ぎんなんを生で食べるとどうなる?食べ方やぎんなんのレシピも

秋の味覚・ぎんなんイチョウの木に付く実のことで、秋になると「ぎんなん拾い」をされたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。イチョウの木は中国が原産とされており、地球上に存在し出したのは約2億年前とも言われ「生きた化石」とも呼ばれています。

今回はイチョウの実「ぎんなん」について詳しく見ていきます。

  • そもそも、ぎんなんとは?毒や臭いは?冷凍保存方法もご紹介!
  • ぎんなんの旬は?効能や下処理方法を詳しく!
  • ぎんなんを美味しく頂けるおススメレシピ!
などをご紹介していきます。

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ぎんなんってどんなもの?  

秋になると銀杏並木の周辺にぎんなんが落ちていて臭いを感じたことはありませんか?ぎんなんは古来から親しまれていた食材で、民間療法の薬などにも使用されていたそうです。

実はどんなもの?

実の形状

さくらんぼのようで黄色
をしています。ぎんなんがなるイチョウの木は雌の木のみで、食用としての品種はさらに限られています。

毒や臭い

ぎんなんの独特の強い臭い

ぎんなんの皮にある「酪酸」「エナント酸」
と呼ばれる物質が原因でこの2つの酸が交じり合うことで発生します。この臭いは哺乳類全般に嫌われる臭いとも言われています。

またぎんなんには
メトキシピリドキシンと呼ばれる有毒成分
が含まれており、大量摂取によって脳神経の情報伝達をサポートするビタミンB6の働きを阻害し食中毒症状が起こることがあります。

冷凍保存の方法

ぎんなんは冷凍保存することで

2~6ヶ月程度の長期保存も可能
です。

なるべく

  1. 殻付きのまま冷凍する
  2. 高温・多湿・乾燥を避ける

ようにし保存用袋などに入れて空気をしっかり抜き密閉するようにしましょう。

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ぎんなんの実がなるのはいつ?効能は?  

ここからはぎんなんの旬や食べることで得られる効能などを詳しくご紹介していきます。

実がなるのはいつ  

一般的にぎんなん

9月頃~11月中旬頃までが収穫期
とされています。

国内での主な収穫地は愛知県で収穫量全体の30%を占めると言われています。保存性の高さなどから1年中購入する事が可能です。

効能    

ぎんなんには

  • ビタミンC
  • カリウム
  • マグネシウム
  • リン
  • 鉄分

などの豊富な栄養素が含まれており、適量の摂取で嬉しい効能に期待できます。

  • 高血圧予防
  • 動脈硬化予防
  • むくみ解消効果
  • 美肌効果
  • 疲労回復効果

などとされ、上手に摂取をすると健康や美容に良い効果が期待できます。

食べ方や皮の処理は?

ぎんなん

生食はせず、加熱調理をして頂く
ようにします。

ぎんなんの実だけを取り出して頂きたい場合には
電子レンジと不要の紙封筒を使用した加熱調理
が簡単なためおススメです。

  1. 殻付きのぎんなんを紙封筒に入れて、封筒の口を2~3回折り込む。
  2. 電子レンジ500wで30~40秒加熱する。加熱中に、2~3個はじけた音がしたら調理を止める。
  3. キッチンバサミなどで、殻を割っていく。熱さがあるうちに薄皮も剝き、完成。

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ぎんなんを使ったレシピ  

ここからはお料理に1粒入っているだけでも、季節感を感じられる上品な味わいのぎんなんを使ったおススメレシピをご紹介していきます。

水煮・おつまみ

市販でも多数あるぎんなんの水煮缶・水煮パックを利用して

  • 揚げ焼き、素揚げ
  • 塩炒め
  • 他の食材と一緒に味付け炒め

などをするだけで、お酒のおつまみにぴったりです。水煮になって販売されているものの多くは調理済みなためそのまま食べても問題ありませんが、一手間加えるだけでより美味しく頂けます。

ご飯や茶碗蒸しに  

ぎんなんの水煮に限らず生のぎんなんが手に入ったら、是非「ぎんなん炊き込みご飯」「ぎんなん入り茶碗蒸し」に使ってくださいね。下処理方法は、電子レンジと不要の紙封筒を使用することで簡単にできます。

  1. 殻付きのぎんなんを紙封筒に入れて、封筒の口を2~3回折り込む。
  2. 電子レンジ500wで30~40秒加熱する。加熱中に、2~3個はじけた音がしたら調理を止める。
  3. キッチンバサミなどで、殻を割っていく。熱さがあるうちに薄皮も剝き、完成。

冷凍保存できる?

大量にぎんなんが手に入った際には、冷凍保存をしておくと大変便利です。冷凍保存することで

2~6ヶ月程度の長期保存も可能
になります。

  1. 殻付きのまま冷凍する
  2. 高温・多湿・乾燥を避ける

ように注意し、冷凍保存用袋などに入れて空気をしっかり抜き密閉するようにしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ぎんなんの実はさくらんぼのようで黄色
  • ぎんなんの独特の強い臭いぎんなんの皮にある「酪酸」「エナント酸」と呼ばれる物質が交じり合うことで発生する
  • ぎんなんにはメトキシピリドキシンと呼ばれる有毒成分が含まれており、大量摂取によって脳神経の情報伝達をサポートするビタミンB6の働きを阻害し食中毒症状が起こる場合もある
  • 一般的にぎんなん9月頃~11月中旬頃までが収穫期
  • ぎんなんには適量摂取で、①高血圧予防②動脈硬化予防③むくみ解消効果④美肌効果⑤疲労回復効果などの効能に期待できる
  • ぎんなん生食はせず、加熱調理をして頂く
  • ぎんなんの実だけを取り出して頂きたい場合には電子レンジと不要の紙封筒を使用した加熱調理が簡単なためおススメ
  • ①殻付きのまま冷凍する②高温・多湿・乾燥を避けることに注意し冷凍保存することで2~6ヶ月程度の長期保存も可能。冷凍保存用袋などに入れて空気をしっかり抜き密閉する

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