「スパイスの女王」と呼ばれているカルダモン。その香りは多くの人を魅了しています。料理やドリンクに少し加えるだけでエキゾチックな味に早変わり。
エスニック好きの方たちに、今も昔も愛されているスパイスです。今回は、そんなカルダモンの効能や食べ方、おすすめのレシピをご紹介します。
副作用についてや、生で食べられるのかについても説明しているので、カルダモンに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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カルダモンは生で食べられる?
カルダモンは、ショウガ科の植物のさやと種を乾燥させた香辛料のことをいいます。そのまま食べても問題はありません。
どんな味がする?
カルダモンはショウガ科の植物から作られているので、ショウガに似た味がします。爽やかかつ、ほんのりとした辛みと、マイルドな苦みが感じられるでしょう。
他の食べ方は?
カルダモンは、カレー作りの際に使われるスパイスのひとつです。インドではアイスクリームやヨーグルトなどのデザートにもカルダモンを使用しています。
また、スウェーデンやノルウェーなどの北欧では、パンやお菓子にカルダモンが使われています。シナモンロールやジンジャークッキーなど、カルダモンは甘いものとも相性抜群です。
その香りの高さから、肉や魚の臭い消しとして使われることもあります。
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カルダモンの効能や副作用
カルダモンは、古くから薬としても用いられてきました。生薬として漢方の原料にも使われています。
世界各国で、身体を冷やしたり、温めたりする目的で使われていました。また、消化促進や性欲増進にも使われていたそうです。
そこで、ここからはカルダモンの効能や副作用についてご紹介していきます。
期待できる5つの効能
- 効能１：口臭防止
カルダモンは、香り成分・シオネールの効果で口臭を消すと言われています。このシオネール、にんにく臭やアルコール臭も撃退できるといわれているほど、強力な消臭効果を持っています。
そのため、インドでは食後にカルダモンをそのまま食べる方も多いそうです。また、カルダモンは抗菌作用があると言われており、口にすると口腔内の細菌を減少させるという研究結果も出ています。
- 効能２：消化促進
カルダモンは消化を助ける働きがあるとされ、生薬として胃薬の原料にも使われています。
- 効能３：発汗作用
カルダモンは発汗作用のあるスパイスだとも言われています。汗をかくので、風邪の引きはじめにもおすすめできるスパイスです。
身体が温まるため、寒い季節にもぴったり。汗をかくことで代謝が上がり、ダイエット効果も期待できると言われています。
カルダモンは、冷え性の方や体型が気になる方の強い味方なのです。
- 効能４：精神安定効果
カルダモンは「高貴な香り」「香りの王様」とも称されるほど、香り高いスパイスです。その香りを嗅ぐことで、自律神経が整い、心を落ち着かせる効果があると言われています。
生理前や、ストレスを感じたときはカルダモンの香りを嗅いでみましょう。
- 効能５：集中力アップ
カルダモンを摂取すると、前頭葉の酸素消費量が変化すると言われています。その結果、脳が活性化し集中力が上がるとされているのです。
勉強や仕事など、集中力が必要なときには、カルダモンの摂取がおすすめ。
副作用
カルダモンの副作用について、医学的・科学的に証明されたデータはありません。持病やアレルギーのある方・妊娠中の方は、一度かかりつけ医に相談するのがおすすめです。
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カルダモンの使い方・レシピ
カルダモンはさまざまな料理に使われ、身体にもいいということがわかりました。しかし、実際どう使えばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか？
そこで、ここではカルダモンの具体的な使い方をご紹介します。
コーヒー
サウジアラビアでは、カルダモンコーヒーが愛飲されています。カルダモンがたっぷりと使われたコーヒーは、おもてなしの飲み物として来客を迎える際によく出されます。
清涼感を感じるコーヒーで、作り方も簡単です。
- カルダモン(1粒)をきざみます
- コーヒー(大さじ2)・カルダモン・水(200ml)を鍋に入れ、火にかけます
- 沸騰したら弱火にし、1分ほど煮立たせます
- カップに注ぎ、粉が沈んだら完成です
エキゾチックな風味で、異国情緒あふれる時間を過ごせることでしょう。砂糖を入れても美味しくいただけます。
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水
健康や美容のために水を摂取することは大切です。しかし、それほど水が飲めないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのがカルダモンウォーター。カルダモンの爽やかな香りがするフレーバーウォーターで、水を飲むのが苦手な方もしっかり水分補給することが可能です。
- カルダモン(ホール2～3粒)に包丁で切れ目を入れます。
- カルダモンをお茶パックに入れます。
- 水(1リットル)注ぎ、6～12時間放置します。
チャイティー
ミルクティーにカルダモンを加えるとチャイティーになります。コクがあり、奥深いチャイティーをご家庭でも楽しんでみてはいかがでしょうか。
- カルダモン(4個)のさやを割り、種を潰します
- しょうが(薄切り2枚)・シナモンスティック(1本)・カルダモン・グローブ(4個)と紅茶(110g)・水(400ml)を鍋に入れ強火で沸騰させます
- 沸騰したら弱火にし、5～10分ほど煮出します。
- 牛乳(400ml)・砂糖を入れ温めなおし、濾して完成です。
まとめ
カルダモンの効能や使い方を紹介しました。
カルダモンは「スパイスの女王」と呼ばれるほど、多くの方に愛されているスパイスです。健康効果も期待でき、さまざまな料理にも合うので、自宅に置いてみてはいかがでしょうか。
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