いくらは赤い宝石のような見た目をしているだけでなく、塩気がとっても美味しい食品ですよね。一年中食べることができる食品ですが、いくらが一年で一番美味しくなるのは「秋」。
秋になるといくらをたくさんもらってしまって、余らせてしまった経験はありませんか?そんな時に心強い味方になってくれるのが冷凍保存ですが、いくらは適切な方法で怪盗しないと美味しくなくなってしまうと言われているのです。
今回の記事ではいくらをおいしく食べるための解凍方法を中心に、いくらの扱い方について紹介していきたいと思います。
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目次
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冷凍いくらを美味しく解凍する方法とは?
では早速冷凍いくらを美味しく解凍する方法について一つずつ紹介していきたいと思います。
一番オススメは冷蔵庫でゆっくり溶かす方法
冷凍いくらの解凍法で一番オススメなのが「冷蔵庫に移して自然解凍させる方法」です。 この方法だといくらを低温で解凍することになるので、常温解凍や流水解凍などの他の方法に比べて若干時間がかかってしまいますが、一方でゆっくり解凍する分、余分な水分が出なくなり食品の水分を保った状態で解凍できるというメリットがあります。
水分を保ったまま解凍できると、味が損なわれにくいと言われています。さらに食材を低温で保つことができるので細菌の繁殖を防ぎながら解凍することができるのも良い点です。
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流水解凍
先ほどの一番おすすめの冷凍庫に移して自然解凍させる方法は、美味しいいくらを美味しいまま解凍することができるとても良い方法なのですが、やはりデメリットとしては「時間がかかる」ということが挙げられます。冷凍庫の自然解凍はもっと早くいくらを解凍したいという時に向いていません。
そこでオススメなのが流水解凍です。流水解凍では風味を大きく損なうことなく素早く解凍することができます。
<適切な流水解凍の方法>
- ①冷凍いくらを袋に入れ水が入らないように口の袋をしっかりと縛る
- ②袋の上から流水をかけ続ける
このようにすればいくらに刺激を与えず自然解凍に近い状態で早く解凍することが可能です。
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冷凍いくらが美味しくなくなる原因とは?
ここまでは冷凍いくらの解凍方法について紹介してきましたが、反対に冷凍いくらが美味しくなくなる原因にはどのようなものがあるのかについて、次は紹介していきたいと思います。
火が通ると美味しくなくなってしまう
冷凍食品を解凍するときに電子レンジを使う方も多いですよね。電子レンジの中に解凍機能というものがありますので、皆さんが使ってしまうのも分かります。
ですがいくらにおいては電子レンジは絶対にNGです。電子レンジの解凍機能はどんな優秀な電子レンジでも部分的にいくらに熱が伝わってしまい煮えてしまいます。 いくらは火が通ってしまうと味がガラリと変わってしまうので、生のいくらのおいしさを楽しむことができなくなってしまいます。
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いくらを上手に冷凍する方法
では次はいくらが余ってしまった場合、どのような冷凍方法を使えば美味しさを保ちながら冷凍することができるのかについて紹介していきたいと思います。いくらを冷凍させるときのポイントは、
- ①なるべく空気に触れさせないこと
- ②急速冷凍をすること
この二つのポイントが重要になってきます。
いくらの冷凍方法
では、いくらの冷凍方法の手順を以下にまとめてみます。
- ①ラップを大きめに敷く
- ②一回分の量のいくらをのせてラップに包む
- ③密閉容器に①~②で包んだいくらを乗せていく
- ④蓋がしまってもいくらが潰れない程度まで同じ作業を繰り返す
- ⑤蓋を閉めてしっかり密閉する
このようにすればいくらに空気が入らずに冷凍することができます。より品質を保ちながらいくらを冷凍したい場合は、冷蔵庫にある急速冷凍機能を使うと良いでしょう。
もし急速冷凍機能がない冷蔵庫をお使いの方は、金属トレーの上にラップに入れたいくらを乗せて冷凍すると、急速冷凍機能と同じ効果を得ることができるのでおすすめです。
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冷凍のいくらがプチプチしないのはなぜ?
冷凍のいくらは一年中買うことが可能です。ですが冷凍のいくらを食べた時に、私たちが想像するいくらのあのプチプチした食感がなく美味しく感じられなかったという人も多いようです。冷凍のいくらの場合、皮が少し硬くなっているピンポンいくらと呼ばれている状態の物が多いと言われています。
いくらの皮が硬くなる原因は大きく分けて二つあると言われており、一つは「いくらそのものが硬いため」で、もう一つは「いくらが水分を吸ってしまっている」という理由です。
いくらそのものが硬い時
いくらは鮭の卵です。産卵が近づくに伴っていくらの皮というのは徐々に硬くなり始めます。11月以降は産卵が近い時期になるので、いくらの皮が徐々に硬くなる時期なのです。この時期に収穫したいくらは通常のいくらに比べて少し硬さが目立ちます。
多少硬さは感じますが食べられないほど硬くなることはほとんどありません。
いくらが水分を吸いすぎている場合
親の鮭からいくらを取り外したり、筋子の膜をはがす際にお湯を使ったり水を使うのですが、その時の水の温度が高すぎたり低すぎたりすると、いくらの中に水分が入り込みすぎてしまい、そのぶん皮が薄くなってしまうのです。
そのようになったいくらは皮に弾力がないのでプチプチ感を感じられなくなってしまいます。水が入り込んでしまったいくらに関しては塩で一度浸けると水を抜くことができます。しかしこの状態だといくらの旨味も一緒に抜けてしまいますので、自分がどちらを求めるかによります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?いくらは非常にデリケートな食品ですので、扱いに慣れが必要です。いくらは魚介類の卵の中でも非常に価格が高いですよね。こうした背景にはいくらのデリケートさが関係しているのかもしれませんね。
この記事をまとめると
- 美味しく冷凍いくらを食べるためにも、今回おすすめしたポイントに注意して解凍を行ってみてください。
- 冷凍いくらを解凍させるなら冷蔵庫で自然解凍がおすすめ!
- 時間がかかるのが嫌なら袋に入れて流水解凍しよう!
- いくらを冷凍させる場合は急速冷凍がおすすめ!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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