砂糖は眠くなるって本当?食後のひどい眠気の正体は?眠気のメカニズムとは?

皆さんは食後に強い眠気に襲われることはありませんか?体が休めていないから?夜ちゃんと眠れていないから?どちらも原因の一つになり得ますが、本当の理由は食事に含まれる砂糖が原因かもしれません!今回は砂糖を摂取すると眠気が出てくるメカニズムについて紹介していきます。

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糖分を摂取した後に眠気を誘う原因物質

インスリン

悲しい

糖分を摂取した後に来る眠気の原因物質の一つに「インスリン」があります。インスリンとは私たちの内臓の一つの膵臓から分泌される血糖値を下げるホルモンです。私たちは食事の時間にかかわらず、食後は血糖値が上がります。血糖値を上げると満腹感がでてくるのですが、血糖値が高い状態が続くことは体にとって良くないことなのです。

ですので食後2時間はインスリンが分泌し続け、血糖値を正常値に戻そうとしてくれるのですが血糖値が急激に上下すると眠気が出てくるといわれており、食後はインスリンが作用して血糖値がかなり上下してしまうので眠くなるのです

<インスリンが眠気を誘うメカニズム>

  • 食事(ブドウ糖)を摂取すると血糖値が上がる
  • インスリンが膵臓から分泌されて、血糖値を下げようとする
  • 血糖値が急激に降下する
  • 血糖値の急降下により、一時的に体が低血糖状態に陥る
  • 脳に十分なブドウ糖が行き渡らず、ぼんやりしたり眠気を誘発する

食事と言っても「糖質(ブドウ糖)」が大量に含まれる食品を摂取したときに、このような状態に陥るのです。

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オレキシン

悲しい

2つ目の原因物質は「オレキシン」です。オレキシンとは脳の視床下部という場所で作用するホルモンのことで「食欲や睡眠、体内リズム」をつかさどっているということが研究によって明らかになりました。このホルモンは食欲を高めるために、空腹時に脳が覚醒するように働きかけてくれるのですが、食事が済んでしまうと覚醒させる必要がなくなるので、今度は体をリラックスさせようと働きます。これが食後に眠気を誘発する原因になるのです。

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昼食をとった後に眠気がくる場合の対処法

では二つの説明した眠気を誘う成分をもとに、昼食後に眠気が来ないようにする対処法を紹介していきます。

①糖質をなるべく控える

食パン

まずは糖質の含まれている食事をなるべく控えることが良いでしょう。具体的には白い炭水化物は糖質が高いと言われているため控えたほうが良いでしょう。

白い炭水化物

  • 白米
  • 白いパン
  • パスタ
  • そうめん
  • ラーメン

これらはGI値が高いと言われています。GI値というのはグリセミックインデックスといい食後2時間でどれくらい血糖値が上昇するかを示す値のことを言います。上記にあげた白い炭水化物は、食後2時間で血糖値を急激に上げてしまう食品です。

②血糖値をおやつで安定させる

血糖値の急激な上昇を防ぐために間食を利用するという手段があります。昼食の前に食物繊維の多い間食や豆乳や野菜ジュースを飲むことによって血糖値を少し上げておくと、昼食時の急激な血糖値上昇を防ぐことができます。血糖値は緩やかに上昇する分には眠気を誘わないので、間食をうまく使うことで眠くならないようにすることができるのです。

③よく嚙んで食べる

昔から一口につき30回は噛んで食べようという風に教えられてきましたが、実はとても大事なことだったのです。食事を時間かけて食べることで消化酵素の分泌を良くしてくれます。消化酵素の分泌が促進されると血糖値の急上昇を抑えることにつながるのです。食事1回に15分以上かける事を意識しましょう。 さらに食事の際は野菜から食べる様に意識すると血糖値の急激な上昇を防いでくれるという研究結果があります。

④ココナッツオイルを利用する

中鎖脂肪酸という成分が含まれるココナッツオイルには脂肪燃焼だけでなく食欲を抑制してくれる働きがあるといいます。料理理由として使うのが一般的ですが、外食などで厳しいときはコーヒーやココアなどに入れてもOKです。 

中鎖脂肪酸とは?
中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツなどヤシ科植物の種子に含まれる植物成分。一般の植物油に含まれるオレイン酸やリノール酸と同じ脂肪酸の仲間です。油の特性は、油の主成分となる「脂肪酸」の種類や並び方によって異なります。ここで、脂肪酸を「長さ」によって分類すると、キャノーラ油、オリーブオイルやラードなどの一般的な油脂のほとんどに含まれる「長鎖脂肪酸」と、その約半分の長さの「中鎖脂肪酸」があります。中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸に比べて長さが短いため、水になじみやすい特長をもちます。そのため、水に溶けやすい糖などと同様に、小腸から門脈を経由して直接肝臓に入り、分解されます。一方、長鎖脂肪酸の油は小腸から消化・吸収されたあと、リンパ管や静脈を通って脂肪組織や筋肉、肝臓に運ばれ、必要に応じて分解・貯蔵されます。このように消化・吸収後の経路が異なるため、中鎖脂肪酸が含まれているココナッツオイルなどの油は一般的な油に比べて、約4倍も速く分解され、短時間でエネルギーになることが特長です。※引用:日清オイリオホームページより

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まとめ

いかがでしたでしょうか?このように少しの工夫をするだけで昼食後の眠気は防ぐことができるのです。眠気を作り出すメカニズムをしっかり理解し、午後の仕事も集中して行えるようにしていきたいですね!

この記事をまとめると

  • 昼食後の眠気の正体はインスリンとオレキシンにあった!
  • 血糖値を上げない食品を選んだり、食べ方に工夫をすることで眠気を回避することが可能! 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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