かまぼこは縁起の良い食べ物として様々な料理に使用されている食品です。見た目の可愛らしさからそばやうどん、おせち料理やチャンポンなどの彩りとしても使われますよね。そんなかまぼこは見た目の美しさだけでなく栄養価も高い食品として有名です。
ですがあまり使用頻度が高い食品ではないので、購入しても使うことがなく冷蔵庫の中で眠ってしまっている人もいるのではないでしょうか。そこで気になるのがかまぼこの賞味期限ですよね。
今回の記事ではかまぼこの賞味期限や正しい保存方法について紹介していきたいと思います。
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目次
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かまぼこの賞味期限はどのくらいなの?
まずかまぼこの賞味期限について一緒におさらいしていきましょう。
具材や保存料によって賞味期限が異なる
かまぼこに使用される原料は魚のすり身です。アジ、ハモ、スケトウダラ、サバ、エソなどの白身魚が使われることが多いですよね。地方によってとれる魚は違いますので、場所によってかまぼこの原料も変わるということです。このようにかまぼこは原料が変わるのでそれに伴い賞味期限が違います。
かまぼこの保存料としては食品衛生法によって定められた基準に基づいて、ソルビン酸やソルビン酸カルシウムが用いられているのが多いです。これらを使うことによって賞味期限を長く保つことが出来るのですが、最近の保存料を使わない健康食品が求められる流れからあまり保存料が含まれていないかまぼこも出てきました。
かまぼこに使用される原料や保存料の違いによって、かまぼこの賞味期限は大きく左右されますので、基本的には製品に記載されてある賞味期限を目安にすればOKです。
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包装によっても違いが出てくる
かまぼこの保存期間は未開封であれば基本的に「1週間程度」と覚えておけば問題ないでしょう。ただ真空パックでパック詰めされているかまぼこに関しては「2~3週間」の賞味期限が設定されている場合があるといいます。
他にもケーシング詰やリテーナ成形という包装方法もあるようです。
- ケーシング詰:合成フィルムにすり身を充填し、密閉した後に加熱したもので両端をアルミの金具で留めてある方法です。魚肉ソーセージなどに使われている包装方法です。
- リテーナ成型:魚肉をフィルムに包装した後に型枠に入れて加熱したものです。特殊フィルムで包装した後に加熱殺菌するので、最近の線が非常に少なく保存性が高いと言われています。
開封後の賞味期限は
かまぼこは生ものですので、開封してからの保存期間は1~2日が目安になってきます。開封後はなるべく早めに食べるように心がけることが大事です。かまぼこは一回で使い切った方が良いということも覚えておきましょう。
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かまぼこの適切な保存方法とは
ここまではかまぼこの賞味期限について紹介しました。では次は余ったかまぼこを適切に保存する方法について紹介していきたいと思います。
かまぼこは板につけたままにしよう
かまぼこにはほとんどの商品の場合以下がついたまま販売されていますよね。板付のかまぼこの場合一度で使い切ることができないのであれば板につけたまま保存するのがおすすめです。
かまぼこの板は余分な水分を吸ってくれるので「カビや細菌が繁殖しにくくする効果」があります。
実はこの方法は安土桃山時代から使われていた方法で、最初は持ち運びにとても便利だからという理由だったのですが、実はカビや細菌対策にもなるメリットも持っていました。
保存する場所はチルド室
チルド室というのは肉類や魚介類などの生鮮食品を保存しておく場所です。一般的な冷蔵庫の温度が3~5℃に対して、チルド室は約0℃に設定されています。
食品が凍る一歩手前くらいの温度で保存することができるので、鮮度をキープする力が非常に高いといわれています。チルド室は一般的な冷蔵庫の下の段の方に配置されていることが多いのでご確認ください。
なるべく空気に触れないようにしよう
かまぼこを保存する場所が決まったところで、次に気をつけた方が良いのか「空気に触れないようにラッピングすること」です。かまぼこを上手に保存するにはラップを使います。空気の中には細菌やカビの胞子などが含まれていますので、なるべく空気に触れないように保存することが大事になってきます。
使い切れなかったかまぼこにピッチリとラップをつけることで空気の通り道を塞ぎましょう。
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実は冷凍できる!
実はかまぼこは冷凍保存が可能な食品です。ただし冷凍してしまうと「す」という空気の穴ができてしまうのがネックなのですが、「す」ができたかまぼこは味がしみこみやすくなり料理に使いやすくなるといったメリットもあります。
次はかまぼこを冷凍する方法について紹介していきます。
かまぼこの冷凍方法
かまぼこを一回分ずつに分けてラップに入れ、冷凍可能な保存袋に入れて冷凍庫に入れるだけです。この時もなるべく空気に触れないように注意してください。予め使いやすい大きさに切っておくと良いでしょう。
かまぼこの解凍方法と保存期間
冷凍したかまぼこの解凍方法は「冷蔵庫で自然解凍が基本」です。使う半日前ぐらいに冷蔵庫に移して解凍するのを待ちましょう。ですが急いで使いたい場合は電子レンジで加熱解凍しても問題ありません。
かまぼこを冷凍することで「約1カ月」ほど保存することができます。徐々に味が劣化してしまうのでなるべく早く食べるのに越したことはありません。
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賞味期限の切れたかまぼこは?
では最後に賞味期限が切れてしまったかまぼこは食べても良いのかについて紹介していきます。
状態がよければ食べても大丈夫
かまぼこは賞味期限が設定されている食品です。賞味期限というのは「その期間内であれば美味しく食べることのできる期間」です。賞味期限は多少切れても食べるのに問題ありません。大体の食品は賞味期限の1.5倍の長さであれば安全に食べることができるといわれています。(例:賞味期限が10日で設定されている場合は15日くらいまでなら安全に食べることができる)
賞味期限切れのかまぼこも、明らかに変な臭いがしたり、色が変わっていたり、食べた時に口が痺れるような状態でなければ問題なく食べることができます。ただし賞味期限が切れたからどこに関しては必ず「加熱調理」をしてから食べてくださいね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?かまぼこは意外と賞味期限の短い食品ですので、購入したらなるべくその日に使い切るようにするとよいでしょう。
この記事をまとめると
- かまぼこの賞味期限は原材料によって変わり、大体1~3週間程度!
- 開封してしまったらその日のうちに食べ切るようにしよう!
- 食べきれないなら冷凍保存がおすすめ!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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