食物繊維やミネラルなどの豊富な栄養素を含んでいて、なおかつカロリーも低いことから、ダイエット時などに積極的に食事に取り入れているという方も多いですよね。
そんな昆布ですが、実は食物繊維が豊富過ぎるが故のトラブルもあることをご存じですか?そこで今回は、
- 昆布で便意になる可能性が
- ダイエット効果のある昆布の食べ方は?
- 昆布の食べ過ぎで気を付ける栄養素
これらのテーマで紹介していきます。ダイエットのつもりが逆に体重が増えてしまったり、体調を崩してしまうなんてことにもなりませんから、用法容量は正しく知っておきたい所ですね。
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目次
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昆布で便秘になる可能性が
食物繊維と聞くと、便秘の予防や改善効果があることは多くの方が知っていることだと思います。ですが摂りすぎると逆に便秘になってしまう可能性がありますよ!
正しく知ってバランスの良い食事を心がけたいですね。
昆布は消化に悪い
昆布には水溶性の食物繊維と、不溶性の食物繊維が含まれています。水溶性の食物繊維は、加熱調理をすると半分ほどが溶け出してしまいます。
しかし不溶性の食物繊維は、名前の通り溶け出さずに体に入ります。そしてこの不溶性食物繊維というもの、実は消化に非常に悪いのです。
しかしこれはメリットでありデメリットでもあるのです。消化されずに腸内に入るからこそ役割を果たすわけですので、一概に悪いとは言えません。
食べ過ぎに注意
要するに、問題は食べ過ぎるところにあります。
体内に入った食物繊維は腸内で水分を吸収し、便を硬くしてくれるメリットがあります。本来でしたら、緩い便を硬くしてくれ良い状態にしてくれますので、体にとっては良いことです。
しかし、過剰に摂取することにより便が固くなりすぎてしまい、かえって便秘をひどくしてしまう可能性があるというところに問題があります。
ですので昆布が体に良いから昆布ばかり食べるのではなく、「バランスよく・幅広く・適量を」これがとても大切な考えですよ。
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ダイエット効果のある昆布の食べ方は?
正しい量を食べれば、豊富な食物繊維のおかげで腹持ちが良くなり、ダイエット効果が期待できる昆布。いったいどれくらいが正しい量と言えるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
おしゃぶり昆布
おしゃぶり昆布はダイエットをしている方にとってはとてもメジャーなお菓子かもしれません。食事量を減らせばどうしても小腹がすいてきてしまうこともあります。
そんな時に、気を紛らわせるためにおしゃぶり昆布はとてもおススメですよ。低カロリーで食物繊維豊富ですので、食べてしまっても罪悪感なく食べることができます。
せっかく頑張ってダイエットをしている最中に、小腹がすいたからとスイーツや甘いお菓子を食べてしまっては努力が水の泡ですしね。
食べるタイミングは?
食べるタイミングとしては小腹がすいた時に食べることをおススメします。この際に大切なことが、水分を一緒に摂るということです。
不溶性食物繊維は便を硬くする効果があることから、昆布だけでは便が硬くなりすぎる危険性があります。水分を同時に摂ることで食物繊維が水分を吸収し、便の容積を増やしてくれますので、腹持ちが良くなります。
一日一袋食べても大丈夫?
結論から言いますと「1日1袋食べることはNG」です。これは昆布に含まれる食物繊維の過剰摂取の問題と、別の成分である「ヨウ素」という成分の過剰摂取が体に悪影響を及ぼすからです。
おしゃぶり昆布などの乾燥昆布は1日当たり1~2g程度を目安に食べることを心がけましょう。
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昆布の食べ過ぎで気を付ける栄養素
昆布の食べ過ぎは体に悪影響を及ぼすということがわかりましたが、具体的にどのような理由で体に害を及ぼしてしまうのでしょうか?詳しい成分や物質について紹介していきます。
ヨウ素
ヨウ素の推奨摂取量は一日0.13mgで、上限は3mgと言われています。この推奨摂取量に達する量は、昆布だし汁数mlを摂取しただけで達してしまう量です。
昆布の小片を1枚4g~5g程度を食べると、ヨウ素の量は約6mgになります。これは1日のヨウ素の上限摂取量の2倍にもなってしまいます。
日本人は海藻類をよく食べる人種で、ヨウ素を体外に排出する機能が優れていると言われていますので、たまに過剰に摂取してしまっても直ちに体に変化を及ぼすことは低いです。
しかしダイエットなどで連続的に過剰な量を摂取すれば危険です。ヨウ素の過剰摂取で甲状腺異常の病を患ってしまった方もいますので、1日1~2ℊという量を守り食べるようにしましょう。
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食物繊維
食物繊維の1日の推奨摂取量は、18~64歳で男性21g以上、女性18g以上と言われています。また、昆布100ℊ辺りに含まれる食物繊維の量は「約31g」と非常に豊富です。
ですので単純に計算すると、大体1日「65g程度」が適正な量と言えるでしょう。結びこんぶ煮など、昆布のみのメニューの場合は簡単に食べ過ぎになってしまいますので注意が必要ですね。
まとめ
今回は「昆布の食べ過ぎによる健康被害や1日の摂取量について」紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 昆布を食べ過ぎると便秘が余計悪化する可能性がある
- 昆布は正しい量を守って食べればダイエット食品に最適
- 昆布を食べ過ぎると食物繊維やヨウ素の過剰摂取となってしまい、体に悪影響を及ぼす
ダイエットに良いからと言って、偏った食生活になってしまい、体調を崩してしまっては意味がありませんよね?
ダイエットの方法も今やたくさん種類があって、正直どれが一番良いのかわかりません。しかし一番良いのは「バランスの良い食事を食べてしっかり運動」、これに尽きます。
正しい食生活を送り、長く健康でいたいものですね!
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