皆さんは牛乳がお好きですか?私たち日本人にとってはかなり馴染み深い飲料である牛乳は、毎日飲む習慣があると言う人がいるほど人気のある飲み物です。その人気の理由としてはやはり栄養価が非常に高いことが挙げられるでしょう。
そんな牛乳ですが常備しているとあっという間に記載されている期限を切れてしまうことがありますよね。
今回の記事では牛乳の賞味期限(消費期限)が1日以上切れていた場合は、どのようにして飲むのがオススメなのか、怪しい牛乳を飲んでしまった時の対処法、牛乳の栄養価について解説していきたいと思います。
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目次
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牛乳ってどんな飲み物?
牛乳は言わずと知れた牛のお乳のことです。日本では、成分を調整していない生乳が「牛乳」と定義され、脂肪分を調整したものが低脂肪牛乳とされています。牛乳成分を増減したり乳糖を分解したものは加工乳、乳飲料は牛乳由来成分以外を加えた栄養添加やコーヒーミルクなどがあります。
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牛乳に含まれている栄養成分
牛乳はいわずもがな、非常に栄養価に優れた食品です。カルシウム、たんぱく質、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6など)が豊富に含まれています。栄養バランスに優れ、「準完全栄養食品」と呼ばれています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- カゼイン:カゼインは、骨のカルシウムの吸収を助けるカゼインホスホペプチドの元になるたんぱく質です。カルシウム、鉄やナトリウムと結合し吸収を助けるだけではなく、体への吸収が遅いため高いアミノ酸濃度を維持ができるため、筋力トレーニングの後のプロテインの成分としても人気の高い栄養素です。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- トリプトファン:トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。
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牛乳の正しい保存方法と保存期間の目安
牛乳ってどのくらい日持ちするの?と疑問に思っている方は、コチラを参考にしてみてくださいね。
保存期間の目安は?
- 未開封…約1週間
- 開封済…約2日
牛乳パックには消費期限が記載されていますが、未開封の場合の期限は大抵1週間ほどです。開封後は2日間を目安に消費するようにしましょう。
保存方法は?
牛乳の保存方法は、みなさんもご存知の通り冷蔵庫保存になります。ちょっとした時間室内に置いておくのも腐敗の原因となりますので、カップに注ぐ時以外は冷蔵庫に入れておきましょう。
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賞味期限が1日以上過ぎてしまった…飲んでもいいの?
牛乳は常備しておきたい食材でもありますので、冷蔵庫に長い間保管しているとあっという間に期限が切れてしまいます。消費期限が1日以上過ぎているともう飲むことができないと思うのですが、それでも飲みたい場合は以下のような特徴が無いかチェックしてから「加熱して」飲むようにしましょう。
腐った牛乳の見分け方・特徴
開封してからちょっと期間が空いてしまったけれど大丈夫かな?という時の参考にしてみてください。
- 黄色っぽく変色している
- とろみがある
- チーズのような腐敗臭がする
- カビが生えている
- 分離している
牛乳は腐ると酸っぱくなる以外に、白から黄色に変色[/su_highlight]していきます。そしてチーズのような腐った臭いを発したり、分離してとろとろトロミが出たりすることもあります。
酷い場合には牛乳パックの中にカビが生えていることもあるので注意しましょう。腐った牛乳は食中毒の元ですので、廃棄するようにしましょう。
酸っぱい牛乳は加熱してもダメ!
腐って酸っぱくなった牛乳は、加熱して飲むのもNGです!腐った牛乳の中にいる菌たちは、加熱で死滅しないものもあります。腹痛や下痢・嘔吐などの食中毒症状を起こすことになるので、酸っぱい牛乳は絶対に飲まないでください。
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腐った牛乳を飲んでしまった時の対処法
万が一腐った牛乳を飲んでしまった時は、水を多めに摂るようにしましょう。飲んでしまったものは仕方ないですが、これからは腐った牛乳をよく見分けて捨てるようにしてくださいね。特にお子様は牛乳による体調の変化が出やすいので、怪しい牛乳をうっかり飲ませないようにおうちの方が注意してください。
腐った牛乳を飲むと食中毒になる?
腐った牛乳を飲んだ場合、人によっては無症状で済むこともありますが、食中毒になる可能性が十分にあります。食中毒の種類としては乳製品でよく見られるブドウ球菌食中毒で、黄色ブドウ球菌が産生する毒素によって生じるものです。
飲んでから症状が出るまでの時間は2〜8時間で、嘔吐や吐き気が代表的な食中毒症状となっています。また、腹痛や下痢の他、酷くなると頭痛や発熱を引き起こすこともある食中毒です。
大抵の場合は12時間以内に自然に治りますが、小さなお子様や高齢者、免疫力の低い人は死亡する危険性もあるので注意が必要です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 牛乳は非常に栄養価に優れた食品
- 牛乳には賞味期限ではなく消費期限が設けられている
- 開封前は1週間、開封したら2日以内に飲みきるようにしよう
- 黄色っぽく変色したり臭いがおかしかったり酸っぱい牛乳は飲んではいけない
- 腐敗した牛乳は加熱しても飲んではいけない
- 腐った牛乳を飲んでしまった場合は水を多めにとるようにして様子を見よう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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