かむかむレモンは体に悪い?致死量があるって本当?食べ過ぎはNG?

ちょっと口寂しいときやリフレッシュしたいとき、お菓子を食べる人は非常に多いですよね。たくさんのお菓子がある中、子供と一緒に楽しめるうえにビタミンCが豊富に含まれているかむかむレモンは特に大人気となっています。このかむかむレモン、食べすぎても体に影響は無いのか気になる人も多いのではないでしょうか。

  • かむかむレモンを食べすぎるとこうなる
  • ビタミンCの過剰摂取は体に悪い?
  • かむかむレモンに致死量がある?

今回はこちらについて詳しく解説します。

スポンサードリンク

かむかむレモンを食べ過ぎると…

 

かむかむレモンは、食品の分類としては「チューイングキャンディ」に当たります。同じくチューイングキャンディとして有名なものには、「ハイチュウ」があります。チューイングキャンディとは、簡単に言えば「柔らかくて食べられる飴」と言えば分かりやすいでしょう。

お腹を壊して下痢になる

結論からいうと、かむかむレモンの食べ過ぎでお腹をこわす原因となっているのが、食品添加物であるソルビトールによるものです。

まずは、かむかむレモンの原材料表示を確認してみましょう。

かむかむレモン原材料表示欄

砂糖、水あめ、植物油脂、ゼラチン、加糖練乳、レモン果汁/ビタミンC、乳化剤、ソルビトール、増粘多糖類、酸味料、香料、紅花色素、光沢剤

原材料と食品添加物の見分け方は?
食品の裏面表示の「原材料欄」は使用している量の多いものから記載するルールとなっています。原材料と食品添加物は、その間を「/(スラッシュ)」で区切ったり、改行を行うことで明確に区分けするルールとなっています。なお、上記のうち赤字で書かれているのが食品添加物です。

このうち、甘味料として使用されているのがソルビトールです。

ソルビトールとは、じゃがいもやとうもろこしに含まれているデンプンを由来とした天然の糖アルコールのことを指します。ソルビトールの特徴は、なんといってもそのカロリーの低さでしょう。砂糖と比較すると含まれるカロリーは、約6割となっています。

しかし、ソルビトールを代表とする糖アルコールは、大量に摂取することで一時的にお腹が緩くなり下痢を発症するという性質を持っているのです。

このことから、ソルビトールを含むかむかむレモンを大量に食べることで下痢を引き起こす可能性が高くなります。なお、ソルビトールを摂取することによって発生する下痢は病原菌が原因となっているわけではないため、過度の心配は不要ですよ。

顎が疲れる

かむかむレモンを食べ過ぎることは、噛む回数の増加に繋がるため顎が疲れることがあります。噛み過ぎによる顎の疲労は、顎関節症の症状の1つであると言われているので注意が必要になります。また、顎の筋肉が噛むことによって発達してフェイスラインにも影響を及ぼすこともあるでしょう。

スポンサードリンク

ビタミンCを摂りすぎても問題ない?

栄養

摂り過ぎたらどうなる?

かむかむレモンに豊富に含まれるビタミンC。過剰摂取すると体にどんな影響が起こるでしょうか。結論から言うと、体に大きな影響はありません。これは、体にとって一度に吸収出来る許容量を超えたビタミンCは、全て汗や尿として排泄されてしまうためです。

分けて摂取する方が効果的

過剰に摂取したビタミンCが、汗や尿として排泄されてしまいます。そのため、ビタミンCは、複数回に分けてこまめに摂取したほうが体にとっては良い効果が得られやすいということになります。

ビタミンCは皮膚や腱、軟骨などの結合組織を構成するコラーゲンというたんぱく質の合成に必要不可欠なビタミンです。コラーゲンは皮膚や骨などを強化するため皮膚や骨の健康を維持したり、傷を修復するために欠かせません。

ビタミンCは体内での多くの化学反応に関与しています。抗ストレス作用のある副腎皮質ホルモンの合成を促進したり、腸管での鉄の吸収率を高めるなどの働きがあるため貧血の予防などにも役立つビタミンです。

スポンサードリンク

かむかむレモンに致死量は?

体調不良

特に致死量はない

ずばり、かむかむレモンを食べ過ぎたとしても致死量は存在しませんので安心してください。しかし、毎日2袋〜3袋を食べ続けることは、糖尿病を始めとした生活習慣病の発生など別のリスクが高まるため注意が必要です。

ビタミンは過剰摂取しても大丈夫

かむかむレモンに限らず、普通の食生活を行っていればビタミンの過剰摂取は起こりにくくなっています。また、過剰摂取したとしても過剰分は汗や尿から排泄されてしまうため問題はありません。

尿の色とビタミンCは関係がある?
黄色い尿が出るとビタミンCが排泄されていると思いがち。実はビタミンCの成分であるアスコルビン酸は無色透明なのです。ビタミンC=柑橘類というイメージを受けがちですが、実際に尿を黄色くしている成分はビタミンB2の作用によるものです。

尿管結石の心配は?

過去、ビタミンCの過剰摂取が尿管結石の発生に繋がるということが話題になりました。これは、「ビタミンCを摂取すると、代謝物であるシュウ酸が尿中に増加してカルシウムと結合し結石になる」という誤った情報によるもの。

現在は、むしろビタミンCが尿管結石の原因となるシュウ酸とカルシウムの結合を防ぐ役割を持つことで、尿管結石などの発生リスクを減少させていると言われています。そのため、過度な心配は不要ですよ。

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • かむかむレモンは食べ過ぎると甘味料であるソルビトールによって、一時的に下痢になることがある
  • かむかむレモンの食べ過ぎによる致死量は存在しないが、含まれる糖分によって糖尿病などが発生するリスクがある
  • かむかむレモンに豊富に含まれるビタミンCは過剰摂取しても、汗や尿によって排泄される
  • 研究によって、ビタミンC摂取による尿管結石の発生リスクは少ないと言われているになった

いかがだったでしょうか。

普段何気なく食べているかむかむレモンですが、食べ過ぎによるリスクがたくさんあります。一日に食べる量をしっかり守ることが、とても重要になりますよ。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

スポンサードリンク