皆さんは昆布の表面に付いた白い粉のようなものを見たことがありますか?食品に白い粉がついてると言うと白カビを想像してしまいがちですが、昆布についている白い粉の場合はカビとは別のものかもしれません。今回の記事では昆布や乾物などの表面についている白い粉の正体について紹介していきます。
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目次
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昆布に見られる白い粉の正体は?
昆布の白い粉は栄養!
昆布を長期保存しておくとよく表面に白い粉のようなものが出てきます。長期保存するとカビかもしれないと思ってしまいますが、実はそれは昆布の栄養成分であることがほとんどです。空気中に水分を放出する際に栄養素も一緒に出てくるのですが、その栄養分だけ蒸発せずに残ったものが白い粉の正体です。
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白い粉はうまみ成分「マンニトール」
昆布の表面にある白い粉の正体は、昆布のうま味成分である「マンニトール」です。別名をマンニットとも言います。このマンニトールは初めて見た人は洗い流してしまいがちですが、これが昆布の美味しさを作り出しているうまみ成分なので 「洗い流しちゃダメ」なのです!
マンニトールってなに?
昆布から出汁を取る際にグルタミン酸に並んでおいしさの決め手になる成分がマンニトールです。糖アルコールというくらいですから、甘いのかな?と思って直接舐めてみるとしょっぱい味がします。
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昆布の賞味期限って?
昆布の賞味期限はどのくらい?
先ほどは昆布の旨味成分であるマンニトールが白い粉の正体だということを伝えしましたね。今度は昆布がどのくらい日持ちするのかについて紹介していきたいと思います。
昆布はしっかりした密閉容器に入れておけば「何年でも保存することが可能」と言われています。寝かせれば寝かせるほど味がまろやかになって美味しくなるとも言われている程、昆布は長期保存が可能なのです。
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湿気が天敵!
何年でも持つと先ほど説明しましたが、昆布は水分を吸収しやすいという性質があるため密閉した容器に入れておかないとすぐに水分を吸収してしまいます。そうなるとカビが生えてくる可能性があるのです。昆布は適切に保存すれば何年でも日持ちしますが、空気が入ってしまうような容器に保存してしまうとすぐにカビが生えてしまう、扱いが少々難しい食品なのです。
詳しくはこの記事をチェック!
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マンニトールとカビの見分け方!
カビはふわふわとした胞子がある!
では最後に昆布の旨味成分であるマンニトールと白カビの見分け方について紹介していきます。
マンニトールの場合は白い粉状のものがついています。一方で白カビは、繁殖するために根を張り胞子を作る必要があるので「白いフワフワな綿毛状の菌糸」を作ります。この菌糸を気中菌糸といいます。マンニトールとの見た目ははっきりしているので見間違えることは基本的にはありませんが、白カビが生えたての場合は若干粉っぽく見えることがあるかもしれないので注意してください。
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まとめ
この記事をまとめると
- 昆布についている白い粉の正体はマンニトールという旨味成分!
- マンニトールは洗い流してしまうと旨味が落ちてしまう!
- 白カビとマンニトールの違いはフワフワの菌糸があるかどうか
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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