お肉を柔らかくふわふわに仕上げるために「塩麹」漬けにしたことはありますか?塩麹にすることで、優しい味わいとともにふわふわな食感になってとっても美味しいお肉が完成します。
塩麹を使うレシピはたくさんありますが、塩麹の役割は健康効果などを詳しくご存知の方は少ないのではないでしょうか。また塩麹を鶏肉に使用する場合は「冷凍」させるとより効果的にお肉を柔らかくすることができるんですよ!
今回の記事では塩麹の役割は健康効果、鶏肉に漬け込む時の注意点、保存期間について解説していきたいと思います。
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塩麹って何?
塩麹とは「塩」と「こうじ」でつくられる調味料です。みそやしょうゆ、酒、みりんなど、日本の調味料のほとんどが、この「こうじ」によってつくられています。
こうじは蒸した穀類や豆類に、こうじ菌(コウジカビともいう)と呼ばれる微生物を繁殖させたものです。塩麹は健康効果がスゴイ調味料として一時ブームとなりましたが、なんといってもお肉を漬けることで柔らかくしてくれるのが魅力です。
塩麹がお肉を柔らかくする理由は、たんぱく質分解酵素「プロアテーゼ」と旨味成分の「アミノ酸」によるものです。アミノ酸には旨味やコクをアップさせるだけではなく、美味しさアップ効果もあります。
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塩麹の健康効果
麹には、ビオチン・ビタミンB1・B2・B6・葉酸・パントテン酸などのビタミンB群が豊富に含まれています。また、麹は「酵素の宝庫」とも言われ、アミラーゼやプロテアーゼなど30種類以上もの酵素が含まれています。それら栄養成分による健康効果は大きく、このような効能を期待することができます。
- 消化促進
- 美肌効果
- 二日酔いの緩和
- アトピー性アレルギー予防
- 胎児の成長形成(妊婦さん)
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鶏肉に漬け込む時間はどれくらい?
繊維がしっかりしている鳥の胸肉は、そのまま料理に使うと結構固くなってしまいますよね。ですが塩麹を使えば柔らかくフワフワな鶏胸肉に仕上げることができます。
鶏ムネ肉を漬け込む時間は「1時間」が目安です。大きな塊であれば2時間ほど漬け込むとしっかりと染み込んでとてもおいしくなります。あらかじめ食べるサイズにカットしたものであればだいたい30分ほどでもOKです。
漬けすぎるとしょっぱくなりすぎる?
塩麹は発酵を繰り返すことで徐々に塩味が増します。冷蔵庫で塩麹につけた鶏肉を保存する場合は長くても1日ほどで塩麹を取り除かないと、しょっぱくなりすぎてしまいます。冷凍庫で保存する場合では塩麹が発酵しないので味が変わってしまうことはありません。
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おすすめの塩麹漬けは冷凍保存!
鶏胸肉を塩麹につけておいて冷凍しておくことで、よりしっかり鶏肉の内部まで塩麹の成分を浸透させることができますし、しょっぱくなりすぎませんし、使いたいときに解凍して焼くだけなので調理の時短になるのでとてもおススメです。
塩麹につけた鶏肉の賞味期限・消費期限は「約1ヶ月」となっています。冷蔵庫で保存した場合の鶏胸肉は2~3日程度で、期限が来てしまいますが塩麹に漬けて冷凍することでかなり日持ちが長くなるのも大きなメリットですね!
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鶏胸肉の塩麹漬けの作り方
では簡単に塩麹漬けの作り方を解説していきます。安い鶏胸肉を大量購入して冷凍保存する事も出来るのでお財布にもとっても優しいですよ!作る前に冷凍保存できるジップロックのような密閉袋を用意するようにしてください。
- ①鶏胸肉1枚(200~250g)を一口大に切っておく
- ②ジップロックのような密閉できる袋に塩麹を大さじ2加える
- ③一口大に切った鶏胸肉をジップロックに入れて塩麹と良く揉みこむ
- ④空気を抜いてジッパーを締めて平らにならして冷凍保存する
鶏胸肉は一口大に切らなくてもOKです。より柔らかくしたいのであれば、あらかじめ鶏胸肉にフォークで穴をたくさん空けることで、塩麹の染み込みが良くなります。
とても簡単な方法で準備ができるわりに、出来上がりの鶏肉の旨みが増したりフワフワな食感になったりと非常にメリットが大きいので是非チャレンジしてみてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 塩麹は塩と麹で作る調味料のこと
- 塩麹に含まれるタンパク質分解酵素のプロテアーゼが鶏肉をふわふわにする
- ビオチンやビタミン類などが豊富に含まれているので健康にも良い
- 冷蔵保存すると塩麹が発酵するので最長でも1日で食べきろう
- 冷凍保存で漬け置きすることで1ヶ月ほどを保存することができる
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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