最近は便利な低温調理機が流行っていますが、鍋で”湯煎”してローストビーフを作る時は加熱具合が難しく、失敗もつきものです。しかし、その原因を抑えれば解決方法も見えてきます。そこで今回は、
- ローストビーフ湯煎の失敗原因
- 放置時間が大切!どのくらい?
- 湯煎で失敗した時の再加熱方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ローストビーフの湯煎で失敗!原因は?
ローストビーフは、低めの温度のお湯に入れて加熱する”湯煎”によって調理する料理ですが、湯煎は最後までお肉の状態を確認することができないので失敗も付きものです。切ってみたら中心部が生焼けだった…!なんてこともありますよね。
湯煎で失敗するのには、いくつかの原因があります。下記のポイントを抑えることで失敗率を下げることができるので、是非参考にしてみてください。
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お肉を常温に戻していなかった
ローストビーフ作りでは、 使用する牛肉をあらかじめ常温に戻しておく ことが一般的です。冷蔵庫の温度は5〜6度ですが、常温に戻せばお肉の温度は10度台まで上がります。
調理前のこのお肉のスタート温度がカギで、冷蔵庫から出したばかりのお肉は中まで火が通らず生焼けとなります。
冷蔵庫から出して1〜2時間で常温に戻る!調理前には必ず常温へ
湯煎にかける袋の問題
ローストビーフを湯煎する時はジップロックなどの密閉袋に入れるものですが、 できるだけ真空状態にするのがカギ です。袋の中に空気が入っていると、お湯の熱がお肉に伝わりにくく、中が生焼けとなります。
できるだけ密閉するには、水を入れたボールや鍋の中に入れて封を閉じる方法がオススメです。水圧により空気が入らずピタッとさせることができます。
湯煎時間が足りなかった
ローストビーフ作りで一番重要なのは湯煎時間で、お肉のサイズや調理方法によって異なります。大きなお肉であればより長い時間必要になりますし、鍋で作るのか炊飯器で作るのかによっても時間は変わります。
使うお肉に合った湯煎時間を!
湯煎後すぐに開けてしまった
湯煎作業が終わったらそのまま放置して余熱で火を通します。お湯から出してもお肉が持つ熱が中心部に伝わることにより、中まで火を通す重要な時間です。すぐに袋を開けてしまったり、カットしてしまうと熱が逃げ加熱が不十分となるので注意しましょう。
ローストビーフは放置して余熱で火を通す!
ローストビーフ作りで湯煎時間や湯煎温度と同じくらい大切なのが”湯煎後の放置時間“です。先ほどもお話しましたが、余熱によって火を通すことで中までしっかり加熱させます。
唐揚げなどの揚げ物をする時も、揚げてから少し置いておくことで中まで火を通しますよね。それと同じで、湯煎後はすぐに開封せず放置時間を設けることで生焼けを防ぐことができます。
放置時間はどのくらい?
余熱のための放置時間は、30分〜1時間が目安となっています。余熱による加熱に加え、肉汁を中に閉じ込める効果もあるので必ずこの時間を設けましょう!
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湯煎で失敗した時の再加熱法
湯煎で失敗し生焼けだった時は、再加熱することで対処することができます◎ 生焼けのローストビーフはO157など食中毒の危険性もゼロではないので、必ず別の方法で加熱してから食べるようにしましょう。
オーブンで焼く
再加熱方法1つ目はオーブンで焼く方法です。カットしてみて生焼けだとわかったら、塊のままオーブンに入れます。スライス済みのローストビーフのオーブン加熱は火力が強すぎるため、下記の方法で再加熱します。
電子レンジで加熱する
スライスしたローストビーフを再加熱する時は電子レンジ加熱がオススメです。手軽ですが、長時間レンジにかけると水分が飛んでしまうので加熱温度には注意しましょう。
まとめ
「ローストビーフの湯煎で失敗する原因」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 湯煎で失敗する原因は①お肉を常温に戻していなかった ②袋が密閉できていなかった ③湯煎時間が足りなかった ④余熱温度が足りなかった
- 生焼けは食中毒の危険性もあるので、①オーブン ②電子レンジ で再加熱すること!
ローストビーフは湯煎加減が難しいので1度目は失敗することもありますが、コツを抑えておくことでできるだけ失敗を防ぐことができます。生焼けでも再加熱すれば食べられるので、諦めず試してみてくださいね。
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