妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“わさび”は妊婦さんが食べても大丈夫な食材なのでしょうか?スパイスによる危険性の有無や、妊娠中に必要な栄養素と共に解説いたします。
- カレーは妊娠中でも食べられる?
- カレーが含む主な栄養素
- 妊娠中にカレーを食べる際の注意点
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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カレーは妊娠中に食べても大丈夫?
カレーは簡単に作ることが魅力の家庭料理ですが、妊娠中でも安心して食べることができます◎ カレー粉に含まれるスパイスも、母体や胎児に影響があるものではありません。妊娠中にカレーを食べることのメリットを、いくつか見てみましょう。
バランス良い栄養素が取れる
妊娠中は、主食・主菜・副菜をバランス良く食べることが大切 です。妊娠期間がすすむほど、摂取したい食品量は徐々に増えていきます。主食は、ご飯・パン・麺類などの炭水化物を多く含む食材で摂ります。白米ではなく玄米や雑穀米に変えることで、炭水化物にプラスして食物繊維・ビタミン・ミネラルを一緒に摂ることができます◎
カレーには、鶏肉や豚肉などの肉類や、にんじん・じゃがいも・玉ねぎなどの野菜類を一度にとることができます。
冷え性の改善
妊娠中は体を冷やすことはあまりよくないとされています。カレーに含まれるスパイスや香辛料には、体を温める効果があるので、冷え性の改善や予防に効果があります◎
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妊娠中にカレーを食べる注意点
妊娠中にカレーを食べる際の注意点について、いくつかご紹介いたします。カレーそのものは食べることができますが、下記のような場合には注意しましょう。
①激辛カレーは控える
タイカレーやインドカレーなど、本格的なカレーには辛いスパイスを使用しているものもあります。それにより万が一下痢などを起こすと、繰り返し下痢することにより子宮収縮を起こすこともあります。
妊娠中の子宮収縮は、酷い場合流産や早産を引き起こしかねません。流産率が高く、安定しない妊娠初期は特に控えた方が安全です。
②食べ過ぎは塩分に注意
カレー粉には塩分も含まれています。妊娠中に塩分を摂りすぎると、『妊娠中高血圧症』になる可能性もあります。
妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
③レトルトは添加物に注意
カレーは便利なレトルトカレーもありますが、市販のレトルトカレーには添加物が多く使われていることが多いです。添加物はすぐ体に影響が出るものではありませんが、体にはよくありません。カレーを食べる際は、できればカレー粉を使用って自分で作るようにしましょう。
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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ
妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。
妊娠中に積極的に摂りたい食材
妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!
- 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
- 鶏肉 …たんぱく質
- 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
- 青魚 …DHA・EPA
- 鮭 …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
- ぶり …鉄
- かつお…鉄
- 白身魚…たんぱく質
- 貝類 …鉄+亜鉛
- 桜エビ…カルシウム
- 卵 …たんぱく質
- ブロッコリー…葉酸+カリウム
- 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
- ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
- 納豆 …葉酸+ビタミンE
- 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
- いちご …葉酸
- アボカド …ビタミンE+カリウム
- トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
- グリーンアスパラガス …葉酸
- 枝豆 …葉酸
- そら豆 …葉酸
- トマト …カリウム
- もずく …ミネラル+食物繊維
- きのこ …食物繊維+ビタミンD
- 切り干し大根 …食物繊維
- もち麦 …食物繊維
妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!
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妊娠中に少量に控えたい食材
妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。
食中毒や感染症のリスクのあるもの
- お刺身
- 生卵
- ローストビーフ
- 生ハム
- ナチュラルチーズ
- 肉・魚のパテ
メチル水銀を含むもの
- 金目鯛:1回80gを週に1度まで
- メカジキ :1回80gを週に1度まで
- メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
- 本マグロ:1回80gを週に1度まで
- エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
- くじら:1回80gを週に1度まで
- きだい:1回80gを週に2度まで
- インドマグロ:1回80gを週に2度まで
- マカジキ:1回80gを週に2度まで
- くろむつ:1回80gを週に2度まで
ヨウ素・ヒ素を含む食べ物
- 昆布 :1日1回少量
- ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで
カフェインを含む飲み物
カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。
- コーヒー …約60mg
- 紅茶 …約30mg
- 緑茶 …約20mg
- ほうじ茶 …約20mg
- ウーロン茶 …約20mg
- ココア …約10mg
糖分を多く含むお菓子やジュース
糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。
ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)
“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。
- レバー
- うなぎ
- あなご
塩分を多く含む食べ物
妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
妊娠中に食べてはいけない食べもの
- 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
- アルコール
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まとめ
この記事をまとめると
- カレーは妊娠中でも食べられる!
- 妊娠中にカレーを食べるメリット①:栄養が取りやすい ②:冷え性改善・予防
- 妊娠中にカレーを食べる注意点①:激辛は控える ②:食べ過ぎない ③:レトルトは控える
- 激辛カレーによる下痢は子宮収縮を起こす可能性があるので注意!
カレーは妊娠中でも食べられるものですが、食べる際はカレーの種類や量に注意する必要があります。野菜とお肉類を同時に食べることができるので、妊婦さんにもオススメの料理ですよ◎
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