たくさんの具材をしっかり煮込んで、とろとろふわふわに仕上げたビーフシチューはとても美味しい料理ですよね!特にホテルのレストランなどで出てくるビーフシチューは一度食べたら忘れられないくらいの美味しさです。
そんなビーフシチューですが自宅でも作ることができます。しかしビーフシチューにはたくさんの具材が使われていますし、作る人によっては隠し味をたくさんいるので全く同じものというのはなかなか作れませんよね。中には水っぽくなってしまったりしょっぱすぎたり、酸っぱくなってしまったりなど様々な失敗例が挙げられます。
今回の記事ではビーフシチューとはどのようなものなのか、ビーフシチューを作るにあたって失敗しやすい問題と対処法について解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
ビーフシチューってどんな料理?
ビーフシチューとは赤ワインやトマトをベースに牛肉、ジャガイモ、ニンジン、セロリ、タマネギなどの香味野菜を加えて煮込む料理のことを言います。具材を煮込むソースにも様々な種類があり、よく知られているのは赤ワインやトマトを使ったブラウンソース、ドミグラスソースです。
使用するお肉はすね肉やバラ肉が多いのですが、タンを煮込んだものは「タンシチュー」と呼ばれてとても人気が高い料理になります。尾のお肉を使った場合はテールシチューとも言われ、どちらもスープの量は少なめで肉のボリュームを際立たせています。
スポンサードリンク
ビーフシチューの発祥はどこ?
ビーフシチューがもともとどこの国の料理なのかというところは実ははっきりとしたことが分かっていません。しかし一番有力なのは「イギリスが発祥」という説です。
日本では明治初期くらいから洋食のレストランのメニューで取り入れられたと言います。小麦粉とバターを炒めて作るブラウンルーを使うのが日本では一般的です。
スポンサードリンク
ビーフシチューに欠かせない食材
先ほども少し解説しましたがビーフシチューには肉や野菜などの見た目以上にたくさんの食材が使われていることがほとんどです。そもそも本格的なビーフシチューに欠かせないのはソース作りの工程で、ソース作りの時点でかなりの野菜やお肉を使っています。
ソースのベースになるブイヨンには牛すね肉や牛すじ肉、肉の臭みを消すために野菜の切れ端、そしてトマトやセロリ、人参、玉ねぎなどをトロトロになるまで煮込んでソースを作ります。
ビーフシチューのソースを作るだけでもかなりの材料と時間を要するのですが、最終的に具材用のジャガイモや人参、玉ねぎ、肉類を入れて行きます。一般的な玉ねぎでももちろん構わないのですが、ペコロスと呼ばれる小さな玉ねぎを丸ごと入れることでより高級感が増すといわれています。
スポンサードリンク
ビーフシチューがしょっぱい?酸っぱい?その原因は?
ビーフシチューがしょっぱい時
外食で食べるビーフシチューというのはとても味がしっかり整っていて、ちょうどいい味わいになっているのですが「市販のビーフシチューのルー」を使うと若干ではありますがしょっぱくなりやすいとされています。
もし市販のビーフシチューのルーを使ってビーフシチューを作った時にしょっぱくなってしまったら「牛乳が生クリームを足す」か「トマト缶と砂糖を足す」ことで塩辛さをだいぶ抑えることができます。
ビーフシチューが酸っぱい・えぐみが強い時
ビーフシチューには赤ワインなどを加えてコクを出す調理法があります。ただし赤ワインを入れすぎてしまって水っぽくなってしまったり、酸っぱさや色味が強くなってしまうということがよくあります。
このような場合は「中濃ソース」を加えてから、じっくり煮込むとえぐみや酸っぱさが軽減すると言われています。中濃ソースを加える時は大さじ1杯程度から加えてみて、味を確認しながら徐々に増やしていくようにしましょう。
中濃ソースを加えなくてもただ煮込むだけで、赤ワインのエグみと酸味がアルコールと一緒に飛ぶことがあります。ビーフシチューに直接赤ワインを加えるのではなくて、赤ワインを直接煮込んでからビーフシチューに加えるという手もあります。
ビーフシチューが水っぽい時
ビーフシチューの失敗例として多くあがっているのが水っぽくなってしまったということです。ですがこれは失敗というよりも「もう一工夫必要」な状態なだけですので、後からのリカバリーが簡単です。もしビーフシチューが水っぽく出来上がってしまったら小麦粉と水を混ぜたものを入れて仕上げをしてみてください。
小麦粉を大さじ4に水100㏄を加えたものを少しずつ混ぜていきます。泡立て器でしっかり粉を溶かしてから配るようにしてくださいね。水溶き小麦粉を加えるときは一度火を止めてから加えるようにしていきましょう。
スポンサードリンク
ビーフシチューはリカバリーが効きやすい料理!
ここまでの解説を読んでビーフシチューは「後からリカバリーしやすい料理」だということが分かっていただけたでしょうか。失敗かな?と思ってもリカバリーする方法は必ずありますので焦らずに対処するようにしましょう。
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ビーフシチューはイギリス発祥と言われている料理
- 様々な具材を入れて作るので味に変化が出やすい
- 赤ワインを入れすぎると酸っぱくなったりエグみが強くなったりすることがある
- 後から対処可能なことが多いので焦らずに対処しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク