ごぼうには「食物繊維」が豊富に含まれているのをご存じでしょうか?しかし食べすぎてしまうとお腹がゆるくなってしまう可能性があるようですよ。ごぼうを食べると良いこともたくさんあるので、適度な摂取量を守って恩恵を受けましょう!今回はそんな「ごぼう」について下記内容に沿ってご紹介していきます。
- 食べすぎると腹痛・下痢の原因になる
- 主な栄養素・効能
- 1日の適切な摂取量について
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目次
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ごぼうを食べ過ぎると下痢になる?
歯ごたえがあって、食べるととっても美味しいごぼうですが、食べすぎてしまうと健康に不調をきたしてしまう可能性があります。
下痢になる理由
一般的な下痢の理由ですが、下記内容があげられます。
- 胃腸の機能低下
- 刺激の強すぎる食事(冷たい・辛い・油っこい・繊維の固いもの)
- 食べすぎ・飲みすぎ
- 感染
ごぼうを食べて食物繊維の摂りすぎで下痢になることは少ないと思います。なぜなら、ごぼう1本に含まれる食物繊維は約11gです。1日に必要な摂取量が15gと言われています。ごぼうを2本以上食べないと食べすぎにはなりません。ごぼうだけを、1日に2本以上食べる方は下痢になるかもしれませんので、注意しましょう。
ごぼうだけで下痢になるというよりは、一緒に摂取する食事の量や、水分の摂りすぎなどが直接的な原因になることがあります。適切な量を心掛けたいですね。
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ごぼうの主な栄養素・効能
ごぼうに含まれる栄養素や摂取による効能をご紹介していきます。
食物繊維
ごぼうには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は2種類あり、ごぼうはこの2種がバランスよく含まれています。実は、一般的に食物繊維が豊富な印象がある「ほうれん草、さつまいも」などと比べても、ごぼうの方が食物繊維をたくさん含んでいるのですよ。
- 100gあたりの食物繊維含有量 5.7g
- 水溶性食物繊維は2.3g
- 不溶性食物繊維は3.4g。
- 水溶性食物繊維
特徴は水に溶けやすい成分であること。食事をした際に、小腸での栄養吸収速度を緩やかにします。血糖値の上昇を抑える効果があります。ナトリウムを効率よく排出させる効果もあるので、高血圧やむくみを予防できます。糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化など、生活習慣病の予防に効果があるといわれています。 - 不溶性食物繊維
水に溶けにくい不溶性食物繊維は、水分を吸収して便の容積を増やします。便が増えると、大腸が刺激され、排便がスムーズになります。また、有害物質を吸着させて、便と一緒に体の外に排出するため、腸をきれいにして大腸がんのリスクを減らしてくれます。
水溶性食物繊維も不溶性食物繊維もどちらも体内には吸収されない栄養素ですが、身体には必要な栄養素です。第六の栄養素と言われています。
ミネラル
カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅などミネラル成分が豊富に含まれています。ミネラルは体の維持・調節に欠かすことのできない栄養素です。ミネラルの中でも特にカリウムが豊富に含まれています。カリウムは利尿作用の効果があり、余分な水分・塩分を排出してくれます。そのため、むくみ改善に効果的です。
アミノ酸
ごぼうに含まれるアルギニンやアスパラギン酸は、疲労回復、免疫力向上、精力増強に効果があるとされています。
ポリフェノール
体にある有害な活性酸素を分解してくれるため、老化や生活習慣病を予防します。
ごぼうには上記のように様々な健康に良い効果があるんですよ!身体に良い食材ということがよく分かりますね!
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ごぼうはどのくらい食べて大丈夫?
では1日あたりどのくらいの摂取が目安となるのでしょうか?
ごぼうの1日の摂取量
1日に180g程度が適量です(半分~1本)。多少食べすぎたとしても、1本分程度に収めましょう。2本以上食べると食べすぎになります。ごぼうには水にとけにくい「不溶性食物繊維」が多く含まれているため、食べすぎたことにより不溶性食物繊維が多く腸内に残ってしまうと、腹痛・下痢をおこす可能性があります。摂取量には十分気を付けてくださいね。
まとめ
この記事をまとめると
- ごぼうだけの摂取では下痢・腹痛は起こりにくい
- 豊富な栄養素が含まれている
- 便秘改善、生活習慣病改善に良い
- 1日あたりの摂取目安は半分~1本
いかがだったでしょうか。ごぼうには食物繊維が多く含まれていると言われていますが、「ごぼうだけ」でお腹がゆるくなることは可能性としては少ないでしょう。食べすぎ・飲みすぎが下痢の原因と言われることが多いので食事や水分量なども意識して適切な量にしましょう。
様々な栄養素が含まれているごぼうですが、ごぼうだけを摂取しては栄養バランスが悪くなってしまうので、通常の食事に副菜としてプラスワンするイメージで摂取していくとちょうど良いと思いますよ!
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