さつまいもは通年出回っている野菜ですが、生の場合や芽・葉っぱに毒性はないのでしょうか?韓国ではさつまいもを生で食べる習慣があるようですが、体に影響はないのでしょうか?今回は、
- さつまいもに毒性はある?
- 芽が出たさつまいもは危険?
- さつまいもによる食中毒
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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さつまいもに毒性はある?
さつまいもに毒性はあるのでしょうか?加熱したさつまいもは普段からみなさんもたべていると思うので、毒性はないことはわかりますよね。生のさつまいも・さつまいもの葉・さつまいもの皮に毒性はないのでしょうか?
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生のさつまいもの毒性
さつまいもは茹でたり蒸したり焼いたり、加熱してから食べるのが一般的ですが、実は生でも食べることができます!韓国では、シャキシャキの生のさつまいもを食べる習慣があるようです。
生のさつまいもに毒性はなく、そのまま食べても体に影響はないとされています。生でもクセがなくほのかに甘みがあるので、意外と食べやすいようです。
しかし、さつまいもに含まれる“でんぷん”を生で食べることになるので、体質や体調によっては消化不良を起こして腹痛や下痢を起こすこともあるので注意しましょう。また、でんぷんの他に“ヤラピン”という成分によってお腹がゆるくなることもあります。
さつまいもを切った時に断面から出てくる白いミルク状の液体
ヤラピンにはお腹を緩くする“緩下剤”の効果があるため、適量であれば便秘解消となるものの過剰摂取したり体に合わないと下痢に繋がります。
生のさつまいもが一般的に食べられている韓国とは違い、普段食べ慣れていない日本人はお腹をお壊してしまうこともあるので気をつけましょう。
さつまいもの葉の毒性
さつまいもの葉は通常食べる部分ではありませんが、 葉にも毒性はありません 。食物繊維やビタミンE・βカロテンなど体に良い栄養成分が含まれています。
葉を使った料理には、天ぷらやおひたしがあります。葉はなかなか見かけることがありませんが、食べられる部位なので機会があれば調理してみてください!
さつまいもの皮の毒性
さつまいもの皮にも毒性はありません 。皮を取らずに調理するさつまいも料理もありますよね。さつまいもの皮には食物繊維が多く含まれており、腸内環境を良くしたり便秘を解消する効果があります。スポンサードリンク
芽が出たさつまいもは危険?
じゃがいもは保存していると芽が出るのはご存知かと思いますが、同じ根菜類であるさつまいもも賞味期限が切れていたり保存状態が悪いと芽が出てしまいます。
じゃがいもの芽=毒性があるものですが、さつまいもの芽には毒がありません◎
芽は取る?取らない?
さつまいもの芽は食べても問題のないものですが、味や食感に影響が出るので調理する際は取り除くのがベターです。
芽にカビが生えることも
さつまいもが傷んでいると、芽にカビが生えていることがあります。土臭い匂いがしたり、カビ臭い匂いがする時は要注意です!芽だけ腐っていて実の方は食べられることも多いので、芽を取り除いて調理しましょう。
焼き芋に芽が付いていることも
焼き芋はスーパーでも購入できるようになりましたが、焼き芋に芽が付いていることもあります。焼き芋の皮は硬くて焦げていることもありますし、この場合は芽も一緒に取り除いて食べない方がベターです。
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さつまいもによる食中毒
さつまいもには、目に見えない細菌や雑菌が繁殖している場合があります。さつまいもは炭水化物を多く含む野菜ですが、炭水化物と水分量が多い場合に繁殖しやすい「黄色ブドウ球菌」という菌が原因で食中毒になる可能性があるので注意しましょう。
- 炭水化物と水分量が多い場合に繁殖しやすい菌
- 加熱しても菌は死滅することがないのでどう調理してもNG
- 食べるといくつかの食中毒症状を起こす原因となる
さつまいもによる食中毒症状と症状が出るまでの時間は下記となります。
食中毒症状
腐った焼き芋による食中毒症状には、腹痛や下痢・嘔吐などがあります。
症状が出るまでの時間
黄色ブドウ球菌による食中毒症状が発症するまでの時間は、食後30分〜6時間以内が多いです。
まとめ
この記事をまとめると
- さつまいもは、生・皮・葉・芽どの場合も毒性はない!
- 炭水化物に繁殖しやすい「黄色ブドウ球菌」で食中毒となることも
- 芽にはカビが生えていることもあるので注意!
さつまいもは実は生でも食べることができる野菜です。普段食べ慣れていないとお腹がゆるくなることもあるので注意しましょう。葉や芽にも毒性はないので、安心して食べらる野菜ですね。
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