味噌は健康に悪いの良いの?味噌汁は毎日飲むと塩分過多の危険性はあるのか 

皆さんはお味噌汁は好きですか?私は毎日飲むと言っていいほど、お味噌汁は必ず作ります。お味噌汁に限らず味噌を使った料理はかなりの頻度で食卓に出てきます。外食が続いている人でもどこかのタイミングで味噌を使った料理を口にしているのではないでしょうか。

実は私たちの身近にある味噌にはとてもたくさんの健康効果が含まれているんです。今回の記事では味噌に含まれる健康効果や味噌は毎日食べて良いのかについて紹介していきたいと思います。

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味噌が持つ健康効果

美肌効果がある

味噌には遊離リノール酸と呼ばれる成分が豊富に含まれており、これはメラニンの合成を抑える効果があると言われています。メラニンとはシミやソバカスの原因になる物質です。

遊離リノール酸は植物油に含まれるリノール酸が発酵過程で変化した物質のことを言います。リノール酸は現代の食事では過剰摂取が問題視されている脂肪酸のひとつです。

味噌の場合、過剰摂取の危険のあるリノール酸を乳酸菌が発酵してくれることにより美肌効果を持つ素晴らしい栄養素に変えてくれるのです

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腸内環境を改善してくれる

味噌には腸内環境を改善してくれる植物性乳酸菌が豊富に含まれています。味噌やヨーグルトなどの発酵食品は乳酸菌の力によって原材料となる食品を発酵させて作るものです。なのでそれらの発酵食品には乳酸菌がたくさん含まれています。

乳酸菌は腸内の善玉菌を増やしてくれる作用があり、腸内環境をきれいに整えてくれます。腸内環境が綺麗になると免疫力がアップしたり、便秘や肌荒れを防いでくれるなど様々な嬉しい効果があります。

アンチエイジング効果が高い

味噌の原料になる大豆には高い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」「 大豆サポニン」「大豆イソフラボン」といった成分が豊富に含まれています。この中でも大豆イソフラボンは抗酸化作用が強力といわれており、さらに大豆イソフラボンは味噌や納豆などの発酵食品にすると、さらに抗酸化作用が強力になるという特性を持ちます。

抗酸化ってどういうこと?
私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作りだしています。酸素を利用すると同時に「活性酸素」というものが常に体内で生じています。この活性酸素が厄介で、私たちの細胞を傷つけ被害をもたらす働きがあります。

 

活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。活性酸素は年齢とともに増えるとも言われていますが、ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因です。活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。

 

この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。抗酸化とは体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことです。一般的に活性酸素は体内の酵素によって分解されていきますが、分解できる量が決まっており大抵は分解できずに体に残ってしまいます。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです

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味噌汁は塩分が多いの?

健康効果についてご紹介していたしました。では次は味噌汁は毎日飲んでも大丈夫なのかについて紹介していきたいと思います。

おそらく皆さんが心配しているのは味噌汁の「塩分」についてだと思いますので、そちらを基に説明していきますね。

他の食品と比べても塩分はそれほど高くない

味噌汁は塩分が高いから毎日飲んではいけない!というような情報を色々な場所で見かけます。ですがそれは本当なのでしょうか。結論から先に申し上げると味噌汁は「一緒に食べる食材や味噌汁の具に気をつければ毎日食べても問題ない」のです。

では味噌汁一杯の塩分量はどれくらいなのかについて調べてみたので、そちらを使って説明していきますね。他の日常的に食べている食材の塩分量と比較して紹介していきます。

味噌汁と他の食品の塩分量について

  • 味噌汁お椀一杯:1.9g
  • 鮭おにぎり一個:0.9g
  • 梅おにぎり一個:1.5g
  • 昆布おにぎり一個:1.0g
  • ハンバーガー一個:1.4~2.8g
  • ビッグマック一個:2.6g
  • 即席ラーメン一個:5~6g
  • レトルトカレー一食分:2.8~3.9g
  • ざるそば一食分:4g
  • かけそば一食分:4.5g
  • 焼きそば一食分:4~5g
  • コンビニ弁当一食分:3~5g

いかがでしょうか?大体梅おにぎり一個と味噌汁お椀一杯分がほとんど同じくらいの塩分量だということがわかりますね。これを見て味噌汁の塩分量が多いと見るか少ないと見るかは個人個人の思いがあると思います。

ただ味噌汁の場合は一緒に食べる「具」によって塩分を排出してくれる食品が含まれている可能性が高いので、他の食品よりも安全性が高いと言えそうです。

味噌汁ならカリウムも豊富なので安心

味噌汁には海藻や野菜を使用することが多いですよね。野菜や海藻には塩分の排出を促してくれるカリウムが豊富に含まれています。

塩分をたくさんとったとしてもカリウムをしっかり摂取していれば、体内の塩分濃度をちょうどよく調節してくれるので、塩分過多になりにくいと言えるでしょう。逆にカリウムを含まない塩分をたくさん含む食品を食べてしまうと、すぐに塩分過多になってしまいます。

気になるなら減塩の味噌汁を使おう

最近では塩分のとりすぎにならないように減塩の味噌がたくさん販売されていますよね。血圧が気になってという方は、普通のお味噌よりも減塩の味噌を使ったお味噌汁を作るとより安心してお味噌汁を楽しむことができるでしょう。

先ほども説明しましたがお味噌汁を作る場合は、海藻や野菜をたっぷり入れて作ると塩分の排出を促してくれるカリウムを摂取することができるので、安心して味噌汁を食べることができますよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 味噌にはたくさんの体に嬉しい効果がある!
  • 味噌汁は毎日飲んでも良いが、一緒に食べる食品に注意しよう!
  • 塩分が気になるなら減塩の味噌を使った味噌汁を作ろう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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