主に若い子達に人気があるお菓子「芋けんぴ」はコンビニやスーパーなどでリーズナブルな値段で販売されていてとても手に入れやすいお菓子です。 皆さんも大体高校生くらいには芋けんぴの美味しさに一度は取り憑かれたことがあるのではないでしょうか!?
それくらいに私たちの身近にある芋けんぴですが、芋けんぴってそもそもどういったお菓子なのか詳しく知りませんよね?
今回の記事では芋けんぴとはどのようなお菓子なのか、発祥はどこか、名前のけんぴってどういう意味があるのか、太りやすい食品なのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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芋けんぴってそもそも何?
芋けんぴはサツマイモを揚げたシンプルなお菓子で、コンビニでも販売されている馴染みのある食べ物です。実は「芋けんぴ」の前の形として、高知県で平安時代から「けんぴ」という小麦粉と砂糖を水で練って棒状に焼いたお菓子が郷土菓子として親しまれていました。
そんなけんぴに似たお菓子であるさつまいものお菓子が「芋けんぴ」といわれるようになりました。そんな歴史があるので、芋けんぴは特に高知県で人気が高いとされているのです。場所によっては「芋かりんとう」と呼ぶこともあるようです。
芋けんぴが発症したのは江戸時代中期
さつまいもが高知県である当時の土佐に伝わったのは江戸時代中期のことと言われています。土佐の気候がサツマイモの生産に非常に向いており、土佐一の庶民的な食事としてサツマイモが一般的になりました。
そこでさつまいもを油で揚げて砂糖をまぶす芋けんぴが、何かのお祝い事の際に振る舞われるようになりそこから全国に広がりました。
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芋けんぴは栄養成分が多い!
芋けんぴに含まれる栄養は、サツマイモの代表的な栄養素である食物繊維や、ビタミンB1を始めとするビタミンB群、ミネラル類の一つであるカリウムが含まれています。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
食物繊維によって腸内環境が良くなり、便秘解消や予防に効果を期待することができます。また、芋けんぴには脂質を吸収して排出する働きもあります。
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食べ過ぎれば太る可能性大!!
芋けんぴの食感はポリポリとしてクセになるものですが、毎日食べ続けるともちろん肥満の原因となります。50gでも235kcalあり、ご飯1杯分とほぼ変わらない数値です。ご飯の代わりに芋けんぴを食べるのはあまり良くないので、置き換えて毎日のように食べるのもNGです。
たくさん食べてしまうのももちろんNGで、高カロリー高糖質となるので肥満の原因となります。食物繊維やカリウムなど体に良い成分も含まれていますが、1袋丸ごと食べるのはやめ、何回かに分けて消費しましょう。
揚げていないヘルシーな芋けんぴもある!
芋けんぴの高カロリーの原因となっているのは「油」です。揚げることによってサツマイモが油を吸収し、カロリーを挙げています。そこでオススメなのが”揚げない芋けんぴ”です。揚げない分食感は劣りますが、カロリーと脂質を大幅に落とすことができます。
砂糖の量を調整してヘルシーに
ふりかける砂糖の量を調整することによってもカロリーや糖質を抑えられます。もしくは砂糖の代わりにはちみつを使うと、よりヘルシーになりますよ。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 芋けんぴの原型は、高知県の郷土菓子の「けんぴ」
- さつまいもを丸ごと使うのでさつまいもの栄養素を効率よく摂取することができる
- ただし食べ過ぎると太る可能性が高い
- 最近では揚げない芋けんぴが人気
- 砂糖の代わりにはちみつを使うのもおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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