクパクとつい食べ過ぎてしまうので、1日の量を決めておくといいでしょう。
高血圧になる?
マカダミアナッツを含むナッツ類は、高血圧予防に効果があるという結果が出ています。マカダミアナッツに含まれるミネラルの一つであるカリウムは、ナトリウムを排出する役割があります。
その働きで、体内のナトリウムを調節し高血圧や腎臓疾患の予防に効果的です。
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マカダミアナッツはどのくらい食べていい?
マカダミアナッツの優れた効能を上手に摂り入れるには、どのくらいの量を食べるといいのでしょうか。カロリー過多にならない摂取量を確認しておきましょう。
一日何個
マカダミアナッツカロリーは、100gあたり720kcalとやはり高め。おやつの目安は200kcalなので30g、つまり15〜20粒であれば問題ないでしょう。
食べ出したらついつい食べ過ぎてしまうので、あらかじめ量を決めておくことをオススメします。
毎日食べても大丈夫?
少量づつ食べるのであれば毎日食べても大丈夫です。もし、1日15〜20粒を超えてしまったら翌日は控えたりして調節するといでしょう。
また、その日の体調や食べるものによって自分の体と相談してみてください。
生で食べられる?
マカダミアナッツは生でも食べることができます。実際に、生(ロー)のナッツを取り扱うお店もあり、近年ではローフードといって加熱せずに調理する料理が注目されています。
なぜかというと、加熱によって失われる酵素やビタミン・ミネラル・アミノ酸をしっかり摂取できるからです。
ただ、生のナッツは酵素抑制物質が働き、逆に体内酵素を消化してしまうので、生で食べる時は必ず長時間浸水させ酵素抑制物質が働かない状態にして食べましょう。
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食べ過ぎると起きる症状や対処方法は?
先ほど、摂取量の目安をお伝えしましたが、この摂取量を超え食べ過ぎてしまった場合は、どのような症状が起きるのでしょうか。また、その際の対処法も合わせて確認していきましょう。
胃痛下痢
マカダミアナッツの不溶性食物繊維には、体内の便をカサ増しし、ぜん動運動を活発にさせて便通を良くする整腸作用があります。
そのため、便秘の時に役立つのですが、摂り過ぎてしまうと便がどんどん硬くなり逆効果です。また、不飽和脂肪も摂りすぎると胃や腸に負担がかかり胃痛や下痢の原因となります。
気持ち悪い
食物繊維は、消化に時間がかかります。そのため食べすぎると消化不良で胃もたれや腹痛につながります。
食べ過ぎたときの対処
食べ過ぎてしまった時は、繊維質が多い食材や脂っこいものなど消化に悪いものは控え、良質な炭水化物やタンパク質など消化にいいものでとにかく胃と腸を休ませるようにしましょう。
また、良く噛んで、少量づつ食べていくようにすれば回復は早いです。
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まとめ
この記事をまとめると
- マカダミアナッツには、健康に効果的な成分が豊富に含まれる。
- 高カロリー低糖質。摂取量に気をつければダイエット向き。
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高血圧や腎臓疾患などの予防になる。
- 1日の摂取量の目安は15〜20粒。
- 食べすぎると、胃痛や下痢、胃もたれなどの症状が出る。
- 対処法は、とにかく胃と腸を休ませる。
今回は、マカダミアナッツについてご紹介しました。知らなかった効能があったのではないでしょうか。上手に健康を維持するために、上手な摂り入れ方をしていきましょう。
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