皆さんはミカンに黒い斑点や黒ゴマのような粒がついているものを見たことがありませんか?スーパーで売られている新鮮なみかんにはあまりそういうことはないのですが、果物の直売所なんかで購入したものだと新鮮さゆえにそのような黒い部分のあるみかんを見ることができます。そんな黒い部分のあるみかんは食べることができるのでしょうか?
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目次
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みかんに黒い斑点の主な原因
黒点病とは
黒点病とはミカンなどの柑橘類の果樹に多く発生する病害の一つで、表面に0.1~0.5㎜程度の黒い点々があらわれるものを言います。
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黒点病になる理由
この黒点病は細菌により発生します。細菌と聞くとなんだか危ないイメージがあるかもしれませんが、黒点病の場合、糸状菌、子のう菌類によるものなので「人体に害がない」と言われています。なので黒点病のミカンを食べても「健康上は全く問題がない」ということです!安心して大丈夫ですよ!むしろ農薬を使用しなかった場合は、ほとんどのミカンが黒点病にかかってしまうとのことです。
みかんを剥いたら黒かった時の主な原因
カビ
外側の皮を見たら何の問題もなさそうに見えても、中の果肉の部分に黒い物がある場合があります。この原因はほとんどが「黒カビ」です。ミカンを含め様々な青果物の品質確認で見付つことが難しいとされている、「中腐り」という状態になっていると外側は綺麗だけど、中に黒カビが繁殖しているケースがあります。黒カビは体に害を与える可能性があるので、中腐りをしているミカンは食べないようにしてください。お店に持っていけば交換してもらえることがほとんどなので、新鮮なミカンに交換してもらうと良いでしょう。
虫がいた痕跡
黒かび以外の原因で、ミカンの中身が黒くなることもあります。それが「虫による影響」です。特にカメムシが吸った後は黒く変色します。カメムシはストローのような口をミカンに突き刺して果汁を吸うので、外から見てもほとんど変化がないように見えるのです。カメムシに吸われたミカンでも食べることが出来ますが、吸われた部位は「不味い」ので、傷ついていない部位を食べるようにしましょう。ちなみにカメムシに吸われた皮は若干薄緑色をしているので、見分けることもできます。
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みかんが腐ってる時の特徴
異臭
あきらかに普通のミカンと異なった匂いがする場合も食べない方が良いです。細菌たちによる発酵で別の成分に変化してしまっているので、食べてしまうと体に悪い影響を与えてしまう可能性も否定できないからです。
触るとブヨブヨになっている
みかんは外から強い衝撃を受けると果汁が漏れてブヨブヨになることがあります。この場合は食べても問題ないのですが、「皮まで」ブヨブヨになっている場合は鮮度が悪く腐っているサインですので食べない方が良いです。
皮がパサパサor水っぽい
皮の表面から水分が出ていたり、皮が乾燥してパサパサになっているミカンは、収穫してからだいぶ時間が経っているミカンです。ミカンの鮮度を見分けるコツは「皮」にハリがあるかどうかですので、皮がいつものミカンと異なった状態なら、食べるのをやめた方が良いでしょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 黒点病にかかったミカンは問題なく食べることができる!
- 皮にハリがあるものはたべてもOK、皮が普通のミカンと違うならもしかしたら腐っているかも。
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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