妊婦さんにとって、妊娠中はお腹の赤ちゃんの為にもしっかりと栄養を取らなければならない時期です。数ある食べ物の中で、ちりめんじゃこは手軽に食べることが出来るうえに様々な栄養素がたっぷり含まれていることで知られています。
しかし、お腹に赤ちゃんのいる妊婦さんはちりめんじゃこを食べても大丈夫なのか不安になってしまうと思います。
- ちりめんじゃこってどんな食べ物?
- 妊娠中でも食べてもいい?
- ちりめんじゃこに含まれる栄養素
- 妊婦さんにオススメのちりめんじゃこレシピ
今回はこちらについて詳しく解説します。
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目次
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ちりめんじゃこってどんな食べ物?
まずはちりめんじゃこについて解説していきます。ちりめんじゃこは漢字で「縮緬雑魚」と書き、文字通り稚魚(ちぎょ)を平らに広げて干すことで収縮させたものになります。主な原料となるのはカタクチイワシを中心としたイワシ類です。
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ちりめんじゃこは妊娠中でも食べられる?
結論からいうと、ちりめんじゃこは妊娠中でも食べることが出来ます。妊娠中は、お腹の赤ちゃんの生育のためにも様々な栄養が必要となる時期です。そのなかでも以下にあげる栄養素は特に重要と言われています。
DHA・EPAは脳の発達に効果的
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は必須アミノ酸と呼ばれており、主にイワシやサバなどの「青魚」の油に多く含まれています。
特にDHAは人間の脳や目の網膜、胎盤や母乳に多く含まれており非常に重要な栄養素であるにも関わらず体内で作りことが出来ない栄養素として知られており、その摂取方法は食事を通じたものに限られています。妊婦さんは特にDHAを積極的に摂取すべきであると言われています。その理由は、なんと母乳にもDHAが含まれているから。生まれてくる赤ちゃんのためにも、妊娠中からしっかりとDHAを摂っておいた方がいいでしょう。
また、血液をサラサラにする効果があるEPAの由来は、寒冷地であるグリーンランドで暮らすイヌイット達と言われています。豚や牛などの肉食中心であったヨーロッパ人よりも青魚やそれを食べるアザラシを主食としているイヌイットの方が、心筋梗塞で死亡する人数が圧倒的に少なかったことから研究が始まりました。
カルシウムは歯や骨を形成する
子供の頃に親から「カルシウムを取りなさい」と言われた頃はないでしょうか。カルシウムは歯や骨を形成する重要な栄養素のひとつです。体内のカルシウムのうち、99%は骨に蓄えられており、残りの1%は筋肉の収縮や血液を運搬する用途に使われます。
また、体内でカルシウムが不足した場合は、骨からカルシウムが溶け出してバランスを整えます。そのため、慢性的なカルシウム不足は赤ちゃんの骨の生育にも関わってきます。
タンパク質は妊娠前より必要
お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんは、タンパク質をより意識して摂取する必要があります。一般女性の一日におけるタンパク質の必要量は約50gと言われています。しかし、お腹の赤ちゃんへの栄養補給を考えた場合は妊娠の段階によって、タンパク質を以下のように追加して摂取することが勧められていますよ。
- 妊娠初期 +0g
- 妊娠中期 +10g
- 妊娠後期 +25g
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ちりめんじゃこの主な栄養素
ちりめんじゃこには、妊婦さんにとって重要となるDHA・EPA、カルシウムタンパク質の全てが含まれています。そのため、妊娠中は積極的にちりめんじゃこを摂取すると良いでしょう。ただし、ちりめんじゃこには塩分も多く含まれているため食べ過ぎには注意すること。具体的には1日あたり、8g前後の摂取を心掛けると食べ過ぎを防止することが出来ますよ。
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妊婦さんにオススメ!ちりめんじゃこレシピ
ちりめんじゃこはどんな料理にも合わせやすいため、普段の食事に少し混ぜるなどでも十分に豊富な栄養を摂取することが出来ます。その中でも、特にお勧めの簡単レシピを紹介します。
サラダ
バターで軽く炒めたちりめんじゃこは、甘い香りと香ばしさで食欲を刺激すること間違いなし。フレッシュな水菜と和えることでビタミンも同時に摂取出来るのは嬉しいですね。
しらす納豆
食卓にあと1品加えたいときにおススメなのが納豆にしらすを合えた「しらす納豆」です。納豆の豊富なたんぱく質にしらすのたんぱく質をプラス出来る上に、納豆だけでは摂取出来ないカルシウムやミネラルを補うことが出来ますよ。いつもの納豆にしらすを混ぜるだけなのでとにかく簡単なこともポイントです。
じゃこご飯
鮭フレークとちりめんじゃこを炊きあがったご飯に軽く混ぜ込むだけで混ぜご飯の完成です。ポイントは食べる直前に大葉を散らすこと。こうすることで香りが更に豊かになりますよ。鮭フレークとちりめんじゃこから出る自然な塩味で体にも優しい味付けになっているので妊婦さんにもおすすめです。
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まとめ
この記事をまとめると
- ちりめんじゃこはしらすを更に乾燥させた状態にしたもの
- ちりめんじゃこは妊婦さんに必要な栄養素がたくさん詰まっている
- 塩分は多くなりがちなので1日8gを目安に摂取するとよい
- 普段の食事のメニューにちりめんじゃこを少し加えるだけでも十分栄養素を摂取することが出来る
いかがだったでしょうか。
妊娠中はつわりによって食欲も減退しがちです。たくさん食べなくちゃ!と気負わずに少しずつ色々なものを食べる方が、気持ちが楽になるのでおすすめです。その中に少しちりめんじゃこを加えるだけでも十分健康効果を得ることが出来ますよ。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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