冬瓜は瓜の中で代表的な品種ですが、日持ちが長いことを知っていますか?常温保存が一番長持ちするのですが、どのくらいの期間保存できるのでしょうか?今回は、
- 冬瓜の日持ち
- 冬瓜の栄養と効果・効能
- 冬瓜は腐るとどうなる?
- 冬瓜の保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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冬瓜とは?
冬瓜はウリ科の植物できゅうりやスイカ、かぼちゃの仲間です。大きいものでは10kgを超え、丸型・円筒型・楕円型など様々な形のものがあり、とても大きいサイズをしています。食べてみるとわかるように水分量が多く、約95%の水分でできています。
そのため低カロリーでさっぱりとしているので暑い夏にぴったりの野菜なのです。縦半分にカットするとメロンの種に似た種が出てくるので、スプーンでくり抜いて調理します。
冬瓜の中にもいくつか種類があり、表面がつるんとしている「琉球冬瓜系」、表面が白く粉を吹いたような「大丸冬瓜」、かんぴょうの原料となる「夕顔」や「白瓜」などがあります。
味は淡白であっさりとしていて、煮物やスープにするのが主流です。加熱するととても柔らかくなり、味がよく染み込みむのが魅力でもあります。
ちなみに、冬瓜はインドが原産で、日本には5世紀に入ってきたと言われています。
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冬瓜の栄養と効果
栄養
冬瓜には、食物繊維、鉄などのミネラルといった不足しがちな栄養素を豊富に含んでいます。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
効果・効能
意識しないと不足しがちなカルシウムは骨や歯の健康を保つだけではなく、コレステロール値の改善にも有効です。またカリウムは血圧を安定させる働きがあります。
- 高血圧予防と改善
- 骨粗しょう症予防
- 大腸がん予防
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冬瓜の日持ち
冬瓜の日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…2〜3ヶ月
- 冷蔵保存…約1ヶ月
- 冷凍保存…約1ヶ月
冬瓜は涼しい場所であれば常温で2〜3ヶ月日持ちします。日光が当たると変色してしまうので注意しましょう。ちなみに、冬瓜は冬まで保存できることから「冬瓜」という名前が付けられました。
冬瓜は腐るとどうなる?
冬瓜は腐るとどうなるのでしょうか?腐った冬瓜の特徴・まだ食べられる冬瓜の特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- ピンク色・透明・茶色に変色している
- ぶよぶよして柔らかくなっている
- 腐敗臭がする
- 中心部に空洞ができる
冬瓜の断面は淡いクリーム色をしていますが、 ピンク色や透明・茶色に変色 します。熟すと黄色に変わる瓜ですが、傷んだ場合の色は異なります。
そして生の状態では固い冬瓜が徐々に ぶよぶよと柔らかく なります。
また、水気が出てびちゃびちゃになり、酷い場合には中に 黒いカビ が生えることもあります。外側は一見大丈夫でも、切ってみたら 中心部がスカスカ になっていた!なんてこともありますので注意しましょう。
腐敗臭を発していたらアウト です。
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まだ食べられる冬瓜の見分け方
冬瓜が腐っているのかどうなのか、わかりにくい冬瓜を見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 水分が抜けて軽くなっている
❷ 皮がしわしわに萎んでいる
❸ 種の周りに隙間ができ始めている
冬瓜は乾燥すると中心部からスカスカになり、空洞が出来始めます。種やわたのある中心部に隙間ができ始めたら要注意です。
また、冬瓜は90%以上が水分でできている野菜ですが、乾燥して傷んでくると皮がしわしわになったり、重さが軽くなったりします。
冬瓜が腐る原因
冬瓜が腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 乾燥した場所で保存している
❷ 暖かい場所で保存している
❸ 直射日光に当たる場所で保存している
冬瓜以外の野菜でも言えることですが、高温多湿は腐敗の元です。日の光に当たると皮の変色にもなりますので、冷暗所で保存しましょう。
また、正しい場所で保存していてもあまりに長期間放置しているとさすがの冬瓜も腐ってしまいます。できるだけ新鮮なうちに早く消費するようにしましょう。
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冬瓜の保存方法
冬瓜の常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
瓜を常温で保存するには、新聞紙や紙袋などの湿度調整ができるものに包み、冷暗所で保存するようにしましょう。2〜3ヶ月保存できます◎
常温保存のポイント!
- 直射日光が当たると皮の色が変わってしまったり、傷みの原因となるので禁物
冷蔵保存
冷蔵庫の温度冬瓜にとって少し寒いので、野菜室があれば野菜室で保存するのが望ましいです。
- 丸ごと保存
⇒しっかり新聞紙や紙袋に包んでから入れる。保存期間の目安はだいたい1ヶ月ほど - 使いかけで保存
⇒断面にラップを巻いて、空気に触れないようにして入れる。保存期間は2〜3日ほど
冷凍保存
冬瓜を冷凍する時には、皮を剥いて種のあるわたを取り、カットしてから保存しましょう。皮はあまり厚く剥かず、青い部分を残した方が調理した時に柔らかくなりすぎず、煮物では煮崩れ予防になりますのでオススメです。約1ヶ月保存可能です◎
冷凍保存のリット!
- 冷凍することで食物繊維などの組織が壊れて味が染み込みやすくなる
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まとめ
この記事をまとめると
- 冬瓜の日持ち日数は、常温:2〜3ヶ月
- 冷蔵:約1ヶ月
- 冷凍:約1ヶ月
- 冬瓜はにとって冷蔵庫は少し寒い!野菜室の方が長持ちする
冬瓜は夏に収穫し、冬まで保存できることが名前の由来となっています。丸ごと1個であれば3ヶ月ほど日持ちするので、保存食としてもオススメの野菜なのです。
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