皆さんはサワラというお魚をご存知ですか?高級魚として扱われることの多い魚ですが、実はとても扱いが難しいデリケートなお魚なんです!身は脆く、鮮度も落ちやすい、アニサキスの危険性もあるなど様々なことに注意しないと食べることのできないお魚のサワラ。今回はそんなサワラについての紹介をしてきます。
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サワラってどんな魚?
サワラとは
サワラはサバ科の魚で、古くから和食に使われていた日本人にとってなじみの深いお魚です。とてもデリケートなお魚で扱いや目利きが非常に難しいとされています。しっぽを持ち上げてしまうと身が割れてしまうなど本当にデリケートなのです。一方で味わいはとても美味しいと言われており、冠婚葬祭などで振る舞われるようになりました。
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旬や産地
サワラは魚へんに春と書くため春の魚と思われがちですが、実は地方によって旬が異なります。関西では春が旬になりますが、関東では冬が旬です。旬のサワラは脂の乗りがとても良いため高値で取引されています。産地に関しては日本中で収穫することができますが、瀬戸内海で獲れた春のサワラは非常においしいことで有名です。
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サワラにアニサキスはいるの?
アニサキスが寄生している可能性が比較的高い
サワラにはアニサキスが高確率で寄生しています。サワラに限らずサバ科の魚はアニサキスが寄生している可能性が他の魚と比べて特に高いと言われています。そもそもアニサキスのリスクがゼロという魚はまずいないということを理解してください。
アニサキスを予防するには?
アニサキスを予防するにはいくつかのポイントがあります。
・鮮度の高いものを食べる
アニサキスは熱に弱く、冷たいところに移動します。水揚げされたての魚は温度が低いのでアニサキスが内臓に残りますが、水揚げされてから時間が経った魚は温度が高くなるためどんどん魚の内部にアニサキスが移動してしまいます。そうするとアニサキスを取り除くのが難しくなってしまうのです。
・加熱処理か冷凍保存したものを食べよう
アニサキスは75℃以上の高温で加熱するか、48時間以上冷凍保存することで死滅すると言われています。私たちがスーパーで買うことができる刺身用のお魚たちは全て一度しっかり冷凍保存してあるものなのです。スーパーで買う刺身用のお魚は基本的に安全なのですが、一方で自分で釣ってきた魚に関しては、アニサキスを死滅させる処理を行っていないので適切な処理をしないといけません。
・自宅で刺身を作る場合はしっかりと目視すること
自宅で釣ってきたサワラの刺身を作る方もいるかと思います。このような場合はまずは鮮度の高い状態でさばくこと、お腹周りにはアニサキスがたくさん潜んでいるので特に注意して捌くことを念頭に置いてください。 実の中に小さな渦巻き状の白いものがいたら、それがアニサキスです。慣れていない場合は48時間以上の冷凍保存するか、刺身ではなく加熱調理して食べるようにしてください。
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まとめ
この記事をまとめると
- サワラは非常にデリケートで扱いの難しい高級魚!
- サワラなどのサバ科のお魚にはアニサキスが潜んでいる可能性が高い!
- スーパーで売っている刺身用のサワラは特に問題ないが、自分で釣ってきたサワラは扱いに注意しよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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