そら豆は4〜6月を旬とする季節の野菜ですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?意外と長持ちしない野菜で、常温保存だとすぐに傷んでしまいます。今回は、
- そら豆の日持ち
- そら豆の栄養と効果・効能
- そら豆は腐るとどうなる?
- そら豆の保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
そら豆とは?
分類 | マメ科ソラマメ属 |
原産地 | 地中海沿岸から西南アジア |
由来 | さやが空へ向いた状態でつくところから |
英語で言うと | broad bean |
別名 | feve(フランス語)、蚕豆(和名) |
そら豆は古くから食用として栽培されている豆で、現在でもエジプトやイタリアをはじめ世界中で親しまれています。
完熟した豆は煮豆や甘納豆・フライビーンズなどに利用されており、中国では豆板醤の原料に使用されています。
別名の蚕豆も「そらまめ」と読みますが、これはさやの形が蚕に似ていることからあてられた字であるといわれています。
スポンサードリンク
そら豆の栄養と効果
栄養
そら豆は糖糖・たんぱく質のほか、ミネラル・ビタミンをバランスよく含んでいます。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
効果・効能
そら豆に含まれるミネラル群は血圧を安定させる働きがあるため、生活習慣病予防に効果を発揮します。
- 高血圧予防・改善
- 動脈硬化予防
- 貧血予防・改善
スポンサードリンク
そら豆の日持ち
そら豆の日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…1〜2日→向いていません!
- 冷蔵保存…約3日
- 冷凍保存…約2ヶ月
そら豆は常温販売されていることが多いですが、購入後は冷蔵保存が必須です。常温だと傷みやすく、黒く変色する原因となります。また、冷凍すれば2ヶ月ほど日持ちするのでオススメです。
そら豆は腐るとどうなる?
そら豆は腐るとどうなるのでしょうか?腐ったそら豆の特徴・まだ食べられるそら豆の特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 皮が茶色や黒っぽく変色している
- 豆の表面がぬるぬるしている
- 変な臭いがする
- 糸を引く
そら豆はさやも豆も緑色をしていますが、傷み始めると 茶色や黒っぽく変色 していきます。また、豆の表面が ぬるぬるして、変な臭いがしたり します。
そして酷い場合には中に 糸を引いたりカビが生える こともあります。外側は一見大丈夫でも、剥いてみたら腐っていた!なんてこともありますので注意しましょう。
変な臭いを発していたらアウト です。
スポンサードリンク
まだ食べられるそら豆の見分け方3つ
そら豆が腐っているのかどうなのか、わかりにくいそら豆を見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 皮が乾燥して萎んでいる
❷ 乾いて豆が縮んでいる
❸ 皮が黄色っぽく変色している
そら豆は水分が抜けると乾燥して皮がしわしわになったり、豆が縮んだりすることがありますが、他に問題がなければまだ食べることができます◎
また、時間が経つと皮が黄色っぽく変色することがありますが、中の豆がカビていたり腐った臭いがしなければまだ食べることができます。
そら豆が腐る原因
そら豆が腐りやすくなる原因を2つ見てみましょう。
❶ 常温で保存している
❷ 乾燥する状態で保存している
そら豆は鮮度の落ちやすい野菜なので、常温ではなく冷蔵保存が基本です。部屋の中で保存していると傷みがすすみ、変色などの状態が見られるようになります。
また、乾燥することでそら豆内の水分が飛び、傷む原因となってしまいます。保存する際は袋などに入れて乾燥しないようにしましょう。
そら豆の保存方法
そら豆の常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
スポンサードリンク
常温保存
そら豆は鮮度が落ちやすい野菜ですので、常温での保存には向いていません。常温で保存する時は、直射日光が当たらず風通しの良い場所に置きます。
冷蔵保存
保冷蔵保存するには、なるべく乾燥を防ぐことがポイントです。
- さやは枝に付けたままで枝を上下共に1cm残して余分な枝を切る
- 新聞紙に包んだらポリ袋に入れて冷蔵庫で保存する
冷凍保存
そら豆を冷凍保存するなら塩ゆでしてからがオススメです◎
- 流水の中でこすり洗いをして汚れを落とす
- さやの端を片方切り落としてから多めの塩でよく揉む
- 沸騰したお湯に塩を少し加え、塩もみしたそら豆をそのまま入れる
- そら豆を硬めにゆで上げたら、ザルに取って冷ます
ゆでたそら豆を水にさらすと水を吸ってしまい、味が水っぽくなってしまいますので禁物ですよ。自然に冷めるのを待ちましょう。
まとめ
この記事をまとめると
- そら豆の日持ち日数は、常温:1〜2日/冷蔵:約3日/冷凍:約2ヶ月
- そら豆は傷みやすいので常温保存は向かない!
そら豆は購入したらすぐ冷蔵するか、長持ちさせたい場合は冷凍保存しておくと便利です。季節限定の野菜なので、是非旬の時期にそら豆を堪能しましょう♩
スポンサードリンク