サラミ・カルパス・ドライソーセージの違い|原材料・カロリーは?

サラミやカルパスは、棒状でソーセージによく似ているものですが、原料や作り方にはっきりとした違いはあるのでしょうか。

  • サラミの特徴、発祥地、原料は?
  • カルパスの特徴、発祥地、原料は?
  • ドライソーセージの特徴、発祥地、原料は?
  • それぞれのカロリー
  • 体に悪いと言われる理由

今回は、わかるようでわからない微妙なドライソーセージの違いについてご紹介いたします。

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サラミとはどんな食べ物?

形はソーセージによく似ていますが、 ソーセージよりも味が濃くて水分量が少ないサラミ 。そのままおつまみにして食べたり、よくピザにトッピングされているのを見かけます。

原料や作り方はどのようなものなのでしょうか。

特徴

原料のひき肉やいくつかの調味料を混ぜて加熱処理をせず、長期間にわたり乾燥熟成させたドライソーセージの代表格とも言える加工肉です。

じっくりと低温で乾燥させ、水分含有量が35%以下のものをサラミとしています。

イタリア語のsale(塩)が語源となっていて、塩気のある味付けです。おつまみの他、ピザやパスタ、サンドイッチの具材としても使われています。

原材料

まず一般的に使われているお肉は、豚肉です。改良によってより濃厚な味になるように牛肉を混ぜたものも最近見かけます。ひき肉・塩胡椒・ニンニク・セージなどのスパイスが主な原材料です。

サルミ・ミラノやサルミ・ナポレターナなど、サラミの中でも種類があり、微妙な原料の違いがあります。

発祥地

サラミはイタリア発祥です。イタリアは、お肉の加工技術が進んでいて、古代ローマ時代からサラミを食べていたと言われています。

カロリー

サラミ100gに対して、497kcal
詳細は、・糖質…2.1g・脂質…43g・食塩相当量…3.6gと、脂質が多い印象です。

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カルパスとはどんな食べ物?

カルパスといえば、よく 駄菓子屋さんで見かける サラミを小さくしたようなお菓子です。では、原料や作り方も同じなのでしょうか。

特徴

ひき肉や調味料、香辛料などを混ぜて加熱燻煙した後、長期間にわたり乾燥熟成させたものがカルパスです。乾燥させて水分含有量が55%以下のものをカルパスとした、セミドライソーセージです。

ロシア語のカルバサー(kolbasa)が語源で、カルパスは日本特有の呼び名です。カルパスは、サラミよりも柔らかく子供向けの「おやつカルパス」が有名です。

原材料

豚、鶏または牛のひき肉を使い、黒胡椒などの香辛料とゼラチンやラードが加えられています。長時間の乾燥・加熱が必要なので、実は作るのに手間のかかる食品です。

発祥地

カルパスはロシア発祥です。20世紀のロシア革命で日本に沢山のロシア人が訪れ、そこから浸透していったのだそうです。

カロリー

カルパス100gに対して、413kcal
詳細は、・糖質…15.1g・脂質…1.2g・塩分相当量…3.6gと、サラミと比べると、糖質が多いようです。

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ドライソーセージはどんな食べ物?

では、ドライソーセージとはどのような条件のソーセージなのでしょうか。 サラミやカルパスとの関係 はあるのでしょうか。

特徴

ドライソーセージは、その名の通り《乾燥させたソーセージ》のことです。長期保存をさせるために、腐る原因である水分をじっくり低温乾燥させて抜き熟成させたものです。

加熱せずに、水分保有量が35%以下のものと設定されています。上記で説明したサラミがドライソーセージということになります。カルパスはそれより水分を含んだセミドライソーセージです。

MEMO
ドライソーセージは、常温での流通が許されている食品です。

原材料

原材料は、ひき肉と塩胡椒やハーブなどです。ソーセージの種類によって細かな材料は変わってきます。

発祥地

ドライソーセージの中でも、サラミはイタリア、カルパスはロシアと様々ですが、始まりは、寒くて長い冬を乗り切るために、保存食としてヨーロッパで作られ始めたそうです。

カロリー

ドライソーセージ100gに対して、467kcal
詳細は、・糖質…2.6g・脂質…42.0g・塩分相当量…4.4gと、サラミと同じ程度の内容です。

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サラミやカルパス、ドライソーセージは体に悪い?

ソーセージなどの 加工肉は体に良くない と聞いたことはありませんか。なぜそのように言われるのでしょうか。原因を考えてみましょう。

塩分が多い

上位でそれぞれの塩分相当量を示しましたが、決して低い数字ではありません。おつまみにも最適で、ついついパクパクと食べてしまいそうになりますが、食べすぎると塩分やカロリーの摂りすぎになってしまいます。

塩分を摂りすぎてしまうと、高血圧や骨粗鬆症、胃ガンの発症にも繋がります。

脂質が多い

ドライソーセージは脂質も多いです。悪玉コレステロールが血中で増え、血管に付着することで動脈硬化につながります。さらに、メタボリックシンドロームや高血圧などの原因となってしまいます。

添加物が多い

市販のソーセージは、添加物が入っています。添加物を体の中で分解するにはビタミンが必要です。ドライソーセージにはビタミンが入っていないため、ビタミンやミネラルの不足につながります。

また、添加物は食べても問題ないと言われがちですが、すぐに症状が出ないだけで体に蓄積され、あらゆる不調を引き出します。

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まとめ

この記事をまとめると

  • サラミは、水分含有量が35%以下のドライソーセージ。発祥地はイタリア。豚のひき肉や調味料、スパイスで作られる。
  • カルパスは、水分含有量が55%以下のセミドライソーセージ。発祥地はロシア。豚、牛、鶏のひき肉と香辛料、ゼラチンなどが含まれる。
  • ドライソーセージは、水分含有量が35%以下のものを指し、ヨーロッパから作られ始めた。
  • どれもカロリーや塩分は高い。
  • 塩分・脂質・添加物が多いため、食べ過ぎないよう注意。

いかがでしたか。今まで知らなかったドライソーセージの違いがあったのではないでしょうか。最後にお伝えした通り、原材料の他にもどんなお肉が使われているかで、体への影響は異なります。

持続可能な世の中にしていくためにも、手作りにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

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