プリプリして、旨味タップリのホタテ、最高に美味しいですよね。12月頃からいよいよ旬のシーズンを迎え、より一層旨味も増して美味しくなる季節です。そんなホタテですが、やはり値段が高い・・・なかなか普段のお料理に使うのは贅沢な食材ですよね。
高級なホタテですが、最近は冷凍販売も良くみられるようになり価格もお手頃になってきました。「身が割れてしまったけど味は美味しい!」というような訳アリ品などは特にリーズナブルです。
最近はふるさと納税の返礼品でも見かけるようになり、多くの方たちの手に渡るようになりました。しかし冷凍食品でよくあることが、「あ!今晩のお夕飯に使いたかったのに、解凍し忘れてた!」私も良くやってしまいます・・・。
そんな時の、冷凍ホタテの急速解凍はどうした良いのでしょうか?そこで今回は、
- 冷凍ホタテの急速解凍
- 通常の解凍方法は?
- ホタテの解凍でしてはいけないことは?
これらのテーマについて紹介していきますよ。
スポンサードリンク
目次
|
|
冷凍ホタテの急速解凍
魚介類は解凍方法を間違えると食味が大きく劣化してしまいます。お店やスーパーでも「美味しく提供するには解凍方法が一番重要」とも言われています。
でも急がないといけない時もありますよね。そんな時のおススメの方法をご紹介します。
塩を用意
急ぎで解凍したい場合は、
- 水 300ml
- 塩 約9ℊ
を用意します。これで3%の食塩水が作れます。この3%という濃度は海水とほぼ同じ濃度なので、貝類の塩抜きなどでも使えて知っておくととても便利ですよ。また、お野菜の塩もみのようにしょっぱくなることはありませんのでご安心ください。
解凍方法
3%食塩水に冷凍ホタテを入れます。そのまま常温で浸け置きし、解凍後は良く水分をふき取ってください。
解凍時間は夏場で15分程度、冬場で30分程度です。ゆっくり時間をかけて解凍するよりも、やや食感が落ちてしまいますが、食塩水のおかげで十分美味しく召し上がれます。
スポンサードリンク
通常の解凍方法は
定番の流水解凍や冷蔵庫での解凍方法もご紹介します。食塩水を使った解凍方法より手軽にできるのは嬉しいですね。
冷蔵庫で解凍
冷蔵庫での解凍は一番手軽にできる方法ですね。容器に移して庫内で4~6時間程度かけてゆっくり解凍してください。ラップをしたり蓋つきの容器に入れると、水分が余計に蒸発するのを防げておススメです。
流水で解凍
定番の流水解凍は手軽にできて、しかも速く解凍できます。直接ホタテに水がかからないようジップロックなどの袋に入れてから、バットやボールなどに入れます。。袋に水が当たるようにして、水道水を細くあて続けます。
細く水道水を当て続けることで、一定の温度を保ちながら解凍できるので速く解凍できますよ。解凍時間は10~30分程度です。15分程度で一度触ってみて状態を確認してみてくださいね。
スポンサードリンク
ホタテの解凍でしてはいけない事は?
ホタテは急な高温化で解凍すると、酵素の働きにより水分を取り込みにくくなってしまいます。
そのためドリップ(解凍する際に出る水分)が多く出てしまい、旨味を逃してしまいます。よくやってしまいがちな「やってはいけない解凍方法」について見ていきましょう。
常温解凍
冬場でも室温は20度前後はあると思います。暖房をしていればより高温になっています。
解凍後はドリップが多く出てしまい、旨味を逃してしまいますし、細菌の増加により生臭くなってしまう可能性もありますのでおススメできません。
電子レンジ解凍
電子レンジ解凍も急激な高温をあてることで、ドリップが多く出てしまいます。それに解凍ムラも出てしまい、食感や食味の低下につながりますのでおススメできません。
生臭い原因は?
原因は「細菌の増殖」です。細菌は水分に溶け出している栄養素を分解して増殖していきます。冷凍ホタテを解凍する際のドリップには、ホタテの栄養素がたくさん含まれていますので、細菌がどんどん増殖してしまいます。
増殖を防ぐためにも、ドリップが特に多く出てしまう「電子レンジ・常温」での解凍方法は避けるべきです。
スポンサードリンク
まとめ
今回は、「冷凍ホタテを急いで解凍する方法・やってはいけない解凍方法・生臭くなる原因」などについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 急速解凍は3%の食塩水に浸けて常温で15分~30分置く
- 「電子レンジ・常温」での解凍は旨味が逃げるので避ける
- 生臭い原因は、ドリップした液体内での細菌増殖によるもの
いくら冷凍ホタテがお買い得と言ってもそれなりの値段はしまよね。せっかく奮発したなら一番美味しい状態で食べたいものです。
ぜひ解凍方法にこだわって、美味しくホタテを召し上がりましょう!
スポンサードリンク