皆さんはサニーレタスという野菜をご存知ですか?その名の通りレタスの仲間ですが、サニーレタスは葉先が紫色のくるりとしていないものをいいます。サニーレタスだけでなく、レタス全体にいえることですが、たまに苦味が強いものがありますよね。ちょっと違和感があるくらいレタスの苦味が強いときもあります。今回はサニーレタスを含め、レタスが苦い原因を紹介していきますね!
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目次
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サニーレタスが苦い!
苦味の原因って?
私たちが普段食べているレタスは、本来ならばそれほど苦くありません。ですが成分として苦味をもっているものがあるのです。物によってはその苦み成分が多いレタスがあるので、それを選んでしまうと薬のような苦さになってしまうのです。
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苦味成分「ラクチュコピクリン」
サニーレタスや他のレタスに含まれる「ラクチュコピクリン」という成分が苦味を持ちます。これはほぼすべての野菜に含まれるポリフェノールという成分の一種です。レタスの茎から白い液体が出ているのを見たことはありませんか?実はそれがラクチュコピクリンです。
苦み成分は「育ちすぎる」と出てくる
ラクチュコピクリンが多くなるのは、ほとんどの場合「育ちすぎ」が原因です。冬場のレタスにはこの苦み成分ラクチュコピクリンが少ないといいます。これは冬の時期に育てられたレタスは成長が遅いことが理由なのです。一方で夏のレタスはぐんぐん育つので、苦み成分ラクチュコピクリンもたくさん出てきてしまい、苦味をもってしまうというわけなのです。
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レタスは軽いものを選ぶ!?
皆さんは野菜を選ぶときに「重さ」を気にしますか?キャベツなんかはぎゅっと中身が詰まっている方が美味しいといわれていますが、レタスに関してはその「逆」がおすすめです。育ちすぎて重くなったレタスは苦味が強いので、なるべく軽いものを選ぶと良いでしょう。
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肥料を上げ過ぎると苦くなるって本当?
家庭菜園をやっていてレタスがどうしても苦くなりがちな人は、もしかしたら「肥料」を上げ過ぎているのかもしれません。窒素系の肥料は食材の苦味を強くしてしまう傾向にあるようです。「肥料の三要素」として窒素・リン酸・カリウムがいわれていますが、窒素を含んだ硝酸は苦みやえぐ味を作り出してしまうのです。なので農家の人たちは野菜に含まれる硝酸イオンの濃度を調べることを徹底しているといいます。
苦味を取る方法とは?
水に浸けておくとOK
サニーレタスや他のレタスを買ってきたはいいものの、どうしても苦味が強い場合がありますよね。そういった場合は「半日くらい水に浸けておく」と苦味が抜けます。ラクチュコピクリンは水に溶ける性質をもつので、長い間水に浸けておけば苦くないレタスになるんです!簡単ですよね!
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加熱すると苦味が減る
水に浸けるのがめんどくさい時や水に浸けても苦味が消えていないときは「加熱調理」しちゃいましょう!加熱調理をすると苦味を感じにくくなり、食べやすくなるのです。レタスは加熱調理に向かないと思ってしまいがちですが、実はレタスは加熱調理すると甘さが増して、生で食べるよりももっと食べやすくなるんですよ!
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まとめ
この記事をまとめると
- レタスの苦味はポリフェノール「ラクチュコピクリン」の仕業!
- 半日くらい水に浸けておくと苦味が消える!
- 苦味が気になるなら加熱調理をしよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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