皆さんはタコを食べますか?スーパーなどでも売られているため、お好きな方も多いですよね。ですがタコには毒があると言われています。この記事では、
- タコが持つ毒性とは?
- 毒以外に気をつけるポイント
- タコの毒の取り除き方・下処理
- 危険なヒョウモンダコの見分け方
これらのテーマについて紹介いたします。タコがお好きな方や、タコの毒について気になると言う方は是非最後まで読んでいってくださいね。
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目次
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タコの内蔵は毒がある?
タコには毒というイメージがありませんが、タコには毒が含まれていると言われていることがあるんです。結論から言うと、 タコの内臓には毒はありません 。ですが、タコは毒を持っています!タコのどの部分に毒があるのか解説します。
唾液腺
タコのどの部分に毒があるかと言うと唾液腺です、タコの唾液腺にはチラミンとセファロトキシンという毒が含まれています。この毒はタコが獲物を仕留める際に使用されています。
この毒は人にも効果があり、タコに噛まれると痛みや痺れなどが出ます。噛まれるとひどい場合は歯形が残ります。タコに噛まれた場合は病院へ行きましょう。
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タコの毒以外に気をつけたいこと
タコに含まれている毒以外に気をつけたいことはいくつかあります。タコの毒以外に気をつけたいことを紹介します。
吸盤の雑菌
タコの毒以外に気をつけたいのが、吸盤の雑菌です。タコの吸盤は凸凹しているため雑菌がたまりやすいです。タコの吸盤には雑菌が含まれており、 食中毒の危険性があるため食べるのを推奨されていません 。
そのためスーパーなどで売られているタコは吸盤の部分が切り落とされています。もし自分でタコをとってきて処理する場合は、吸盤の部分を切り落とした方が良いでしょう。
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タコの毒を取り除いて食べる方法
タコの唾液腺には毒が含まれていますが、その毒を取り除いて食べる方法を紹介します。自分でタコをとってきて、タコの毒を取り除くと言う方は是非参考にしてくださいね。
下処理
- タコの下処理としてまず最初に内臓を取り除きましょう。
→内臓を食べることはできますが、アニサキスといった寄生虫が寄生していることがあるため、取り除くのをお勧めします。 - タコに塩を振りかけてぬめりをしっかりと取り除きます。
→ぬめりは雑菌の温床でもあるため、ぬめりが取れるまでしっかりと塩を揉み込みましょう。
捌き方
タコの内臓を出した後は、目玉などを包丁で除去します。また場合によってはクチバシも包丁で切り落としましょう。クチバシは切り取らずに茹でる方法はありますが、クチバシをとっておくと後々の処理が楽になります。
タコの茹で方
タコの茹で方としては、鍋に大量の水を入れて塩を少々入れます。塩のみで味付けすることによって、タコ本来がでます。
タコが茹で上がったら、菜箸などで突き刺すようにしてお湯からあげましょう。お湯からあげた後は、氷水に漬けましょう。タコを氷水に入れずに、放置しておくと、足が伸び切ってしまいます。
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ヒョウモンダコの見分け方
タコは毒をもっている品種もあります。ヒョウモンダコというタコは毒に注意が必要です。
ヒョウモンダコの見た目
ヒョウモンダコのも見た目はまだらな模様をしており、普通のタコはマダラな見た目をしていません。マダラな見た目はヒョウモンダコの特徴でもあるため、特徴さえ抑えておけば、ぱっとみてわかるほどです。普段は褐色をしていますが、刺激を受けると青い斑点模様になります。
ヒョウモンダコは毒を持っていて大きいイメージがありますが、体長はおよそ10cmほどと小柄です。
どのくらい危険?
ヒョウモンダコはどのくらい危険なのでしょうか。毒の強さについていまいちイメージできない方も多いと思います。ヒョウモンダコは殺人タコとも言われており、その毒の強さは青酸カリの500倍から1,000倍ほどと言われています。
わずか2〜3mmを摂取しただけで死に至ると言われているため、大変危険なタコです。ヒョウモンダコは噛まれると危険が及ぶだけではなく、食べるのも危険な行為です。ヒョウモンダコを見かけたら近づかないようにしましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- タコが毒を持っているのは内臓ではなく、唾液腺
- タコの毒以外に吸盤の雑菌や寄生虫に注意が必要
- タコを食べる前は下処理をしっかりと行おう
- ヒョウモンダコは非常に強い毒を持っているため見かけたら要注意
この記事ではタコの生態について紹介しました。タコは唾液腺に毒が含まれていたり、内臓に寄生虫が寄生していたりします。そのため、タコをとってきて食べると言う場合は、しっかりとした処理をしましょう。また、ヒョウモンダコは非常に危ないタコのため、見かけたら近づかないようにしてくださいね。
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