野菜を食べすぎると急にお腹が痛くなって、下痢になることがあります。急に来るお腹の痛みはできるだけ防ぎたいですよね。
野菜を食べると下痢になる原因は食物繊維!?原因を考えたときに、そんな風に思ったこともあると思います。そこで今回は、
- 野菜を食べると下痢になる原因は!?
- 食物繊維の種類
- 下痢に効く食べ物
これらのテーマについて紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
野菜を食べると下痢になる原因は?
野菜は食べすぎて下痢になることがありますが、それは食物繊維の取りすぎなのかもしれません。しかし組み合わせを注意して摂取すれば下痢になる心配はありませんので安心してください。まずは原因についてみてみましょう。
食物繊維
野菜を食べて下痢になる原因は「食物繊維」という成分になります。生活習慣病の防止や改善に効果がある栄養素の一つで、積極的に取り入れることを勧められています。
食物繊維とは人間の消化酵素では消化できない成分で、食べ物の中に含まれています。食物繊維が含まれている食べ物は小腸で消化・吸収されずに、大腸まで届くようになっています。
そのため便秘の解消にも効果的ですが、過剰に取りすぎると下痢になる可能性があります。
下痢がおさまるまでの時間は?
食べ物が原因である場合、急性の下痢であるために長くは続かずに、1,2回トイレに行けば治まります。長くても1日程度で治ることが多いでしょう。
それでも治まらない場合は、違う原因も考えられるため早めに医療機関を受診しましょう。
下痢は、腸粘膜からの水分分泌が多くなり水分が溜まってしまうことや、腸の中の内容物が必要以上のスピードで通過することで腸の水分吸収がうまくできないことで、その機能を元に戻そうと腸自体の運動が異常に高まることで起こります。
下痢になった場合は、水分をしっかり取って脱水を防ぎ、1~2日は消化の良い食べ物をとるように心がけてください。
スポンサードリンク
食物繊維の種類
食物繊維にはその性質から大きく2種類に分けられています。片方だけを摂取するのではなく、両方バランスよく上手に組み合わせることにより下痢になるのを防ぐことができます。意識して取り入れていきましょう。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維とは、水に溶けやすい食物繊維のことです。粘性があり水分を多く含んでいるためゼリー状となり、腸の中の有害物質や老廃物と一緒に便として排出されます。水溶性食物繊維を取りすぎてしまうと、下痢や軟便を引き起こしてしまいます。
食材の例としては、
- 昆布、わかめなどの海藻類
- みかん
- 里芋
- 大麦、オーツ麦
などが挙げられます。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維とは、逆に水に溶けにくく繊維質の食物繊維のことです。便のかさを増やすことで、腸壁を刺激します。不溶性食物繊維を取りすぎてしまうと、便が溜まってしまい便秘をひどくする可能性があります。
食材の例としては、
- ごぼう
- ほうれん草
- りんご
- 大豆類
- キノコ類
- エビやカニなどの甲殻類
などが挙げられます。
スポンサードリンク
下痢に効く食べ物を紹介!
下痢になってしまったとき、腸内環境は最悪な状態です。腸の調子を整えるために、整腸作用をもつ食べ物が効果的になります。間違っても消化しにくいものや刺激物を取るのは避けましょう。
対処法として、ここでは下痢に効く食べ物をご紹介します。
ヨーグルト
ヨーグルトは消化吸収の良い下痢に効く食べ物です。ヨーグルトには「乳酸菌」や「ビフィズス菌」といった善玉菌が多く含まれています。これらは、腸に直接届いて調子を整える効果があります。
また下痢になって食欲が落ちているときでも食べやすいのでおすすめです。
バナナ
バナナはカリウム豊富で下痢に効く食べ物です。バナナには腸の悪玉菌や炎症起因菌を減少させる効果があります。またカリウムは腸の調子を整え、ミネラルの吸収が改善されることで腸内環境を改善します。
バナナとヨーグルトを一緒に混ぜて食べるのがいいかもしれませんね。他にもエネルギーになるお粥やうどん、たんぱく質が豊富な豆腐や卵などを取り入れた食事を心掛けましょう。
スポンサードリンク
まとめ
今回は「野菜を食べて下痢になる原因の食物繊維についてや下痢に効く食べ物」を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 野菜の中でも食物繊維が多く含まれるものは下痢になる可能性がある
- 野菜を食べて下痢になった場合、長くても1日で収まる
- 食物繊維の中でも「水溶性食物繊維」を多く摂取すると下痢になる
- 「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」をバランスよく摂取することが大切
- 下痢には腸内環境を整えるヨーグルトやバナナがおすすめ
どんな食べ物でも過剰に摂取してしまうと、栄養バランスを崩して身体に悪影響を及ぼす危険があります。今回学んだ食物繊維をバランスよくうまく食事のメニューに取り入れていくことで下痢を引き起こさないように注意しましょう。
また普段から積極的に腸内環境を整えられたらいいですね。
スポンサードリンク