りんごの品種の一つである“サンふじ”には、どんな特徴があるか知っていますか?りんごは種類によって食感や味、甘さが異なりますが、サンふじは他のりんごと比べてどうなのでしょうか?りんごの品種で有名な『ジョナゴールド』や、名前がよく似た『ふじ』との違いについても着目しました。今回は、
- サンふじの食感・味など特徴
- ジョナゴールド/ふじとの違い
- おいしいサンふじの選び方
これらのテーマについて紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
サンふじってどんなりんご?
特徴
“サンふじ”は、日本で最も生産されているりんごの品種です。『サンふじ』という名前は、太陽の日差し(=SUN)を浴びせて栽培することに由来しています。りんごの品種によっては収穫後に長期間貯蔵できますが、サンふじは貯蔵性が低いです。
りんごに袋をかけずに栽培するため、太陽の日差しを浴びて育ちます。その分甘さを蓄えますが、雨風に直接触れるため表面はザラザラとして色があまり良くないものも多いです。
スポンサードリンク
食感
サンふじの食感は、シャキシャキとした硬めの歯ごたえがあるのが特徴です。シャキシャキ食感が出せるのはサンふじに含まれる水分量(果汁)が多いからで、みずみずしさがあります。
大きさはりんごの平均的なサイズと同じ300〜400gですが、小玉タイプもあります。小玉のサンふじは甘みがギュッと凝縮されています。
どんな味?
サンふじは数あるりんごの品種の中でも特に甘く、甘さに加えバランスの取れた酸味も持ち合わせています。サンふじの甘さの秘訣は栽培方法にあり、りんごに袋をかけず太陽の日差しをたっぷりと浴びて育つため甘さが強くなります。
糖度・蜜
サンふじは甘みが強く、蜜が入りやすい品種となっています。その糖度はなんと14度以上!中心部には蜜である茶色い部分が入っているものが多いです。りんごの平均糖度は13度なので、糖度14度のサンふじは甘い品種と言えます。
生産地
サンふじの生産地には、りんごの産地として有名な青森県をはじめ、山形県・長野県・福島県・岩手県・秋田県などがあります。
旬の時期
サンふじの収穫時期は産地によって少し異なりますが、10月下旬〜12月下旬がシーズンです。青森県産のサンふじは、4月上旬まで出回るものもあります。
価格
サンふじ1個あたりの値段は、100円〜200円となっています。一番出回るシーズン季は100円で購入できるスーパーも多いようです。また、サンふじりんごはネット通販で産地直送品を購入することもできます。
スポンサードリンク
ジョナゴールド・ふじとの違い
世界には2,000種類ものりんごの品種がありますが、日本で出回っている品種の中で有名なものに『ジョナゴールド』があります。また、サンふじと名前がよく似た『ふじ』という種類もあります。それぞれサンふじとは、どう違うのでしょうか?
- 貯蔵性が高いので1年中楽しむことができる
- 袋をかけて栽培するので直射日光を浴びずに育つ
- シャキシャキ食感で硬さを持つ
- ツヤがあり綺麗な赤色
ふじりんごとサンふじりんごの大きな違いは、袋をかけるかかけないかの栽培方法です。袋をかけないサンふじに対し、ふじは袋をかけて栽培します。食感は似ていますが糖度はふじが13度と、サンふじの方が少し甘いです。また、サンふじにはない貯蔵性があるので長期間食べることができます。
- さっくりとした食感
- 酸味が強い味わい
- 完熟なほど表面にツヤがあり赤色
ジョナゴールドは食感や見た目など、サンふじとは異なる点が多い品種です。特に違うのは食感で、シャキシャキとして硬さのあるサンふじに対し、ジョナゴールドはさっくりとした食感です。また、完熟になればばるほどツヤが出る品種で、表面にざらつきがあるサンふじとは異なります。
スポンサードリンク
美味しいサンふじの選び方
サンふじを選ぶ時におすすめの、見分け方のポイントをご紹介!おいしいサンふじ選びの参考にしてみてください。
- 表面が赤色に色づいているもの
- 皮にハリがあるもの
- おしりに丸みがあるもの
- ツルが太く深く窪んでいるもの
まとめ
この記事をまとめると
- サンふじの主な特徴: シャキシャキ食感 / 糖度14度の甘さ / ざらついた表面
- 貯蔵性が低いので食べられる期間は短め
- 袋をかけず太陽光を直接浴びせる栽培方法が甘さの秘訣
サンふじは10月〜12月に旬を迎える甘みの強い品種です。蜜が多く、ハズレが少ないのも魅力ですね。そのまま食べたりジャムやアップルパイに加工しても美味しいので、是非りんごの季節に堪能してみてください。
スポンサードリンク