子供から大人まで男女問わず、どの年代からも愛されている納豆。毎日食べるというかたも多いのではないでしょうか。
スーパーでは、粒の大きさや大豆の種類の違いなど様々な種類の納豆が販売されていますよね。その中に「ひきわり納豆」があるのですが、他の種類の納豆との違いはご存知でしょうか。
「粒の大きさが普通のものより細かいだけ」と思っているかたも多いかと思いますが、実はそれだけの違いではありません。
今回は、「ひきわり納豆」の特徴から美味しい食べ方までご紹介していきます。
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目次
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ひきわり納豆とは?
それでは具体的に「ひきわり納豆」とはどんな納豆を指すのでしょうか?詳しくご説明していきますね。
特徴
「ひきわり納豆」を作るときに、”普通の納豆を細かく刻んだだけのもの”と思っているかたは多いのではないでしょうか。しかし「ひきわり納豆」は実は製造する工程そのものが違う食品です。
…というのも、一般的な納豆は蒸した大豆に納豆菌をつけて発酵するのに対して「ひきわり納豆」は乾燥した大豆を細かくし大豆の皮を取り除いた状態にし納豆菌をつけて発酵させます。
蒸した大豆から作る「一般的な納豆」と、乾燥し皮を取り除いた大豆からつくる「ひきわり納豆」は製造方法が全く違う別物の「納豆」であるといえますね。
栄養
製造方法が異なる一般的な納豆とひきわり納豆では、栄養価も多少異なります。それでは、具体的に何がどれだけ違うのでしょうか。
納豆1パック(約40g)あたりを比較すると…
- 三大要素(タンパク質・脂質・炭水化物)とエネルギー量に大きな差はない
- ひきわり納豆は大豆の皮が取り除かれている分、食物繊維が一般的な納豆に比べると0.3gほど少なくなる
- 骨の健康に関わりがあるビタミンKは、一般的な納豆が約240㎍に対してひきわり納豆が約372㎍とひきわり納豆の方が多い
- エネルギーの代謝を手助けするビタミンB2は、一般的な納豆が0.22㎍に対してひきわり納豆が0.14㎍と一般的な納豆の方が多い
ただ、どちらの納豆も栄養価が高く「健康に良い」という事実に間違いありません。そして比較量の差もごくわずかといえるでしょう。
効果・効能
”納豆が健康や美容に良い食品”であるということは、お分かりでしょうが具体的にどのような効果・効能があるかは知っていますか?
「ひきわり納豆」の効果・効能をご紹介しますね。
- 納豆菌・食物繊維が豊富なことで、腸内環境を整える働きをする
- しわ・シミ・たるみの予防が期待できる
- ナットウキナーゼを摂取することで血流改善効果がある
- 肌の保湿機能の改善
- 脂質・糖質の吸収抑制効果
納豆を食べるだけで、このような効果・効能があるとなれば積極的に摂取したいものですよね。
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ひきわり納豆てまずいの?美味しいの?
大豆を砕いてから作ることによって納豆菌のつく面積も広くなるため、その分”納豆”の風味を強く感じることができる「ひきわり納豆」。豆好きには堪らない食品でしょう。
また挽き割ってあることで消化もよく食べやすいので、子供からの人気にも根強いものがあります。
ちょい足しにおすすめ
ご飯にかけて食べるのも、もちろん美味しい「ひきわり納豆」ですが粒の細かさを生かした食べ方もオススメです。
例えば、ネギトロ。一見合わないように思われるかもしれませんがネギトロにひきわり納豆をちょい足しすることによって旨味が格段に上がりますよ。ご飯にかけても美味しいですが、手巻き寿司の具材としてもおすすめです。またこれに生卵を加えると更にまろやかさが追加されます。おつまみとしても最高ですよ。
その他、味噌汁にちょい足ししても良し!薬味として麺類にかけても良し!です。
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ひきわり納豆の種類
「納豆」と一口に言っても、実は4種類に分類されることをご存知でしょうか。
文部科学省の食品成分データベースを見てみると「糸引き納豆」「ひきわり納豆」「五斗(ごと)納豆」「寺(てら)納豆」に分類することが確認できます。
このうちスーパーでよく販売されているのが「糸引き納豆」と「ひきわり納豆」です。納豆にも種類があったなんて驚きですよね。
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ひきわり納豆ダイエットの結果・効果は?
カロリー
1パック(約40~45g)のひきわり納豆のカロリーは約80kcal。コンビニで売っているおにぎりが1個あたり約190kcalなので低カロリーであることが一目瞭然ですね。
また納豆の脂質は100gあたり約0.2~0.3gと非常に低いことも特徴的です。カロリー面を見ても十分にヘルシーな食品とは言えますが納豆の特徴を上手く利用したダイエットをするならば「糖質制限ダイエット」に向いている食品だといえるでしょう。
夜納豆
実は食べる時間帯によって効果が違う納豆。ダイエットには夜食べるのが良いとされていますが、その理由には下記のようなことが挙げられます。
- これから活動する朝とは違い夕飯を食べた後は就寝するだけの夜。夕飯の後はエネルギーの消耗が日中よりは少なくなってしまうので、低カロリーな「ひきわり納豆」を食べるのがおすすめ!
- 「ひきわり納豆」には、脂肪を分解するビタミンB2が多く含まれています。寝ている間に脂肪を分解する働きが期待できる夜に食べるのがおすすめ!
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ひきわり納豆の美味しい食べ方・ダイエットレシピ
ダイエットをしていくうえで積極的に取りたい「ひきわり納豆」。お手軽にできちゃうレシピをご紹介します!
ひきわり納豆×キムチ
発酵食品同士の納豆とキムチ。一見組み合わせが悪いような気もしますが、キムチの辛さと納豆のまろやかさが見事にマッチ。想像以上に美味しい一品です。
また納豆キムチダイエットには、痩せるだけでなはく美容効果や腸内環境を整える働きも…。積極的に食べて体の内側から綺麗になりましょう。
ひきわり納豆×オムレツ
満腹感が欲しいときに試して欲しいのが「ひきわり納豆オムレツ」。納豆の食感を感じることができる一品なので少ない具材でも満腹感を得ることができますよ。
ひきわり納豆と一緒にネギを入れると和風に、キムチを入れると韓国風に…と薬味を変えることで飽きることなく食べることができちゃいます。
腹持ちも良いので、ダイエット中の食事には最適ですよ!
ひきわり納豆×チーズ
どんな食品にでも合うチーズ。もちろん納豆も例外ではありません。
例えば、ひきわり納豆・大葉・チーズを春巻きの皮で包み軽く油を塗ってオーブントースターで焼き色がつくまで焼くと非常にヘルシーな春巻きの完成です。
チーズには、疲労回復効果や便秘の予防効果も…。手間なく簡単に作ることができるので、ぜひお試しあれ!
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まとめ
今回は「ひきわり納豆」の特徴やダイエット効果について詳しくご紹介しました。
この記事をまとめると
- 「ひきわり納豆」と「一般的な納豆」は製造方法が違う
- 脂質が非常に少ないため「糖質制限ダイエット」向きな食品である
- 夜食べることで、脂肪分解効果が期待できる
栄養価も高く、いつでも手頃な値段で手に入れることができる「ひきわり納豆」。ダイエット中のかただけではなく体質改善をしたいかたにもおすすめな食品です。
いろいろな調理方法で、お気に入りの食べ方を見つけてみてくださいね。
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