皆さんはメロンを食べた後に、喉がイガイガしてしまったり、口の中がピリピリした経験はありませんか?メロンに限らず果物を食べた後にのどのイガイガが出ることはよくある事なんですが、それが毎回だと辛いし何かほかの原因があるんじゃないかと心配になりますよね。今回の記事ではメロンを食べた後に喉がイガイガする原因や対処法について紹介していきたいと思います。
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目次
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メロンで喉がイガイガする原因は?
ククシミンという成分
メロンにはククシミンというタンパク質を分解する酵素が豊富に含まれています。このククシミンは30年前に発見された比較的新しい成分で、メロンの学名であるククミス・メロから一部をとって名づけられました。
このククシミンは口の中にある粘膜のタンパク質を分解して溶かしてしまいます。そうすることで舌や喉がむき出しの状態になってしまい、メロンの酸味に反応してイガイガしてしまうということなのです。
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アレルギーの場合も
メロンを食べた後に、短い間だけイガイガするだけなら良いのですが、中には唇が腫れてきたり、不屈や下痢、蕁麻疹などが出てくる場合があります。この場合はアレルギーを疑った方が良いでしょう。メロンはブタクサの花粉症を持っている人に反応してアレルギーを引き起こす可能性があるといわれています。これはメロンのタンパク質とブタクサ花粉の構造が似ているため、アレルギー反応を引き起こしてしまうのです。メロンのように自らはアレルゲン(アレルギーの原因物質)を持っていなくても、それと似た構造のアレルゲンに反応しやすい場合にアレルギー反応が出てしまうことを「交差反応」と言います。
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メロンの成分で喉がイガイガする時の対処法
ククシミンで喉や舌がピリピリしない方法
基本的にククシミンで喉や舌がイガイガ、ピリピリした場合は「そのまま食べ続けてもOK」です。もし気になる方は口をゆすいだり、白湯やお茶を飲むことで酵素を洗い流すことができます。牛乳やヨーグルトを飲むことも効果的です。牛乳やヨーグルトを口にすることで、喉のタンパク質を分解していたククシミンのターゲットが、たんぱく質をより多く含む牛乳やヨーグルトに移るので結果的に体の粘膜を守ることにつながってくれます。
熟し過ぎがイガイガの原因になることも
メロンを追熟し過ぎるとククシミンの量が多くなると言われています。なので、食べごろを見極めて食べることでイガイガを予防できるようになることもありますよ!メロンの食べごろを見極めるのは難易度が高いといわれていますが、意外とたくさんの見るべきポイントがあるので、この機会に知っておきましょう!
<食べごろサイン>
- ツルが枯れてきている
- 皮が黄色みを帯びてきている
- メロンの甘い香りが強くなる
- メロンのお尻を押すとぷよっとしている
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症状がひどい時はアレルギーかも
メロンでアレルギー症状が出たら何科に行けばいい?
ククシミンの影響による喉や口内のイガイガではなく、症状がもっと重い場合は果物アレルギーを疑った方が良いかもしれません。口内だけでなく体調も悪くなることがあるので、様子をみて医療機関に相談するかどうか判断してください。受診する科は内科、皮膚科、小児科、耳鼻咽喉科でOKです。
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まとめ
この記事をまとめると
- メロンを食べたあとに口の中がイガイガするのはククシミンか果物アレルギーの影響!
- イガイガが気になるならお茶や牛乳を飲むと良い!
- それでも治らなければ病院へ受診しよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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