牛乳の飲み過ぎで女性は乳がんのリスクが上がるって本当?噂の真相とは?

皆さんは牛乳はお好きですか？牛乳は私たちの生活に身近にある食品ですよね。学校給食のお供として昔から親しまれてきた牛乳ですが、様々な悪い噂があるのをご存じですか？今回の記事では、牛乳の悪い噂をいくつかピックアップして真相を調べてまとめてみました！

牛乳には様々な噂がある

牛乳の噂はホントなの？

実は私たちの身近にある牛乳には様々な悪い噂があふれています。栄養学の本や料理本にはこういった牛乳の悪い噂はほとんど書かれていませんが、ビジネス書や健康についてのエッセイなどには牛乳は体に悪いと書かれていることが多いのです。

＜牛乳の主な悪い噂＞

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悪い噂が本当なのか調べてみました

牛乳の飲みすぎは乳がんになる

牛乳に含まれる成長ホルモンやエストロゲン（女性ホルモン）、インスリン様成長因子は乳がんの発症に関連があると唱えている説があり、それから牛乳は乳がんのリスクを高めると言われるようになりました。

この乳がんの噂が広まったため内閣食品安全委員会が検査したところ、生乳中には上記の成分が含まれるが超微量であり、何もせずに体内で生成される量に比べてもかなり少ないので影響が出るレベルではないという事がわかりました。

大量の牛乳を摂取しなければ体内で生成される量すら及ばないと考えると、乳がんのリスクを高めるといった噂はやや過剰な表現だといえますね。

骨粗しょう症になる

これもよく聞く噂ではありますが、実は牛乳を飲みすぎると骨粗しょう症になるといった論文や研究報告は「一つもない」ようです。世界保健機関（WHO）からもそのような発表は一つもないことから察すると、これも過剰な悪い噂であるといえそうです。

むしろ牛乳のカルシウム吸収率は、小魚や野菜に比べてもダントツで優れているので骨粗しょう症の予防につながると言われています！

胃の中で固まるので消化が悪い

これもまあまあ聞く噂ですが、実は「胃の中で固まる方が消化に良い」のです。牛乳を飲むと胃酸と牛乳に含まれる「カゼイン」という成分がくっつき、ヨーグルトのようになります。そうすると腸内にとどまる期間が増える＝消化されやすくなる、という考え方が一般的です。

日本人のほとんどはおなかをこわす

この噂は半分本当で、半分誤りです。実際に日本人には牛乳に含まれる「乳糖」を分解する酵素のラクターゼの働きが諸外国の人たちに比べると弱いといわれています。

＜牛乳を飲んでおなかが調子悪くなるかの調査＞

このようなかんじで牛乳を飲んだ人の約50％の人はおなかがゴロゴロするようです。ですが噂の『ほとんどの日本人』というと、やや過剰な感じがしますよね。

乳糖不耐症とは？

牛乳を飲むと調子が悪くなる症状に「乳糖不耐症」という名前がついているのはご存じですか？乳糖不耐症とは牛乳を飲むとおなかにガスがたまったり、ゴロゴロするなど深い症状が現れることの総称をいいます。昔からありますが、病気ではないので心配しないでくださいね。

良い腸内細菌を持っていれば乳糖をしっかり分解できる！

牛乳に含まれる乳糖が小腸で分解されない場合でも、大腸の「腸内細菌」が良いバランスで整っていれば、乳糖をしっかり分解してくれることがわかっています。乳酸菌やビフィズス菌などの体に良い腸内細菌をしっかり取り入れることができれば、牛乳の健康被害は防ぐことができますよ！言い換えれば、牛乳を飲んでおなかが緩くなってしまう人は腸内細菌の環境が悪いとも言えますのでこの機会に、良い腸内細菌を増やす「腸活」をしてみてはいかがでしょうか！

牛乳を飲んている子は成長が早く止まる

牛乳を飲むと身長が伸びる印象がありますが、噂の中には成長が早く止まってしまうといったものがあるようです。これも研究結果があり「牛乳を飲んでそだった子供は飲まなかった子供よりも約2.5cm身長が高かった」というデータがあります。身長は骨格の成長を調べる重要な指標ですので、牛乳を飲むと成長が止まるというのはやはり過剰な表現だといえますね。

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様々な噂に惑わされないために

ここまで牛乳の様々な噂の真相を紹介してきました。いろいろ調べてみて思ったのは、噂は「研究結果などの情報を一部だけ切り取って過剰に表現した」物ではないかと感じました。その噂の一部はなんとなく納得できますが、全体的にみると的外れなものが多く感じました。こういった食品の悪い噂は牛乳だけではなく、様々なものにもついて回るのでご自身でしっかり情報を集めてみてください。

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まとめ

このように食品についての幅広い知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧になってくださいね！

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