皆さんはきのこを冷凍したことはありますか?キノコといえば基本的には冷蔵庫の中に保存しておき、使いたいときに使い切るというのが一般的だと思いますが、それでもなかなか使い切れない量を買ってしまう時がありますよね。
きのこは傷んでくると、水分が抜けてヘナヘナになってしまったり、色が変わってきたりなど様々な変化を起こすなど、意外と冷蔵保存では保存が効かない食品なのです。
今回紹介するのはきのこの冷凍保存です。実はきのこは冷凍すると「逆に旨味が増す」と言われているんですよ!
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目次
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きのこは冷凍保存がオススメな食品!
実はきのこは正しい処理をして、冷凍保存を行うとむしろ旨みや栄養価が増すといわれているんです。
それはなぜかと言うと、冷凍することで「細胞の中の水分が細胞膜を壊し、細胞の中に含まれていた旨味成分がきのこ全体に溶け出すから」なんです。生のままのキノコを調理しただけでは細胞膜が壊れないので甘みを感じることができないらしいのです。なのできのこはむしろ冷凍保存を推奨されているんですよ!
ちなみに正しい方法で冷凍しないと、きのこは冷凍庫のあの独特な匂いを吸収してしまうので冷凍庫臭くなってしまいます。これがきのこを冷凍保存するとまずくなっちゃうよ!という情報の原因であることは間違いないでしょう。
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きのこを冷凍してみよう!
ではキノコを美味しくするための冷凍保存方法を解説していきますね!
正しい冷凍保存のやり方とは?
<冷凍保存の手順>
- きのこを適当な大きさにほぐしていく
- 一回使用量ずつに分けて、ラップに包む
- ジップロックなどの密閉できるフリーザーバッグに入れて冷凍庫に入れる
ここで一つ注意点なのが「キノコは水洗いしない!」ということです。水洗いしてしまうときのこの栄養価が落ちてしまうので、もし汚れが気になる場合はペーパータオルなどでやさしく拭いてあげましょう。
匂いうつりに注意!
きのこは水分を吸収しやすい食材なので、匂いの強い食材の隣に置いておくとすぐに匂い移りしてしまいます。ラップをしてジップロックで密閉するのであればほとんどの場合は大丈夫ですが、気になる方は臭いの元になりそうな食材から少し距離をあけて保存すると良いでしょう。
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キノコの解凍方法は?
他の食品は凍らせたら解凍しなければならないのですが、きのこの場合は凍ったまま料理に出ることができます。むしろ解凍してしまうとキノコの旨味成分を持った水分が外に抜け出してしまうので、きのこの周りについた氷ごと、そのまま料理に入れてあげましょう。そうすることできのこの旨味を料理にしっかり含ませることができますよ。
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冷凍きのこの保存期間は?
きのこは冷凍することで「約一か月」ほど保存することができます。ただし冷凍していると言いましても、カビや細菌の活動を完全にストップすることはできません。以下の状態になっていたら食べるのをやめましょう。
<きのこが腐敗している時のサイン>
- 明らかに色が変化している
- 匂いを嗅いだ時に異臭がする
- 口に入れた時に舌が痺れるような刺激がある
- カビが生えている
- ネバネバして糸を引く
上記で説明した状態のキノコはかなり腐敗が進んでいる状態です。腐敗が進んでいるということは体に害を与える細菌が繁殖している可能性もありますので絶対に食べないようにしてください。
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冷凍のキノコが向いている調理法や料理は?
冷凍のキノコは、炒めたり、焼くなどの調理法だと生のものよりも多少食感が劣ります。食感がを劣るだけでもちろん食べても問題はありません。冷凍のきのこのおすすめの調理法は煮込み料理やレンジで加熱するなどの方法がお勧めです。
特にスープや鍋料理などに使うのであれば、冷凍したキノコから旨味がたっぷり出ますし、スープの味をきのこがしっかり吸い込んでくれるのでより美味しさを感じやすくなるでしょう。
おすすめレシピ
では最後に冷凍きのこを使ったおすすめのレシピを紹介していきます。
〇きのこのリゾット
チーズの風味が心地よく香るリゾットは、大人から子供まで幅広く人気の料理ですよね!これに冷凍したキノコを入れることで、きのこの旨味をリゾットに取り入れることができます。さらに生のキノコではあまり味が感じられませんが、冷凍したキノコを使えばしっかり牛乳やチーズの旨味を染み込んでとてもおいしくなります。
〇きのこの炊き込みご飯
冷凍きのこを使うことでいつでもきのこの炊き込みご飯が簡単に作れます。炊き込みご飯を作る際はしめじや舞茸、エリンギなどの様々な種類のキノコをミックスして使うことで、食感の違いや風味の深さを出すことができますよ!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?きのこは食材の中でも珍しい、冷凍した方が美味しくなる食材です。一流のシェフでもあえて一度きのこを冷凍してから使う人もいるようです。やってみたことがない形は1度冷凍キノコを使った料理を作ってみてはいかがでしょうか!
この記事をまとめると
- きのこは冷凍すると細胞の膜が壊れ旨味成分が溶け出す
- 細胞の膜が壊れることによって味がしみこみやすくなる
- 凍することによって食感は落ちるが、旨味が増す
- 冷凍のきのこは約1ヶ月間保存することができる
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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