皆さんは赤いじゃがいもというのを見たことはありますか?ジャガイモの品種アンデスレッドは皮や中身の一部が赤いのが特徴的なジャガイモです。初めて包丁を入れた時の断面の赤いグラデーションがとても印象的でした。
あまり一般的に使われることがないので知名度も低いじゃがいもなのですが、アンデスレッドには普通のじゃがいもにはない様々なメリットがあるんです。
今回の記事では赤いジャガイモのアンデスレッドはどのような健康効果を持つのかについて紹介していきたいと思います。
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目次
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アンデスレッドって何?
アンデスレッドはじゃがいもの代表的な種類の「男爵いも」に似た形をしているじゃがいもで、皮が真っ赤になることが一番特徴的です。アンデスレッドの皮の赤さというのはまるでさつまいものような色です。外側の赤い皮は非常に薄く中は明るい黄色をしています。
歴史や由来
南米アンデスが原産のソラナム・フレハとアーリーローズの交配から生まれたと言われています。アンデスレッドの他にも呼び方がたくさんあり
- レッドアンデス
- アンデス
- ネオデリシャス
- アンデス赤
このような感じで様々な名前を持ちます。ひとつのじゃがいもでこのようにたくさんの名前を持っているじゃがいもアンデスレッドだけかもしれません。
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味わいや食感
アンデスレッドは加熱するのに特化したジャガイモです。アンデスレッドは甘みが強く、栗のような甘い味わいをもつといわれています。加熱するとさらに甘くなり、ほくほくした食感が最高です!茹でてじゃがバターやポテトサラダに使うと、アンデスレッドの特徴的な甘みを強く感じることができるのでおすすめです。
アンデスレッドの値段や価格
アンデスレッドはスーパーでよく流通している種類のジャガイモと違ってあまり見かけることはありませんよね。基本的には通販で購入する形になると思います。
アンデスレッドは1キロあたり500円程度が相場です。男爵いもやメークインなどのメジャーな品種は1キロ当たり200円~400円が相場なので、アンデスレッドは若干高めで取引されています。
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アンデスレッドの旬の時期
アンデスレッドの旬の時期は「4月~6月」「9月~12月」の年に2回あります。じゃがいもは畑から栄養を根こそぎ取ってしまうので、年に一回しか取れないと言われていますがアンデスレッドの場合春と秋に二毛作ができる珍しい中になっています。
二毛作はその連作障害を引き起こさない栽培方法であり、二種類の野菜を交互に植えることで一年で同じ植物を何度も植えることができるようになります。
アンデスレッドの産地
アンデスレッドは主に「岡山県」で栽培されています。じゃがいも大国と呼ばれる北海道でも生産されてはいますが、メインは岡山県や九州四国地方などの暖かいところで作られています。
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アンデスレッドの皮の秘密!
アンデスレッドの最大の特徴とも言える真っ赤な皮ですが、実は様々な栄養効果を含んでいます。
アントシアニンが豊富
アンデスレッドの皮の赤さを作っているのはブルーベリーなどに豊富に含まれている「アントシアニン」というポリフェノールです。アントシアニンは赤い色素を持っています。アントシアニンは植物を有害な紫外線から守る働きをしているのですが、実は私たちの体にとても良い栄養成分だということが最近の研究でわかっています。
まずアントシアニンには強い抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、「私たちの体にできる老化を促す有害な活性酸素」という酸素を無力化する働きを言います。活性酸素は細胞に入り込むとその細胞を破壊し、神経に結合すると神経の力を弱めます。
様々な悪さをする活性酸素ですが、呼吸をしたり食事をとったりストレスのかかる仕事や動作をするだけで体の中に発生してしまいますので、いわゆる「老化」と言われています。
この活性酸素による老化現象を抑えてくれる効果があるのがアントシアニンのような強い効果酸化作用を持つポリフェノールです!アントシアニンは他にも加齢に伴う老眼や白内障などの眼病予防、視力低下の予防などにも効果があると言われています。
アンデスレッドは他の食品に比べてもアントシアニンの量が優秀の食品と言われています。
ビタミンCもたっぷり
アンデスレッドにはアントシアニンの他にもビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCの効果は皆さんもご存知かと思いますが、肌をきれいにする作用があったり、ストレスや抗うつ症状を防いだり、免疫力を高めるなどの効果があります。
じゃがいもには基本的にビタミンCが多く含まれているのですが、アンデスレッドには特にビタミンCが多いといわれています。さらにアンデスレッドに含まれるビタミンCは、でんぷんに守られているので加熱しても壊れにくい性質を持っています。
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アンデスレッドを食べるなら皮ごと!
アンデスレッドの皮に含まれる素晴らしい栄養素について紹介してみました。もしアンデスレッドを食べるならやはり栄養素をたくさん含んだ「皮ごと」食べるのが良いでしょう。アンデスレッドに向いている調理法は以下のようになります。
- じゃがバター
- コロッケ
- ポテトサラダ
- フライ
- ジャーマンポテト
どの料理もアンデスレッドの皮ごと食べることのできる料理法です。アンデスレッドの甘みをより感じることができるように、塩味が強い料理にするのがおすすめです!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?アンデスレッドはなかなか見つけるのが難しい食品ではありますが、一度食べたらそのほくほくした甘みを持つアンデスレッドにやみつきになってしまうかもしれませんよ!
是非皆さんも一度アンデスレッドを食べてみてはいかがでしょうか。
この記事をまとめると
- アンデスレッドは皮が赤いじゃがいも!
- アンデスレッドの皮にはアントシアニンやビタミンCが豊富に含まれている!
- アンデスレッドは栗のように甘く、ほくほくとした食感が特徴的!
- じゃがバターやポテトサラダなどにして皮ごと食べるのがオススメ!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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