こしあんは和菓子に欠かせない食材ですが、市販や手作りのこしあんはどのくらい日持ちするのでしょうか?今回は、
- こしあんの日持ち・賞味期限
- こしあんの栄養と効果・効能
- こしあんは腐るとどうなる?
- こしあんの保存方法
これらのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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こしあんとは?
“こしあん”は、小豆を潰して布巾などで裏ごしをして豆の種皮を取り除いたものから作られた餡のことをいいます。
餡はでんぷん質や食物繊維の豊富な食材を煮詰め、塩や砂糖で味付けし水分量の少ない状態の練り物のことです。小豆を使った餡作りは鎌倉時代からと言われており、当初は塩餡でした。
現在は甘い餡が用いられることが殆どで、饅頭や餅、タイ焼きやあんパン、タルトやしるこ、かき氷など和菓子の分野で多く利用されています。
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こしあんの栄養と効果
栄養
こしあんの原料である小豆はミネラル類が豊富で、鉄分・カルシウム・マグネシウムなどが含まれています。特に鉄分量が多く、貧血予防にも効果的です。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
効果・効能
こしあんが持つミネラル類により、貧血予防や骨を丈夫にする効果など様々な健康効果を期待することができます。
- エネルギー源となる
- 骨や歯を丈夫にする
- 貧血予防
- イライラ解消
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開封後のこしあんの日持ち・賞味期限はどのくらい?
こしあんの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…2〜3日
- 冷蔵保存…約1週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
開封後のこしあんは、常温保存で2〜3日ほど日持ちしますが、冷蔵庫で保存すれば約1週間日持ちします。冬の涼しい時期以外は冷蔵保存した方が安全です。
また、こしあんは冷凍保存も可能で、日持ちは約1ヶ月となっています。
賞味期限切れは食べられる?
市販で未開封のこしあんであれば、多少の期限切れでも食べられることが多いです。開封していたり手作りのあんこは日持ちが早いので、できるだけ早く消費しましょう。
こしあんは腐るとどうなる?
こしあんは腐るとどうなるのでしょうか?砂糖が入っているので腐りにくい食材ではありますが、長期間保存していると腐ってしまうこともあります。腐ったこしあんの特徴を確認してみましょう。
- カビが生える
- 酸っぱい味がする
- 食べると舌がピリピリする
- 糸を引く
こしあんは腐ると味や見た目・臭いが変化してしまいます。特に手作りしたあんこは傷みやすいので注意しましょう。
あんこに発生する「セレウス菌」という菌が繁殖すると、糸を引いたりねばねばしたりします。夏場は傷みが早いので、必ず冷蔵庫か冷凍で保存してください。
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こしあんの常温・冷蔵・冷凍保存方法
こしあんの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
こしあんは、下記の場合のみ常温で保存することができます。
- 市販のこしあんで未開封
- 開封後でも冬など涼しい時期
未開封のこしあんは密閉状態にあるため、常温でも保存していても腐ることはほとんどありません。
冷蔵保存
市販で開封後のこしあんや、手作りしたこしあんは必ず冷蔵庫で保存しましょう。保存期限の目安は1週間です。
乾燥しないよう蓋付き容器に入れるかラップで包む
冷凍保存
こしあんは冷凍保存すれば1ヶ月ほど日持ちします。
小分けにしてラップに包み密閉袋に入れる
解凍する際は冷蔵庫か常温で自然解凍させるか、電子レンジの解凍機能を使ってもOKです。
まとめ
この記事をまとめると
- こしあんの日持ち日数は、常温:2〜3日
- 冷蔵:約1週間
- 冷凍:約1ヶ月
- こしあんが腐ると①カビる②糸を引く③酸っぱくなる
こしあんは小豆が原料で、栄養価が非常に高い食品です。特に鉄分が豊富に含まれているので、貧血気味の方にオススメですよ♩美味しく健康を目指しましょう♩
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