近年「食の安全」への関心が高まり、安くて美味しいけれど「どこ産のものなのかな・・・?」と購入時に産地を必ず確認するよ!という方も多いのではないでしょうか。
食材によっては国産・外国産のものを比較すると“味わい”や“香り”が大きく違ったり、価格も3倍以上違うなんてこともありますよね。
- 「落花生」は国産・中国産で何が違う?栽培方法・色味・味わいなど詳しく!
- 日本で流通している中国産落花生の品種や産地をご紹介
- 安全な落花生と言われているのは国産?中国産?
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目次
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落花生の国産と中国産で違いは?
日本で流通している落花生・ピーナッツの約7割は中国産のものと言われています。
国産の落花生・ピーナッツは主に千葉県・茨城県・東海地方・九州などで栽培されていますが生産量が少なく、希少性が高いため、高価になるケースが殆どです。
栽培方法
中国産の落花生は
国産の落花生は
現在、国産と中国産の栽培方法を比較される際に大きく異なるポイントとして
- トレーサビリティーと呼ばれる“生産地・収穫日・使用した農薬肥料など・加工や流通経路などの情報”を記録・管理されているか
- 安全性の高い農薬・肥料の使用がなされているか
- 加工時に品質確認を徹底しているか・出荷時までの品質管理が徹底されているか
などの指摘が挙げられています。
殻の色
栽培方法は購入までの話題なので
- 国産・・・殻の色が黒ずんでいる
- 中国産・・・殻の色が白っぽい
これらの殻の色味の違いが起こる理由に中国産のものは二酸化硫黄などで漂白されているためと言われています。
味
また国産と中国産のものでは
- 国産・・・コク・風味があり、甘味が非常に強い
- 中国産・・・食べ応えがある
また落花生の中(ピーナッツ)の粒にも特徴があり、
- 国産・・・粒が不揃い、小さめ
- 中国産・・・粒が大きく、形が揃っている
などの違いがあると言われています。
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中国産落花生の品種や産地は?
ここからは、日本で流通している「中国産落花生」の主な品種や生産地を詳しく見ていきましょう。
品種
日本で
中国産のものの特徴として
- 大粒
- 見た目が美しい
- 加工商品
が挙げられます。中国産の落花生は主に
- 大粒種
- 中粒種
- 小粒種
の3種に分類されており大粒種に分類されるものが一番多く、大粒種の中でも更に幾つか分類されています。全ての品種を合わせると
産地
中国産の落花生の主な産地は
特に山東省は港湾都市・青島(チンタオ)がある地で、20世紀始め頃から最多の生産地として知られ中国全土における落花生栽培の4分の1を占める面積を誇り、山東省の重要な港・青島港から海外へ落花生の輸出が行われています。
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安全なのはどっち?
国産・中国産に限らず落花生(ピーナッツ)に
- 落花生の乾燥させる工程で乾燥が甘い場合は、腐る可能性が高まる
- 乾燥しきれていない落花生を加工してしまう
- 輸出の際に使用される船はカビが発生しやすい環境である
などが考えられており
ここからは国産の落花生と中国産の落花生を比較し、どちらが安全性が高いのか詳しく見ていきましょう。
国産
国産の落花生の場合、東京都の食品検査などによると
また、東京都福祉保健局が報告している「食品衛生の窓」と呼ばれるHP上にも
そのため、収穫時の乾燥工程・加工工程などにおいても国産の落花生は徹底管理されたものが多く、有害性のある農薬・肥料の使用もされていないことが言えるでしょう。
中国産
中国産の落花生の場合、輸入が増加したことや食品検査にて過去にアフラトキシンが検出されたことから
日本の中国産落花生を取り扱うメーカーによっては、独自に使用した農薬・肥料などの情報共有・収穫時の乾燥工程の徹底管理・加工時の徹底管理などを行っている会社もあります。
しかし、中国産落花生の
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まとめ
この記事をまとめると
- 日本で流通する7割の落花生は中国産で、国産は希少性が高い
- 国産の落花生の特徴は、①殻の色が黒ずんでいる②甘味が非常に強い③粒が不揃いで小さめ
- 中国産の落花生の特徴は、①殻の色が白っぽい②食べ応えがある③粒が大きく形が揃っている
- 輸入品の落花生には発がん性物質・アフラトキシンが検出されたことが過去にある。国産には無い。
- 中国産の落花生も近年、栽培時の農薬・収穫時や加工時の品質管理が徹底されているが、輸出される際に船便を利用されることからアフラトキシンの発生リスクは0でない。
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