コシアブラってどんな味？旬の時期や食べ方自家栽培で収穫しよう！ |

皆さんは「コシアブラ」という山菜があることをご存じでしょうか？山菜が身近でない方は知らない人も多いかもしれません。実はとっても美味しくて人気がある山菜なんですよ！今回はそんな「コシアブラ」について下記内容に沿ってご紹介していきます！

スポンサードリンク

コシアブラとは？

コシアブラとは「ウコギ科ウコギ属という木の種類に属する植物」です。コシアブラの木の「芽の部分」を食べます。成長すると２０m以上の大木になります。あまり成長し過ぎたコシアブラの木からは採取が出来なくなるので、貴重な山菜なんですよ！

コシアブラの旬は「5月～6月」です。夏に黄緑色の小さな花を沢山付けたのち、若芽が出来上がります。沖縄をのぞく全国に自生しており、雑木林などで多く見られます。

味はほろ苦い中に甘味があります。クセがないことが特徴で、天ぷらにする場合はあく抜きが必要ないほどです。

「山菜の女王」と呼ばれています。コシアブラの新芽は香りが良いことで有名です。この香りが「山菜の女王」と呼ばれている所以です。

木から出る樹脂を絞り、濾したものを漆のように塗料として使用していたそうです。濾した油で「コシアブラ」なんですね！開いたばかりの若葉の色は、透き通るようなとってもキレイな緑色です。葉の表面には油を感じさせるような艶があります。

スポンサードリンク

コシアブラは「香り」が強いことが特徴のため、香りが引き立つような調理が望ましいです。

天ぷらにする場合、「あく抜き」が必要ありません。そのままてんぷら粉つけて揚げるだけで完成します！あくが少ないため、そのままでもOKなんですよ！香りも残り、あく抜きのために水に浸していないので、触感もバッチリ残っています！

画像引用：cookpad

コシアブラは香りが命です。香りを十分に楽しむためにはおひたしがおススメですよ！軽く茹でて、ポン酢をかけて出来上がりです。茹ですぎないようにすると触感も残ってとっても美味しく食べられますよ！

画像引用：cookpad

コシアブラで作る混ぜご飯は、正直めちゃくちゃ美味しいです。香りや味がご飯に強く残るので、醤油は薄めの味付けでOKです。あくが少ないコシアブラですが、混ぜご飯だと少し苦みが残ってしまいます。調理前にコシアブラのあく抜きをしておくと、より一層美味しく食べられますよ！

スポンサードリンク

山菜って自宅で栽培は出来るのでしょうか？コシアブラは20m以上も成長する木のため、鉢植えで育てるのは本来向いていませんが、小さな株を鉢植えで育てることは可能です。しかし、育てた後は庭に植え替えなどが必要となります。

コシアブラの苗・種の植え付け時期は、11月～2月頃が適期です。とはいえ、この期間以外でも植え付けることは可能です。しかし育て始めてから、3年はあまり大きくなりません。また、種まきの場合は、発芽まで2年は時間が必要です。育てようとするとすごく根気のいる植物なんですね…。

植え付け：生育には日当たりや排水が良い場所が適しています。

水やり：根付くまでは水をたくさん必要とするため、たっぷりと水を与えましょう！しっかりと根付けば、その後は水やりの必要はありません。自然に任せましょう！

肥料：植え付け後2～3年は、株作りのため、有機質肥料を与え続ける必要があります。これを怠ると株がしっかりと生育しないので、気を付けましょう！

その後：株作りまで終えれば、お世話はたまに雑草を取ってあげる程度で大丈夫です。3年目以降になると、枝の長さが3mくらいに生育してきます。5～6月頃に若芽が生えてくるので、若芽を採取しましょう！収穫が出来るようになるまで3年は見たほうが良さそうですね。

蛾の幼虫であるヨトウムシやアブラムシが発生することがあります。ヨトウムシはコシアブラの葉っぱを食べていることがあります。割り箸や市販の薬剤を用いて駆除をしましょう。病害はほとんど見られませんので安心してくださいね。

スポンサードリンク

この記事をまとめると

いかがだったでしょうか。コシアブラは育てる上でそこまで手間はかからないとのことですが、収穫が出来るようになるまでは3年前後の年月が必要のようです。すごく根気がいりますね…。

しかし一度根付いてしまえば、何年も美味しい「コシアブラ」が食べられるので、メリットの方が大きいかもしれませんね。やる気と根気がある方は是非試してみて下さいね！

スポンサードリンク