みずみずしい甘みがたまらない果物として、梨があります。シャキシャキした歯ごたえで、大人から子供までみんなに愛されている果物になります。今回は、梨の「つぶつぶ」について詳しく解説しましょう。記事内容は、以下の通りとなっています。
- 梨の表面にできるつぶつぶの正体とは?
- つぶつぶがある梨はどんな梨?
- つぶつぶのある梨はどれくらい甘いのか?
こんな感じで、今回は日本人なら誰でも大好きな、梨について詳しく解説していきます。
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目次
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つぶつぶの正体は何?
梨には皮の表面に「つぶつぶ」があることをご存知でしょうか?このつぶつぶとは一体何なのか?この章で見ていきましょう。
つぶつぶの正体は?
梨の皮の表面にあるつぶつぶは「コルク」と呼ばれるものです。コルクといえば、ワインの瓶に蓋をする役目の素材を思い浮かべます。実は、梨の表面についているコルクも、ワインのコルクと同様に果実の中の水分を逃がさないようにする為に、皮に蓋をする役目を担っているのです。
つまりコルクがあるから、梨はみずみずしさを保つことが出来るわけです。
つぶつぶの大きさは関係ある?
コルクは、品種や個体によって大きさが変わりますが、大きくても小さくても役割は一緒です。ただ、重要なのは「コルクの数」です。梨は熟してくると、コルクが段々少なくなるとされています。そのため、出来るだけコルクが少ない梨を選んだほうが、よく熟していて甘みも強いのです。
スーパーで梨を購入する時は、コルクが少ない梨を選びましょう。
コルク・石細胞って何?
梨の表面には、「コルク」とは別に「石細胞」という、ざらざらした細胞が目立つこともあります。こちらは、梨の種子を守るために存在する細胞で、石細胞があるから梨はシャリシャリとした独特の食感を保てます。ちなみに、梨が熟れていくと石細胞は皮全体に広がり始め、段々と薄くなっていく特徴があります。
ざらざら感が弱まっていたり、つぶつぶが段々と薄くなっている梨の方が、甘いと考えて良いでしょう。
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つぶつぶがある梨の特徴は?
つぶつぶがある梨にはどんな特徴があるのか?詳しくご紹介しましょう。
シャリシャリする
ます、つぶつぶがある梨は石細胞のお陰で「シャリシャリしやすい」です。石細胞の成分が梨全体のシャリシャリ感を強くしているため、触ってみてざらざらしている梨ほど、シャリシャリしていると考えましょう。ちなみに、日本の梨は海外の梨よりもざらざらが強いとされています。
甘い?
前述した通り、梨は熟れてくると「つぶつぶが減ってくる特徴」があります。なので、すぐに美味しい梨を食べたいのであれば、つぶつぶが少ない梨を選んだほうが甘いです。スーパーなどで梨を選ぶ際には、つぶつぶが少ない梨を選びましょう。
大きさも違う?
梨の甘さを見分ける際、重要なのは「梨の大きさ」です。梨の果実は横に広がって大きくなっているほど甘いと言われています。なので、同じ品種でどちらの梨を買おうか悩んだ場合は、より大きな梨を買いましょう。
ちなみに、梨のお尻の部分のくぼみも深い方が良く熟れているとされているので、お尻くぼみにも注目して梨を買われるのがおすすめです。
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つぶつぶのある梨と梨の違いは?
つぶつぶがある梨と、ない梨では内容成分はどれくらい異なるのでしょうか?簡単に解説していきます。
栄養価は変わる?
梨の中には、こういった感じの栄養素が含まれています。
- ソルビトール
- アスパラギン酸
- カリウム
- 食物繊維
これらの栄養素は、つぶつぶが減ってきた熟れた梨の方がたくさん含まれていると考えて良いでしょう。ちなみに、「ソルビトール」は整腸作用があり、「食物繊維」は腸内環境を良くしてくれます。なので、梨を食べるとお通じが良くなりやすいです。
さらに、アスパラギン酸は疲労回復を促進してくれますし、カリウムには解熱効果があるため、夏バテをしそうな時や、体が疲れている時には、梨は人間の体を元気にしてくれるのです。
糖度はどのくらい?
梨の糖度は低い物で「11.0度」高い物で「15.0度」くらいです。もちろんですが、熟れている梨の方が糖度が高いので、皮の表面のざらざらが少ない梨や、つぶつぶが少なくなってきている梨を選びましょう。
見分け方は?
熟れている梨の見分け方として、「赤梨」か「青梨」かで見分ける方法もあります。赤梨の場合であれば、表面が若干褐色がかってきている梨の方が熟れてきていて、青梨であれば表面に虎模様のような模様が入っている方が熟れています。
つまり、実際に触ってみてあまりつぶつぶ、ざらざらしていない状態で、色味や虎模様を確認すれば、本当に糖度が高い梨に巡り合えるでしょう。スーパーで梨を選ぶ際には、こういったところに注意して選べば失敗は無くなるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事では、日本人であれば誰もが大好きな果物「梨」について詳しく解説してきました。最後にこの記事の内容をざっくりまとめてみました。
この記事をまとめると
- 梨には皮の表面に「コルク」とよばれるつぶつぶがある
- コルクは梨が熟れてくると段々と目立たなくなってくる
- 梨の表面のざらざらは石細胞と呼ばれる物質で、石細胞があるから梨はシャキシャキとした食感がある
こんな感じの内容でした。早速あなたもスーパーに出かけて、甘い梨を見分けてみられてはいかがでしょうか?
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