塩やハーブなどで味付けをした牛肉の塊を、オーブンで焼くだけの簡単でシンプルなイギリスの伝統料理ローストビーフ。日本でも、おもてなしやお祝い事によく使われています。
お土産で頂いたり、デパ地下のお惣菜で見かけるとついつい美味しそうで買ってしまったり、アレンジしやすいので普段のご飯にも取り入れやすくなりました。
そこで、ローストビーフの賞味期限ってどのくらいかご存知でしょうか。つい買ってしまいがちなローストビーフを食べ忘れてしまったという時のために、今回は…
- ローストビーフの賞味期限
- 腐るとどうなる?
- ローストビーフの保存方法
- ローストビーフのアレンジレシピ
こちらについてご紹介していきます。
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目次
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ローストビーフの賞味期限は?
表面に焼き色をつけ、じっくりと火を通し、中はロゼ色が美味しいとされるローストビーフは、 日持ちしません 。どのような状態で保存するかで多少変わってきますが、冷蔵保存の場合、
・カットしたもの…1〜2日程度
・真空パックのもの…3週間程度
それぞれ決まった賞味期限があるので確認した上で、美味しい状態で食べるためにも、買ったその日のうちに食べるのがベストです。
賞味期限切れでも食べれる?
まず、賞味期限とは、農林水産省のHPにも記載があるように 「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」 であり、期限を過ぎたら食べられないというものではありません。
だいたい傷みにくい食品に設定されていて、正しく保存されたもので、 見た目や色、匂いに変化がなければ過ぎたものでも食べることができます。
ですが、未開封の状態での期限なので、ローストビーフの場合だと、塊だったものをスライスした後や冷凍のものを解凍した後などは、期限にかかわらず 早めに食べたほうがいいでしょう 。
腐るとどうなる?
では、本当に食べられない状態とはどのようなことでしょうか。腐ってしまうとどんなものでも食品自体に変化が起きますので、よく確認しましょう。
・感触…ぬめりがある。糸を引く。
・匂い…腐敗臭や酸っぱい匂いがする。
このような、明らかに変化しているものは口にしない方がいいでしょう。ただ、ローストビーフのお肉の色が茶色だからといって腐っているわけではありません。
ローストビーフのピンク色は、タンパク質が変色したもので、時間がたつにつれ茶色くなるものです。早めに食べるに越したことはないですが、 茶色でも食べられる可能性は十分にあります 。
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ローストビーフの保存方法
では、なるべく美味しい状態をキープしたまま保存する方法はあるのでしょうか?
ローストビーフの鮮度を守る決め手は乾燥させないこと。乾燥するとパサパサしたり、色や風味が落ちてしまうので、乾燥から防ぐように保存しましょう。
冷蔵保存
食べきれる量であれば、取り出してすぐに食べることができる冷蔵保存がオススメです。冷蔵保存する際に気をつけるポイントは、 酸化や乾燥を防ぐこと です。
【水分を拭き取る】
ローストビーフに水滴がついていると、劣化や雑菌の増殖が早まります。キッチンペーパーなどで優しくしっかり水分を拭き取りましょう。
【密封する】
空気や菌が入り込むのを防ぐために、ラップで隙間なく包むようにします。塊が大きい場合は、1回で食べれる分にカットして包み、スライスされてあるものは、1枚1枚包んだ方が鮮度が保たれます。
【真空状態にする】
ラップで包んだものを更に保存袋に入れて真空状態にします。真空できる容器があればいいのですが、なければ保存袋に入れてストローなどで空気を抜きながら口を締めていけば大丈夫です。
【チルド室で保存】
冷蔵保存であれば、冷蔵庫の中でも温度の低いチルド室がオススメです。温度が低いほど劣化の進みが遅く、冷凍ではないためすぐに食べることができます。
また、チルド室は蓋があるので、冷蔵庫の開け閉めによる温度の変化や冷蔵庫内の匂いがつきにくいという利点もあります。
冷凍保存
量が多くて食べられない時や、食べたい日が決まっている時など、長く保存したい場合は冷凍保存しましょう。保存方法は、冷凍保存の時と同じで、
・水分を拭き取る
・ラップでしっかり包む
・真空状態にさせる
解凍方法は?
せっかく丁寧に保存したローストビーフなので、解凍する時に風味が落ちてしまうようなことは避けたいです。3つの解凍方法をご紹介します。
【冷蔵庫で解凍】
余計な火を通すことなく、ゆっくりと時間をかけて解凍する方法です。
・半解凍されていたら一度取り出し、食べるときの状態にスライスする。
・ラップをしてまた冷蔵庫に戻し、完全に解凍させる。
時短したい時に有効です。火が通ってしまわないように細かなチェックが必要となります。
・解凍モードや弱モードで1分づつ、上下を裏返しつつ様子を見ながら解凍していく。
1枚1枚ラップで包み冷凍したローストビーフは、ラップをはずし、お皿に移して上からラップをかけて冷蔵庫で解凍します。(約1時間)
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ローストビーフのアレンジレシピ
特に量がある場合、アレンジを効かせるとバリエーションがあって楽しめます。ローストビーフも、実は様々な料理に活用できるのです。
ローストビーフユッケ
(画像元:cookpad)
ローストビーフを細かく切って、調味料と和えるだけの簡単レシピです、なかなか家では食べられないユッケを再現できます。
佃煮風
(画像元:cookpad)
洋食のローストビーフが和食に早変わりする1品です。ちょっと固くなってしまったローストビーフも柔らかく生まれ変わります。
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まとめ
この記事をまとめると
- ローストビーフは冷蔵保存も日持ちしない
- 塊…3〜4日、カット…1〜2日を目安にする
- 腐ると、色や感触、匂いに変化がある
- 密閉、真空状態で保存する
- 冷蔵の場合、チルド室だと更に日持ちする
- 量が多い場合は、冷凍して1ヶ月日持ちさせる
いかがでしたか。ハロウィンやクリスマス、お正月などでも活躍するローストビーフを美味しく保存してアレンジまで楽しめたら最高ですね。
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