数の子を食べる前には、下処理として塩抜きが必要になります。簡単で時短で失敗しない塩抜き方法はないのでしょうか?塩抜きは失敗すると苦みが出てしまうこともあります。今回は、
- 簡単で失敗しない数の子の塩抜き
- 流水だけはダメ?塩抜き後の味付けは?
- 塩抜きした数の子の保存方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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数の子は塩抜きしないとしょっぱい!
お正月に縁起が良いものとして食べられている数の子は、ニシンの卵を塩漬けしたものです。そのままだと潮がきつく、しょっぱいと感じることがあります。そこで食べる前に必要になるのが「塩抜き」作業です。一体どんな下処理なのでしょうか?
塩抜きが必要
本来数の子そのものに塩気はなく、100gあたりに含まれる塩分量は0.1gです。しかし、市販の数の子は長期的に保存するために塩漬け加工されたものが多く、そのまま食べるとしょっぱいのです。
しょっぱい数の子は塩分の摂りすぎになりますし、味も美味しくありません。 塩抜きは数の子を塩水に漬けることで、数の子に含まれる塩分を抜く作業 になります。
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簡単で失敗しない塩抜き方法
数の子の塩抜き方法について詳しくご紹介いたします。市販の数の子はほとんどが塩漬けされているので、きっと塩抜きの下処理が必要になるかと思いますので、是非参考にしてみてください。
いつから塩抜きする?
塩抜きはじっくり塩分を抜く作業なので、12時間程時間がかかります。そのため、食べる日の前日から仕込んでおく必要があります。
失敗しにくい塩抜き方法
失敗しにくい塩抜き方法の手順を見ていきましょう。
- 水1リットルに対し小さじ1杯の塩を加えてよく混ぜる
- 数の子を入れて6時間待つ
- 塩水を新しいものに交換して更に6時間待つ
数の子の塩抜きは、6時間塩水に漬ける作業を2セット行う必要があるのです…!かなり時間がかかるので、下処理としてはちょっと大変です。
塩水を途中で1度交換する理由は、塩水の塩分量をリセッットするためです。最初の6時間のうちに数の子から塩分が抜けているため、塩水の塩分量は少し高くなっています。それをリセットすることで、より効果的に塩を抜くことができます。
時短で塩抜きする方法
合計12時間も塩抜きに時間をかけるなんて無理!という方のために、時短でできる塩抜き方法についてご紹介いたします。
- 40度のお湯1リットルに対し小さじ1杯の塩を加えてよく混ぜる
- 数の子を入れて1時間待つ
- 常温の真水に変えて1時間待つ
この方法は、40度のお湯→真水の2ステップで行います。塩分が抜ける速度が速いので、塩が抜けすぎることがあるので途中で味見してみると安全かもしれません。
塩抜き中は冷蔵庫に入れる
通常の方法で塩抜きする場合は、塩抜き中は必ず冷蔵庫に入れましょう。常温で12時間も放置していると数の子が傷んでしまうので注意してくださいね。
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流水だで塩抜きするとどうなる?
数の子の塩を抜くために塩水を使うのは、塩の“浸透圧”を利用しているためです。
濃度が違う液体が同じ濃度になろうとして、均一の濃度になろうとする力
つまり、数の子よりも低い濃度の塩水に入れることで、数の子の塩分量が少なくなり、しょっぱくなくなるというわけです。そこを塩水ではなく流水や真水だけで塩抜きしようとすると、数の子の塩分だけではなく旨味や味も抜けてしまいます。
数の子の塩分はスピーディーに抜けていきますが、それと同時に余計なものまで抜けてしまうのです。また、数の子が水っぽくなり食感が落ち、苦みやえぐみが出ることもあります。
塩抜き後の味付けは?
塩抜きした数の子は、塩気が完全になくなっているわけではないので、薄味がお好みであればそのまま食べることももちろん可能です。何かしら味をつけたい場合は、こんな調味料で調整してみましょう。
醤油
醤油は日本食には欠かせない調味料の代表ですね。食べる前に醤油をチョンと付けることで味が引き締まり、白いご飯にもよく合います。
めんつゆ
醤油の塩分が強いと感じる時は、めんつゆもオススメです◎
塩抜きした数の子の保存方法
冷蔵数の子の賞味期限は、3〜5日ほどです。市販品は5日、自家製であれば3日となっています。数の子を冷蔵保存する際は、温度変化しにくいチルド室に入れましょう。
冷蔵庫は5〜6度に設定されていることが多いですが、チルド室は開閉が少ないのでそれよりも1〜2度低くなっています。お肉類や魚介類など、鮮度が落ちやすいものはチルド室がオススメです。
数の子を冷蔵保存する時は、空気に触れないようラップでしっかりと包んでから容器に入れる
冷凍数の子の賞味期限は、市販・自家製ともに2〜3週間です。冷凍庫内での乾燥を防ぐため、冷凍保存の場合もまずラップに包んでから密閉袋に入れると良いでしょう。
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まとめ
「失敗しない数の子の塩抜き」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 市販の数の子は塩漬けされているので、塩抜きが必要!
- 塩抜きは、塩水に12時間漬けることでじっくり塩分を取ることができる
- 時短で塩抜きする場合は、塩分の抜けすぎに注意して!
数の子は塩抜きという下処理に手間がかかる食品ですが、食べる機会はおそらく年に1度〜多くても数回なので、是非丁寧に塩抜きしてっみてくださいね。
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