お出掛け前の忙しい時間にお弁当を作るのは大変ですよね。お弁当のご飯を冷まさずに急いでお弁当箱のフタをしてしまうことはないでしょうか?
冷まさずにフタをしてしまうと、お弁当箱の中で細菌が繁殖しやすくなり、食中毒などの原因になります。安心して食べられるお弁当を作るためには、お弁当箱のフタをする前にご飯を冷ますことが大切です。今回は、
- 食中毒にならないお弁当の作り方
- お弁当ごはんの冷まし方
- 詰めたおかずはどう冷ます?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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お弁当のご飯は冷ましましょう!
お弁当のご飯が熱いうちにフタをしてしまうと、蒸気がこもって水滴になります。お弁当箱の中は温度が下がりにくいため、細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。お弁当箱のフタは、ご飯が室温まで冷めてからするようにしましょう。
食中毒を予防する
蒸気がこもったお弁当箱の中は水分が多くて温かく、細菌が繁殖するのに絶好の環境になっています。ご飯を室温まで冷ましてからフタをしたお弁当でも、体に密着するリュックに入れていると、体温が伝わって温度が上がってしまうことがあります。
また、日の当たる車の中にお弁当を置いたままにした場合にも同様のことが起こります。 ご飯をきちんと冷ましてからお弁当箱のフタをしたり、保冷剤を使って食べるまでの温度管理をすることにより、食中毒を予防することができます 。
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フタが開きにくくなる
炊き立てのご飯をお弁当箱に詰めてご飯が温かいままフタをすると、お弁当箱の中が真空状態になり、どうやってもフタが開かなくなってしまうことがあります。
どうしても開けられなくなってしまった時には、 熱めのお湯(熱湯は使わないようにしてください)を浅く張った容器にお弁当箱を入れて、1分ほど置きます 。
するとお弁当箱の中が温まり、あっさり開けられるようになります。お弁当箱の素材やお弁当の中身によって電子レンジに適さないものもあるので、電子レンジには入れない方がいいです。
お弁当のご飯の冷まし方は?
お弁当箱に入れて冷ます方法
お弁当箱に詰めてから冷ます場合には、扇風機で風を当てる方法が最も短時間で温度が下がり美味しさも損なわれにくいそうです。扇風機はホコリの立ちにくい場所で使用してください。
扇風機の風量設定を強風にするとご飯の表面が乾いて固くなってしまうことがあるので、通常の風量設定にしましょう。
フタをせずに冷蔵庫に5分程度入れて冷ます方法もありますが、お弁当箱に入れてから冷ますとお弁当箱の中に水滴が付きやすくなります。水滴が付くと、細菌が繁殖したりお弁当が水っぽくなってしまうため、可能な場合にはあらかじめ冷ましてからお弁当箱に詰める方が良いようです。
皿などに入れて冷ます方法
ご飯を一度皿に広げると冷めやすくなります。うちわなどであおげば、さらに早く冷ますことができます。しかし、冷たくなるまで皿に広げておくと、ご飯が固くなってお弁当箱に入れづらくなってしまいます。ある程度冷めたらお弁当箱に詰めて、さらに冷ますとよいでしょう。
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急いでいる時は保冷剤がおすすめ
冷たい食品を買った時に付いてくる保冷剤を冷凍庫で保存しておき、ご飯を詰めたお弁当箱やご飯を広げた皿の下に置くと、早く冷ますことができます。その時には、急激な温度差で皿が割れることがあるため、割れにくい素材の皿を使いましょう。
急いでいる時には保冷剤の使用が便利ですが、急速に冷えたことによりお弁当箱や皿に水滴が付き、ご飯が水っぽくなってしまう難点があります。
キッチンペーパーを使うのもおすすめ
ご飯をよく冷ましてからフタをしたつもりでも、お弁当箱のフタの裏に水滴が付いてしまうことがあります。水滴が付いた時に備えて、キッチンペーパーやお弁当箱用の抗菌シートなど、水気を良く吸い取るものをフタの裏に挟んでおくのもおすすめです。
まずはご飯をよく冷まし、お弁当箱より少し大きめのサイズのキッチンペーパーなどを載せてからフタをします。お弁当を開けた時には、キッチンペーパーが少し湿っているかもしれません。
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おかずもしっかり冷ます
金属トレイを使う
ご飯だけではなく、一緒に入れるおかずもしっかりと冷ましておくことを忘れないようにしてください。皿のかわりに、熱伝導の良い金属製のトレイを使うとさらに早く冷ますことができます。
皿や金属トレイを使う場合には、ご飯やおかずを必ず広げてください。山盛りにすると冷めるのに時間がかかってしまいます。全体を広げるか、ドーナツ状に中心を開けて広げると冷めやすくなります。
まとめ
この記事をまとめると
- 夏場はお弁当箱の中で細菌が繁殖しやすくなる!
- 保冷剤を使ってご飯を急速に冷ますとご飯が水っぽくなることがある
- 保冷剤は、お弁当を食べるまでの温度管理用に使うのが◎
- めご飯を冷ますのには扇風機がオススメ
保冷剤はお弁当箱と一緒に保冷バッグに入れて使いましょう。保冷剤を入れる場所が付いたお弁当用保冷バッグも売られていて便利です。お弁当は冷蔵庫やなるべく涼しいところに保管し、早めに食べるようにしましょう。
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