タコは魚介類の一つですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?冷蔵・冷凍でどのくらい持つのでしょうか?今回は、
- 生タコの日持ち
- タコの栄養と効果・効能
- 生タコは腐るとどうなる?
- 生タコの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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タコとはどんな食材?
英名 | Octopus |
別名・和名 | 蛸 |
エネルギー(100gあたり) | 76kcal |
糖質量(100gあたり) | 0.1g |
タコは、兵庫県を始めとする瀬戸内海沿岸や三陸で収穫されている海の生き物です。日本でタコといえば「マダコ」を指します。
タコの表面は色素細胞で覆われており、周囲の環境に合わせて体の色を変えるのが特徴です。近年は国内での収穫量が少なく、モーリタニアやモロッコなど北アフリカ西側からの輸入物が増えています。
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タコの栄養と効果
栄養
タコは豊富に含まれるアミノ酸が特徴です。アミノ酸は旨み成分であり、体に嬉しい効果のある栄養素です。グルタミン酸・アスパラギン酸などのアミノ酸が詰まっており、高タンパクなのでヘルシーな食材でもあります。
- グルタミン酸:グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。
- アスパラギン酸:アスパラギン酸の働きは、アンモニアの分解の働きや代謝によって出来た乳酸をエネルギーへ変換する助けを担います。カリウムとマグネシウムの吸収を助ける働きがあるため水分のむくみ改善効果もあり、セットに摂ることがおすすめです。人間の舌が感じる旨味の元のアミノ酸です。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
効果・効能
タコに含まれるアミノ酸は、健康効果や美容効果など嬉しい効果が期待できます。
- 美肌効果
- 悪玉コレステロール抑制
- 高血圧予防・改善
- 二日酔いの緩和
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生タコの日持ちはどのくらい?
生タコの日持ち日数の目安は、冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 冷蔵保存…2〜3日
- 冷凍保存…2〜3ヶ月
タコは冷蔵保存で2〜3日日持ちします。傷んでくると色が変わってくるので、怪しいなと思ったら冷凍保存がオススメです。冷凍すれば2〜3週間日持ちします。
生タコは腐るとどうなる?
生タコは腐るとどうなるのでしょうか?腐った生タコの特徴・まだ食べられる生タコの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 強烈に生臭いにおいがする
- ぬるぬるしてヌメリがある
- ねっとりしている
- 強烈に生臭いにおいがする
- 黒く変色している
- 身が溶けている
タコが腐るとこのような状態になります。スーパーに販売されている状態で、傷んできたタコを見分けるには「色」がポイントになります。黒っぽく変色しているタコは、傷んでいる証拠ですので選ばないようにしましょう。
購入後の見分け方ですが、ぬるぬる・ねっとりしたタコには注意が必要です!ヌメリはタコの臭いの原因にもなりますので、臭いでもよく見極めましょう。
どろどろして身が溶けているタコは、だいぶ腐敗が進んでいます。味も変わっている可能性があり、食中毒の原因となりますので廃棄しましょう。
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タコが腐る原因
タコが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 賞味期限を過ぎている
❷ 常温で放置してしまった
❸ 見切り品を購入した
タコは魚介類なので腐るのが早い食材です。表記されている消費期限・賞味期限を過ぎてしまったり、うっかり常温で放置してしまうと腐ってしまいます。
スーパーには値引きされた見切り品もありますが、割引シールが付いているタコは黒っぽく変色していることが多いです。傷んでいる証拠ですので、できるだけ選ばないようにしましょう。
生タコの保存方法
生タコの冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
冷蔵保存
冷蔵保存する場合の保存期間は、パーシャル室で2~3日、冷蔵室で1~2日になります。タコは日持ちしない食材なので、忘れてしまわないうちに今日使うもの以外は冷凍保存してしまうことをおすすめします。
- 水分を拭き取る…購入後はタコを早めにトレイから出し、しっかりとペーパータオルで水分を拭き取りましょう。
- ポリ袋に入れる…下処理をしたら、ポリ袋(ジップロックなどでもOK)に入れて密閉し、パーシャル室に入れましょう。
冷凍保存
冷凍保存する場合の保存期間は、2~3週間になります。
- 洗う…まず水500ccあたり大さじ1の塩を入れた塩水を作ります。その塩水で洗って汚れを落とします。
- 冷凍用保存袋へ…氷水にくぐらせ、冷凍用保存袋や密閉容器に入れて冷凍します。
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まとめ
この記事をまとめると
- 生タコの日持ち日数は、冷蔵:2〜3日
- 冷凍:2〜3週間
- 生タコは冷凍すれば長期保存も可能!乾燥しないよう注意して保存を
タコなどの魚介類は傷みが早いので、すぐに使わない場合は冷凍保存がオススメです。上手く保存して美味しく食べてみてくださいね。
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