最近、テレビなどでも紹介される機会の増えた「第4の肉」と呼ばれている“大豆ミート”。大豆などを原料にして肉のような食感・味わいになるように加工された「代替肉」としても知られ、注目されていますようね。
しかし大豆・落花生・ピーナッツなど、そもそも「豆は豆でも、どう違うかは説明できない・・・」と思われる方は少なく無いのでは?
- 豆の種類には大きく2つある!
- 落花生と大豆の違いを徹底解説!
- 落花生とピーナッツの関係とは?
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目次
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豆の種類は大きく2つに分かれる
マメ科の植物は世界中で栽培されており約1万8000種も存在すると言われています。その中で「食用可能な豆」のことを豆類と呼び、約70種あるとされています。
ここからは「豆類」と分類されるものを2つのグループに分けてご紹介します。
炭水化物グループ
炭水化物グループに分類される豆類は
- 約50%以上が炭水化物
- 約20%程度がたんぱく質
- 脂質の割合が約2%と非常に少ない
などの特徴が挙げられます。そのため
脂質グループ
脂質グループに分類される豆類は
- 大豆で約20%、落花生で約50%の脂質
- 大豆で約30%、落花生で約25%のたんぱく質
- 大豆で約30%、落花生で約20%の炭水化物と豆類の中でも少ない
などの特徴が挙げられます。そのため
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落花生と大豆の違いは?
大豆と落花生は同じ「脂質グループ」に分類されることがわかりましたが、ここからは落花生と大豆の栄養効果の違いを詳しくご紹介します。
落花生の栄養効果
落花生は茹でる・炒るなどをして頂くのが一般的で、土の中(地下)で栽培されています。
落花生に含まれる主な栄養素は
- たんぱく質(トリプトファン・アスパラギン酸・グリシン・アルギニン)
- 脂質(不飽和脂肪酸)
- 炭水化物
- ビタミン類(ビタミンE・ナイアシン・ビタミンB1)
- ミネラル類(カリウム・マグネシウム・鉄・リン)
- レスベラトロール(ポリフェノールの一種)
- 食物繊維
などです。落花生を食べることで
大豆の栄養効果
大豆は豆腐・豆乳・納豆・醤油・味噌・きなこ・油揚げなどに加工されている非常に身近な食材で、土の上(地上)で栽培されています。
大豆に含まれる主な栄養素は
- たんぱく質(9種類の必須アミノ酸を全て)
- 脂質(不飽和脂肪酸・レシチン)
- 炭水化物
- ビタミン類(ビタミンE・ナイアシン・ビタミンB群・ビタミンK・葉酸・パントテン酸・カロチン)
- ミネラル類(ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄・リン・亜鉛・銅)
- 大豆サポニン
- イソフラボン(ポリフェノールの一種)
- 食物繊維
などです。大豆を食べることで
アレルギー反応
落花生・大豆ともに
- 大豆アレルギー・・・「3大アレルゲン(卵・牛乳・大豆)」の1つ。味噌や醤油など長期間発酵された加工食品でのアレルギー反応は殆ど無い。豆乳などを飲んだ際にアレルギー反応を示す場合もあるが、花粉症と関連されると考えられている。
- 落花生(ピーナッツ)アレルギー・・・ピーナッツ・ピーナッツオイルなどピーナッツを含む全ての食材でアレルギー反応が起こるとされている。触る・粉の吸引でも症状が引き起こされるとも言われている。過去に強いアレルギーの経験がある場合は耐性獲得が難しい。
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落花生とピーナッツは同じ?
皆さんは「落花生」と「ピーナッツ」の関係をご存知ですか?是非、こちらで正確に知っておいてくださいね!
ピーナッツは落花生の中身
結論からお伝えすると
- 落花生・・・収穫されたままの殻付きの状態のもの。中にピーナッツが入っている。
- ピーナッツ・・・殻が剝かれ、豆のみの状態を指す。加工商品にはピーナッツと表示されていることが多い。
異なる味わい
落花生=ピーナッツだということはお分かり頂けたと思いますが、一般的に味わいには少し違いを感じられることが多い様です。
- 落花生・・・皮を剝いた後に、中に入っている豆を薄皮のついた状態で頂くことが多い。ピーナッツに比べて素朴な味わい。
- ピーナッツ・・・市販されているものの多くは、薄皮の剝かれた状態が多い。味付け・加工されている商品も多く、素朴な味わいが苦手な方でも食べやすい商品が多い。
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まとめ
この記事をまとめると
- 食用可能な豆類は約70種類あり、大きく「炭水化物グループ」と「脂質グループ」の2つに分類することができる
- 炭水化物グループに属する豆類は、小豆・ひよこ豆・レンズ豆・えんどう豆・そら豆などで低脂質・高たんぱく
- 脂質グループに属する豆類は、大豆・落花生で畑の肉と呼ばれる
- 落花生による食物アレルギー症状が起こった場合、大豆アレルギーに比べてアナフィラキシー症状が見られるなどの重度なケースが多い。
- 落花生の中身をピーナッツと呼び、落花生とピーナッツは基本的に同じ物。市販されているピーナッツは薄皮が剝かれた状態で味付け・加工されているものが多い。
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