貝の中でも特に人気のある牡蠣は、『岩牡蠣』という種類と『真牡蠣』という種類の2つが有名です。これらの牡蠣には、どんな違いがあるのでしょうか?旬や産地・食べ方など、それぞれの特徴を比較してみました。今回は、
- 岩牡蠣と真牡蠣の違い比較!
- どっちが美味しいの?
- ノロウイルス・食中毒はある?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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岩牡蠣と真牡蠣の違いは?
日本で生産されている主な牡蠣の種類である、『岩牡蠣』と『真牡蠣』の違いについて、特徴・旬の時期・生産地・食べ方について比較してみましょう。
特徴
岩牡蠣
岩牡蠣は、大きな殻と身が特徴です。時間をかけてゆっくり成長するためで、厚みがありボリューム満点です。養殖と天然それぞれ存在し、ぷるぷるとした食感でジューシーな味わいです。天然と養殖があるものの、真牡蠣よりも流通量が少なく希少な食材とされています。
真牡蠣
真牡蠣は、岩牡蠣と比べると小さめサイズで、クリーミーな味わいが特徴です。天然ものは少なく養殖がほとんどで、1〜3年の年月をかけて成長し収穫されます。小さいながらも、旨味がギュッと詰まっている種類となっています。
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旬の時期の違い
岩牡蠣の旬の時期は、6〜9月の夏の季節です。海水の温度が高くなる夏でも収穫できるのは、数ヶ月間、時間をかけてゆっくり産卵するためです。
真牡蠣の旬の時期は、10〜4月の秋から春にかけた期間です。ゆっくり産卵する岩牡蠣に対し、真牡蠣は一気に沢山産卵するという違いがあります。旬の期間が長いので、岩牡蠣よりも長い期間食べることができます。半年間の旬の中でも、特に冬の真牡蠣が美味しいと言われています。
産地の違い
岩牡蠣の産地には、秋田県、山形県、新潟県、大分県などがあります。これは天然の岩牡蠣の産地で、養殖ものは島根県が有名です。
真牡蠣の産地は、広島県が有名で、他にも北海道、宮城県、三重県などで収穫されています。
食べ方の違い
岩牡蠣と真牡蠣、それぞれの食べ方に大きな違いはあまりありません。岩牡蠣は身が厚くボリュームがあるので、そのまま生で食べるのがオススメです。牡蠣フライや塩焼き・炊き込みご飯・炙り焼きなど、それぞれ主な牡蠣の食べ方で食べることができます。
生食できる?
岩牡蠣も真牡蠣も、どちらも生で食べることができる牡蠣です。しかし、生食できるのは食品衛生法の基準を満たした『清浄海域』で採れた牡蠣となっています。
生牡蠣は、食中毒となる危険性が高いので注意 が必要です。スーパーなどで牡蠣を購入する際は、生食用かどうか確認しましょう。加熱用を生で食べた場合、腹痛や下痢を起こすことがあります。
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岩牡蠣と真牡蠣にノロウイルス・食中毒はある?
岩牡蠣と真牡蠣は生で食べる場合、ノロウイルスや腸炎ビブリオ菌による食中毒症状を起こすことがあります。加熱用として販売されているものを生で食べると、腹痛や下痢となる可能性が高いので絶対に火を通して食べるようにしましょう。生で食べる時は、生食用として販売されているものを選んでください。
- 牡蠣によるノロウイルス…食後12〜48時間の潜伏期間を経て腹痛や下痢・嘔吐といった症状を発症する
- 牡蠣による腸炎ビブリオ…食後12時間前後を目安に腹痛や下痢・嘔吐といった症状を発症する
あたる確率
とある調査によると、牡蠣にあたったことがある人の割合は20%だそうです。また、収穫時期や収穫から市場に並ぶまでの保存状態によっても、あたる確率は変わってきます。
岩牡蠣と真牡蠣はどっちが美味しい?
“岩牡蠣と真牡蠣はどっちがおいしいの?”という疑問の声がありますが、それぞれに異なる良さがあります。ボリューム感を味わいたい時は身の厚い岩牡蠣がオススメで、旨味とクリーミーさを味わいたい時は真牡蠣がオススメです。
岩牡蠣の方が真牡蠣よりも大きいので食べ応えはありますが、小さな真牡蠣は旨味が凝縮されているので濃厚さを感じることができます。
また、それぞれ旬の時期も異なるので、夏は岩牡蠣、秋〜春にかけた時期は真牡蠣を味わってみてください。
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まとめ
この記事をまとめると
- 岩牡蠣の特徴: 身が厚くボリュームがある / 6〜9月が旬の時期
- 真牡蠣の特徴: 小ぶりだが旨味が凝縮していてクリーミー / 10〜4月が旬の時期
- 加熱用を生で食べるとノロウイルスや腸炎ビブリオ菌による食中毒を起こす危険性がある
岩牡蠣と真牡蠣、どちらも異なる魅力のある牡蠣の種類です。より多く市場に出回っているのは真牡蠣で岩牡蠣は希少性があるので、あまり見かけないかもしれません。食べ方も様々なバリエーションがあるので、是非牡蠣料理を楽しんでみてくださいね。
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