はっさく(八朔)は柑橘類の一つですが、どのくらい日持ちするのか知っていますか?常温・冷蔵・冷凍それぞれの日持ちについて着目しました。今回は、
- はっさくの日持ち
- はっさくの栄養と効果・効能
- はっさくは腐るとどうなる?
- はっさくの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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はっさく(八朔)とは?
はっさく(八朔)は、ミカン科ミカン属の果物です。はっさくは果皮だけでなく、袋も厚いため袋も剥いて食べます。原産地は広島県で、現在の主な生産地は和歌山県が全国の68%を生産しています。
続いて広島県尾道市、愛媛県、徳島県です。収穫は12月~2月頃で数か月冷暗所で熟成させ酸味を引かせたのち2月~4月ごろ出荷されます。独特な苦味と酸味があり、鮮度のいいものは水分を多くみずみずしいです。
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はっさく(八朔)の栄養と効果
栄養
酸味の強いはっさくは、ビタミンCやクエン酸を豊富に含んでいます。また、わたや袋の部分にはポリフェノールも含まれています。ポリフェノールは強い抗酸化作用を持つので、美容には必須の栄養素です。
また、リモネンという精油成分が含まれており、毛細血管を強くしたり高血圧予防にも効果があります。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
- リモネン:リモネンは、モノテルペンの仲間で、柑橘系の皮に含まれており香りをかぐだけで体の副交感神経を優位にし、緊張を解すリラックス効果がある成分です。最近の研究では抗がん作用もあると言われている栄養素です。
効果・効能
はっさくに含まれているビタミンCやクエン酸には抗酸化作用があり、主に疲労回復役立ちます。わたや皮にも栄養素が豊富に含まれているので、果肉だけではなく丸ごと食べたほうが効果的です。
- 老化の抑制
- 高血圧の予防・改善
- 疲労回復・免疫力アップ
- 美肌効果
- 毛細血管を強くする
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はっさく(八朔)の日持ちはどのくらい?
はっさく(八朔)の日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…約2週間
- 冷蔵保存…約3週間
- 冷凍保存…3〜4ヶ月
はっさくはカットしていない状態であれば常温で2週間ほど日持ちします。カットしたはっさくは必ず冷蔵保存し、乾燥しないよう注意しましょう。長期保存する時は冷凍がオススメです。
はっさく(八朔)は腐るとどうなる?
はっさく(八朔)は腐るとどうなるのでしょうか?腐ったはっさく(八朔)の特徴・まだ食べられるはっさく(八朔)の特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 皮がカサカサになり乾燥している
- カビくさい臭いがする
- 皮に白カビ・緑色のカビが生えている
- ぶよぶよ柔らかくなり汁気が出ている
- 皮の表面が溶けどろどろしている
はっさくは皮がカビやすい果物です。傷み始めると 表面に白カビや緑色のカビが生え ます。そして皮が徐々に ぶよぶよと柔らかく なります。
また、水気が出てびちゃびちゃになり カビくさい臭いを発する こともあります。乾燥して皮がカサカサになっている時も腐っている可能性があります。
ツンとする臭いを発している場合もアウト です。
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まだ食べられるはっさくの見分け方
はっさくが腐っているのかどうなのか、わかりにくいはっさくを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 皮と果肉の間に隙間ができてパカパカしている
❷ 同じネット・箱の中にカビたみかんがある
はっさくの皮と果肉の間にパカパカと隙間がでていることがありますが、必ずしも腐っているとは限りません。このような状態の場合、果肉の水分が抜けてパサパサした食感になっていることが多いですが、食べられる場合もあるので見極めてみましょう。
また、ネットや箱に複数入っている状態で購入した時にカビているものが混ざっていることがあります。保存中に一つだけカビることもありますが、見つけたらすぐに取り出して捨てるようにしましょう。
カビたはっさくと同じ環境にあると、雑菌が飛んで別のはっさくにもカビが移ってしまいます。特に暖かく湿度の高い場所で移りやすいので、保存場所にも気をつけましょう。
はっさくが腐る原因
はっさくが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ ダンボールの中で保存している
❷ はっさくどうし密集した状態で保存している
❸ 涼しくない常温で保存している
❶❷湿度が原因:はっさくは湿度に弱い果物です。はっさくどうしがくっ付いて密な状態だったり、湿っぽい場所で保存しているとすぐにカビが発生してしまいます。
ダンボール箱に入ったはっさくも多数販売されていますが、 ダンボールは湿度を吸いやすいので保存にはオススメしません 。他の容器に移し替えて保存すると腐りにくいですよ。
❸暖かい場所は腐りやすい:はっさくは常温保存も可能ですが、できるだけ涼しい場所で保存しないとカビが生えてしまいます。
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はっさく(八朔)の保存方法
はっさく(八朔)の常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
常温保存する時は、日の当たらない部屋かつ涼しい部屋にしましょう。ネットやビニール袋は取り外し、新聞紙を敷いたプラスチック製のメッシュカゴなどに入れて風通しの良い冷暗所で保存します。
- 皮の硬い軸の部分を下にすると傷みにくくより長持ちする
冷蔵保存
はっさくを冷蔵保存する時は、乾燥を防ぐためビニール袋に入れて保存しましょう。
冷凍保存
はっさくを冷凍保存する上で長持ちさせるためのコツはコチラです。
- はっさくを金属のトレイに並べて冷凍庫で凍らせる
- 凍ったはっさくを取り出して、一つずつ水にくぐらせもう一度冷凍する
- 冷凍用保存袋に入れて保存する
水にくぐらせて再凍結することによって、はっさくの皮のまわりに氷の膜ができるので乾燥を防ぐことができます。食べる時は自然解凍でOKです!
まとめ
この記事をまとめると
- はっさく(八朔)の日持ち日数は、常温:約2週間
- 冷蔵:約3週間
- 冷凍:3〜4ヶ月
- カット前のはっさくは日持ちするので、涼しければ常温でもOK!カット後は必ず冷蔵保存を
はっさくは皮が厚いので乾燥しにくいですが、保存する際は水分が逃げないよう紙袋に入れると長持ちします。上手く保存してみずみずしいはっさくを堪能しましょう♩
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